建甕槌命(たけみかづちのみこと)

『古事記』に記載のある男性。

オオモノヌシイクタマの孫であるイイカタスミの子。

子に、第10代崇神天皇の頃、祟りを引き起こしたオオモノヌシの子孫として探し出され、その後三輪山でオオモノヌシを祀ることになるオオタタネコがいる。

なお、読み方的には国譲りの英雄タケミカヅチ(建御雷之男神、たけみかづちのをのかみ)と共通しているが、系列的にも同一神、あるいは同一人物とは考えられないか。

【主な登場場面】
オオモノヌシに祟られて急いで慰霊する崇神天皇 そもそもオオモノヌシって…

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