陶津耳命(すえつつみのみこと)

『古事記』に記載のある男性。

オオモノヌシの妻の一人であるイクタマの父。

イクタマが結婚もしないのに妊娠したことを妻とともに訝しみ、毎晩イクタマの寝所に忍んで来る男の正体をイクタマにも命じて探らせた。

その結果、その仕掛けの行く先が三輪山に連なるもので、三輪山の命名譚にもなり、オオモノヌシ=三輪山という図式の成立に寄与することになる。

【主な登場場面】
オオモノヌシに祟られて急いで慰霊する崇神天皇 そもそもオオモノヌシって…

【スエツツミを祀る神社】
大川上美良布神社 - 明治期の社殿は「土佐日光」と称えられ、御神幸「おなばれ」が有名
須部神社 - 奈良初期に恵比寿神を奉斎した若狭ゑびす、西の神・西神社、陶之宮