袁邪本王(おざほのみこ)

『古事記』に記載のある男性皇族。

父は第9代開化天皇の皇子であるヒコイマス、母はその妃の一人であるサホノオオクラミトメ。第二子。

同母兄にサオビコ、同母兄妹にサオビメムロビコがいる。

妹のサオビメは第11代垂仁天皇の皇后になるが、兄のサオビコが反逆、妹もそれに従ったため、兄と妹が反逆者として滅ぼされる。

葛野の別(わけ)、近つ淡海の蚊野の別の祖。

【主な登場場面】
実子に後妻寝取られ反逆される故・神武天皇 直系が奮起して乱を平定

【オザホを祀る神社】
軽野神社(岩倉) - 崇神朝創祀の堅井之大宮、4月20日は宮人祭で曳山と各種神事
軽野神社(蚊野) - 「山城国葛野の別」が近江の蚊野に分住、社前には神饌田残る