平群都久宿禰(へぐりのつくのすくね)

『古事記』に記載のある男性皇族。

父は建内宿禰

平群臣、佐和良臣、馬御樴連らの祖。

『古事記』には記載はないが、後の志毘臣に連なる祖となる。

建内宿禰の子
波多八代
許勢小柄
蘇賀石河 - 子孫にソガノイナメ都塚古墳の被葬者とされる、蘇我稲目)がいる
・平群都久
木角宿禰
クメノマイトヒメ
ノノイロヒメ
カツラギソツヒコ - 仁徳皇后イワノヒメの父、履中妃クロヒメの祖父
若子宿禰

【主な登場場面】
実子に後妻寝取られ反逆される故・神武天皇 直系が奮起して乱を平定

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御馬神社(久安町) - 大若子命の子孫、御馬織連の祖、室町期に稲荷勧請、平成再建

【平群都久を祀る神社】
平群坐紀氏神社 - 紀氏もしくは平群氏の末裔が祖・平群都久を祀った式内名神大社
平群神社(桑名市) - 日本武尊が通過した地、歌に登場する平群山、伝説残す平群池
武雄神社(武雄市) - 夫婦檜や樹齢3000年の大楠、天平の昔から伝わる歩射祭や流鏑馬
佐和良義神社 - 旧沢良宜の地、東奈良遺跡や銅鐸、鋳造工房跡で奉斎される神