【キャラ設定】オオクニヌシが豪放なイメージがある中で、このスクナビコナはその相方として、繊細にして鋭利という感じを出してみました。全く違うタイプの二人だから、国造りがはかどったのかな、と。しかしそれが、アマテラスの突然の発言につながろうとは。
■少名毘古那神(すくなびこなのかみ=スクナビコナ)
オオクニヌシととともに葦原の中つ国において、国造りを行った神。後、常世の国に渡る。常世の国に去った後、今後どのようにして国造りを進めていいか悩んだオオクニヌシの前に、オオモノヌシが現れる、そのきっかけにもなった神と言える。
出雲の美保(みほ=島根県八束群美保関町)の岬近くの海上にガガイモの形をした船に乗って、絹の着物を着た神様がいました。
オオクニヌシとその一行が名前を問うても名乗りません。そんな中、ヒキガエルのタニグクが「クエビコならこの神の名前を知っていると思うよ」という。
このタニグクもよく分からないですが、クエビコとは? 説明によれば、この世界のことならば何でも知っている神とのこと。ただし歩けない。
そこでオオクニヌシ一行がクエビコのもとに行くと、クエビコは案山子(かかし)だった。クエビコは、「その神なら、カミムスヒノカミの子であるスクナビコナじゃな」と言います。
オオクニヌシ一行がカミムスヒノカミの元に行くと、「うん、そう。私の子。オマエの兄弟となって一緒に国造りしなちゃい」ということで、ようやくこの神の身元がはっきりします。
カミムスヒノカミの手の隙間から滴り落ちて生まれた、それほど小さな子という意味で、スクナビコナ。
このカミムスヒノカミ、スサノヲが出雲に来る途中にもオオゲツヒメの話の中で出てきており、オオクニヌシがヤソガミに迫害され死亡した時もその蘇生を手伝ったり、オオクニヌシ編によく出る神ですが、スクナビコナの登場でもやはり顔を出す。
性別のない神とされながら、子どもがいたり、ほかの造化の三神の二柱が男神とされる中で、この神は女神とされたり。
ともかく、オオクニヌシとスクナビコナ、協力して国造りをします。しかしその途中、いきなりスクナビコナは常世の国に去っていきます。
それを嘆いていたオオクニヌシのところに、オオモノヌシが登場してくる、という流れになります。
古事記において、国造りそのものの描写よりも、名前の探索に紙面が割かれるというフシギな神であり、説話。また、その事績もほとんど伝わっておらず、謎に包まれてはいますが、オオクニヌシとは名コンビだったことはほぼ間違いないようです。
また、だいぶ時代が下った神功皇后の歌に、常世の国、造酒というキーワードと紐づいた形でスクナビコナのことが出てきます。
【関連キャラ】
・オオクニヌシ - 国つ神のドンは破天荒な女好き
・カミムスヒノカミ - 国つ神を影から支える神の中の神
・神功皇后 - 三韓征伐の英雄は息子を溺愛する魔性の女?
【関連記事】
・国譲りの前の国造り オオクニヌシ、スクナビコナと協力してまじめに働く
・反乱討伐後の応神天皇 神との名の交換 神功皇后の酒宴でのお出迎え
・磐座神社 - 三輪山数多くの磐座でも特別?国造りのスクナビコナを祀る社殿のない神社
・大神神社 - 崇神天皇の都のすぐ近く、その祟りへの怯えが実感できる日本最古の社
・少彦名神図 - もはや妖精レベルのスクナビコナが軽やかに草の上に立つ
・少彦名神図 - 小さなスクナビコナがより体を縮めてガガイモの船に乗る
・御岳山の噴火:古くからの聖山、頂上にある御嶽神社奥社とは
【一言切り取り】
・スクナビコナ「名前? ふんっ、教えねーよ」
・スクナビコナ「ホント、女のことばかり…」
・スクナビコナ「おっと、行かなくては」
【古事記の神・人辞典】
・スクナビコナ
【関連カテゴリ】
・4.オオクニヌシ
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・ぶっちゃけ古事記のキャラ図鑑の索引

オオクニヌシととともに葦原の中つ国において、国造りを行った神。後、常世の国に渡る。常世の国に去った後、今後どのようにして国造りを進めていいか悩んだオオクニヌシの前に、オオモノヌシが現れる、そのきっかけにもなった神と言える。
出雲の美保(みほ=島根県八束群美保関町)の岬近くの海上にガガイモの形をした船に乗って、絹の着物を着た神様がいました。
オオクニヌシとその一行が名前を問うても名乗りません。そんな中、ヒキガエルのタニグクが「クエビコならこの神の名前を知っていると思うよ」という。
このタニグクもよく分からないですが、クエビコとは? 説明によれば、この世界のことならば何でも知っている神とのこと。ただし歩けない。
そこでオオクニヌシ一行がクエビコのもとに行くと、クエビコは案山子(かかし)だった。クエビコは、「その神なら、カミムスヒノカミの子であるスクナビコナじゃな」と言います。
オオクニヌシ一行がカミムスヒノカミの元に行くと、「うん、そう。私の子。オマエの兄弟となって一緒に国造りしなちゃい」ということで、ようやくこの神の身元がはっきりします。
カミムスヒノカミの手の隙間から滴り落ちて生まれた、それほど小さな子という意味で、スクナビコナ。
このカミムスヒノカミ、スサノヲが出雲に来る途中にもオオゲツヒメの話の中で出てきており、オオクニヌシがヤソガミに迫害され死亡した時もその蘇生を手伝ったり、オオクニヌシ編によく出る神ですが、スクナビコナの登場でもやはり顔を出す。
性別のない神とされながら、子どもがいたり、ほかの造化の三神の二柱が男神とされる中で、この神は女神とされたり。
ともかく、オオクニヌシとスクナビコナ、協力して国造りをします。しかしその途中、いきなりスクナビコナは常世の国に去っていきます。
それを嘆いていたオオクニヌシのところに、オオモノヌシが登場してくる、という流れになります。
古事記において、国造りそのものの描写よりも、名前の探索に紙面が割かれるというフシギな神であり、説話。また、その事績もほとんど伝わっておらず、謎に包まれてはいますが、オオクニヌシとは名コンビだったことはほぼ間違いないようです。
また、だいぶ時代が下った神功皇后の歌に、常世の国、造酒というキーワードと紐づいた形でスクナビコナのことが出てきます。
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・オオクニヌシ - 国つ神のドンは破天荒な女好き
・カミムスヒノカミ - 国つ神を影から支える神の中の神
・神功皇后 - 三韓征伐の英雄は息子を溺愛する魔性の女?
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・大神神社 - 崇神天皇の都のすぐ近く、その祟りへの怯えが実感できる日本最古の社
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・少彦名神図 - 小さなスクナビコナがより体を縮めてガガイモの船に乗る
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【一言切り取り】
・スクナビコナ「名前? ふんっ、教えねーよ」
・スクナビコナ「ホント、女のことばかり…」
・スクナビコナ「おっと、行かなくては」
【古事記の神・人辞典】
・スクナビコナ
【関連カテゴリ】
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