【キャラ設定】ヤマトタケル説話にしか出てこないものの、そこでの登場は印象的で、甥っ子のヤマトタケルを温かい目で見守る、懐の深い姫、というイメージ。
■倭比売命(やまとひめのみこと=ヤマトヒメ)
皇后サオビメの物語の主人公であり、ブサイクと言って傷心させて悲劇の女性マトノを生んでしまった第十一代垂仁天皇、その第四皇女。
母はサオビメの後を継いで立后された比婆須比売命(ひばすひめのみこと)。つまりマトノの姉にあたります。
古事記では、垂仁天皇の項に、伊勢の地を祀ったとあり、斎宮の直接の起源とされる方です。
何より古事記では、英雄ヤマトタケルの叔母として登場してきます。
ヤマトタケルが父である景行天皇に恐れられて、熊襲征伐を命じられた際、ヤマトタケルが叔母のヤマトヒメから衣装を借り受けるシーンが描かれています。
結局、この衣装は熊襲健の暗殺の際に、ヤマトタケルが日本史上初の男の娘になる時の変装道具になってきます。
次に出てくるのは、ヤマトタケルがやはり父である景行天皇から命じられた東国遠征にて。都から出発して伊勢の地に着いたヤマトタケルは、参拝後、叔母であるヤマトヒメに相談、というか泣きつきます。
ヤマトタケル「叔母ちゃーん、親父はオレに早く死んでもらいたいのかな~、熊襲健や出雲健を平定して戻ったら、ろくに兵士も与えられないですぐに東の平定に行かされてさ~」
景行天皇の意向は、まさにヤマトタケルが看破した通りだったと思われますが、叔母のヤマトヒメ、可愛い甥っ子のためにフシギ袋と草薙の剣を授けます。
これらのひみつ道具が、ヤマトタケルの東国遠征において、絶体絶命のピンチを救うことになるので、ヤマトヒメはヤマトタケルの命の恩人にもなるわけです。
古事記での登場はここまで。叔母として、父に疎まれるヤマトタケルを不憫に思い、陰ながら甥っ子を応援する懐深い姫、そんなイメージがあるのがヤマトヒメです。
草薙の剣はヤマトタケルの代名詞の一つにもなりましたが、そもそもそれを授けた方であり、ヤマトタケル説話では欠かすことのできない脇役。
この草薙の剣を油断から置いて出かけた伊吹山の神退治で痛い目を見たヤマトタケルは、それが原因で亡くなるわけですが、このことから考えても、ヤマトタケルの生涯を通じて影響力を及ぼした方、とも言えそうです。
【関連キャラ】
・ヤマトタケル - はっちゃけ皇子の英雄譚、最期は?
・景行天皇 - 息子ヤマトタケルを恐れるも、子だくさん
・垂仁天皇 - 皇后をNTRされ、救われない姫を誕生させる
・サオ - 垂仁皇后、義兄にNTRされて激怒する天皇
・マトノ - 垂仁天皇にブサイクと言われ自殺未遂
・オオウス - 天皇が召した美人姉妹を横領 悲惨な最期
・熊襲建 - 男の娘の色香に迷って暗殺された豪勇の兄弟
・相模国造 - ヤマトタケルを騙し討ち、でも返り討ち
【関連記事】
・景行天皇「熊襲、殺っちゃって」 ヤマトタケルが日本史上初の男の娘で暗殺成功
・父に疎まれるヤマトタケルが東国へ 相模で危機一髪 叔母ちゃんに助けられる
・倭比売命(下絵) - ヤマトタケルの心強い味方ヤマトヒメが草薙の剣を贈呈する
・国史跡・斎宮跡の復元工事が順調 古代の工具、工法用いて2015年7月の完成を目指す
・東京大神宮、お伊勢さんと造化の三神を祀る良縁と、縁結びの神社 - 東京・千代田
【一言切り取り】
・ヤマトヒメ「えっ? あっ、なる。男の娘!」
・ヤマトヒメ「この子、かわいっ!」
・ヤマトヒメ「これとこれ、あげるっ、ガンバッ!」
【古事記の神・人辞典】
・ヤマトヒメ - 陵墓情報なども
【関連カテゴリ】
・11.ヤマトタケル
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・ぶっちゃけ古事記のキャラ図鑑の索引

皇后サオビメの物語の主人公であり、ブサイクと言って傷心させて悲劇の女性マトノを生んでしまった第十一代垂仁天皇、その第四皇女。
母はサオビメの後を継いで立后された比婆須比売命(ひばすひめのみこと)。つまりマトノの姉にあたります。
古事記では、垂仁天皇の項に、伊勢の地を祀ったとあり、斎宮の直接の起源とされる方です。
何より古事記では、英雄ヤマトタケルの叔母として登場してきます。
ヤマトタケルが父である景行天皇に恐れられて、熊襲征伐を命じられた際、ヤマトタケルが叔母のヤマトヒメから衣装を借り受けるシーンが描かれています。
結局、この衣装は熊襲健の暗殺の際に、ヤマトタケルが日本史上初の男の娘になる時の変装道具になってきます。
次に出てくるのは、ヤマトタケルがやはり父である景行天皇から命じられた東国遠征にて。都から出発して伊勢の地に着いたヤマトタケルは、参拝後、叔母であるヤマトヒメに相談、というか泣きつきます。
ヤマトタケル「叔母ちゃーん、親父はオレに早く死んでもらいたいのかな~、熊襲健や出雲健を平定して戻ったら、ろくに兵士も与えられないですぐに東の平定に行かされてさ~」
景行天皇の意向は、まさにヤマトタケルが看破した通りだったと思われますが、叔母のヤマトヒメ、可愛い甥っ子のためにフシギ袋と草薙の剣を授けます。
これらのひみつ道具が、ヤマトタケルの東国遠征において、絶体絶命のピンチを救うことになるので、ヤマトヒメはヤマトタケルの命の恩人にもなるわけです。
古事記での登場はここまで。叔母として、父に疎まれるヤマトタケルを不憫に思い、陰ながら甥っ子を応援する懐深い姫、そんなイメージがあるのがヤマトヒメです。
草薙の剣はヤマトタケルの代名詞の一つにもなりましたが、そもそもそれを授けた方であり、ヤマトタケル説話では欠かすことのできない脇役。
この草薙の剣を油断から置いて出かけた伊吹山の神退治で痛い目を見たヤマトタケルは、それが原因で亡くなるわけですが、このことから考えても、ヤマトタケルの生涯を通じて影響力を及ぼした方、とも言えそうです。
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・マトノ - 垂仁天皇にブサイクと言われ自殺未遂
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・相模国造 - ヤマトタケルを騙し討ち、でも返り討ち
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・ヤマトヒメ「えっ? あっ、なる。男の娘!」
・ヤマトヒメ「この子、かわいっ!」
・ヤマトヒメ「これとこれ、あげるっ、ガンバッ!」
【古事記の神・人辞典】
・ヤマトヒメ - 陵墓情報なども
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