天津日高日子波限建鵜草葺不合命(あまつひこひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)
『古事記』に記載のある男神。
天孫ニニギとサクヤの三人の中の末弟で、竜宮城を訪れた山幸彦と、竜宮城の姫で、ワタツミの娘であるトヨタマの子。
竜宮城で仕込んで、その後陸に戻ってきていた山幸彦の元に、妊娠したトヨタマが、陸にやって来て「デキちゃったから、陸で産むわ。でも覗かないでね」と言い、もちろん覗いてしまった山幸彦。そうしたらトヨタマ、ワニの姿でお産の最中。恐くなった山幸彦は逃走。
無事出産したものの、正体を見られた恥ずかしさや怒りから、トヨタマは竜宮城への道を塞ぎつつ、竜宮城に帰って行ってしまう。
二人の子ウガヤフキアエズはトヨタマの妹であるタマヨリが養育することに。母はワニ、母の妹もおそらくは、何か、のはず。
長じてウガヤフキアエズは養母タマヨリと、叔母と甥っ子の結婚をする。この夫婦に生まれたのが、イツセ、イナヒ、ミケヌ、ワカミケヌの四兄弟。
このうち、イナヒは母タマヨリのいる海原、つまり竜宮城に行く。
ミケヌは常世の国に行く。
ワカミケヌが後に初代神武天皇となる。イツセは神武天皇を補佐して、東遷に旅立つが、その途上戦いで得た傷がもとで亡くなる。
ウガヤフキアエズ自身は様々な説はあるが、『古事記』において、個人としての事績はほとんど記述されていない。天孫ニニギ、山幸彦から、神武天皇に連なる系譜の接着剤的な役割として、『古事記』には登場してくる。
『古事記』に陵の記載はないが、宮内庁により吾平山上陵古墳(鹿児島県・鹿屋市)が「吾平山上陵」として治定されている。別に、宮崎県日南市の鵜戸神宮近くの速日峯山上も伝説地と定められ、現在、「鵜戸陵墓参考地(うどりょうぼさんこうち)」に定められている。
いわゆる地神五代の五番目であり最後で、初代神武天皇の父であり、現在まで連なる皇室の祖(天皇家の系譜)。
【主な登場場面】
・竜宮城の嫁が陸に上がって出産、その時、夫は? 山幸彦、父になる
・神武天皇に連なる系譜 イザナギ・アマテラスから個性豊かすぎる家系を振り返る
【関連記事】
・ご利益ごとに見る日本の神々 - 健康長寿、金運、開運、出世、交渉、良縁・縁結びなど
・[御祭神がウガヤフキアエズ]初詣で人気の神社、その人出は? - 初詣の人出ランキング
・『倭姫命世紀』(2) - 山幸彦の君臨から、神武天皇の即位と東遷、橿原宮建立まで
【ウガヤフキアエズを祀る神社】
・鵜戸神宮 - 初代神武天皇の父ウガヤフキアエズ誕生の地、境内にはその陵墓も
・霧島神宮 - 高千穂峰の南側に鎮座する、天孫降臨・ニニギを主祭神とする古社
・宮崎神宮 - 初代神武天皇が東遷前に宮を営んだ地、神武天皇をお祀りする古社
・日根神社 - 日本唯一の枕・寝床の守護神、「まくら祭り」で有名な良縁・安産の古社
・海神神社 - 対馬市にある複数の式内社の論社、神功皇后ゆかり、のち祭神はトヨタマに
・玉前神社 - 御祭神タマヨリがウガヤフキアエズを養育、結婚した伝承残す上総国一宮
・菅生石部神社 - 加賀国二宮、御祭神は山幸彦・トヨタマ・ウガヤフキアエズの親子
・潮神社・賽神社 - 「湯前潮おっぱい祭り」で知られるオッパイの聖地 男根神社も
・木嶋坐天照御魂神社 - 「蚕の社」として知られる祈雨の神、京都三鳥居の珍しい鳥居も
・熊野本宮大社 - 熊野三山の一つ、「神を父に仏を母に」に祀る「人生甦りの地」
・熊野速玉大社 - 「結婚の儀」を定めたイザナギ・イザナミが鎮まる「甦りの旅」
・熊野那智大社 - 命の根源たる水が豊富な「那智大瀧」を仰ぐ信仰、熊野三山の一つ
・二宮神社(茂原市) - 500年続く粥と弓矢の神事、秋には出雲へ旅立つ神事も
・石園座多久虫玉神社 - 第3代安寧天皇の皇居跡に鎮座する古社、通称「竜王宮」の御祭神は?
・知立神社 - 三河国二宮、東海道三社の一つ、5月の知立まつり、花しょうぶ祭が有名
・闘鶏神社 - 熊野三山の全ての御祭神を祀る別宮的な存在、湛増と弁慶ゆかりの勝負の神
・高野神社(津山市二宮) - 534年に社殿が創建された美作国二宮、現社殿も江戸初期の再建
・高野神社(津山市高野本郷) - 式内・当地開拓神、中世には八幡神を合祀して八幡宮に
・高千穂神社 - 「高千穂の夜神楽」で有名な高千穂八十八社の総社、日向三代などを祀る
・狭野神社 - 第5代孝昭天皇の時代に、神武天皇生誕の地で創建された、パワースポット
・美作総社宮 - 本殿は1562年に毛利元就が再建、藩主森・松平氏の崇敬厚い美作三大社
・紫尾神社(出水市) - 江戸期の勧請、薩摩藩主島津氏の崇敬、兵六踊りや田の神舞など
・伊富岐神社 - 美濃国二宮は伊吹山を背負う伊吹山の神、大杉で有名だが、伊吹山と言えば
・玉崎神社(いすみ市) - 物部氏が房総に上陸して創建した古社で、上総十二社の一社
・住吉神社(鴨居瀬) - 鶏知の元宮? リアス式海岸のど真ん中に鎮座する対馬住吉の元祖
・紫尾神社(さつま町) - 紫尾山山頂の「上宮」に対する「下宮」、修験道の聖地の一つ
・宇波西神社 - 若狭国一宮と二宮の御子神で皇父を祀る、日向からの移住伝承と、王の舞
・住吉神社(鶏知) - 鴨居瀬の住吉を勧請した、対馬の中心地として栄えた地に鎮座する
・霧島岑神社 - 霧島六社権現の中心として栄える霧島信仰の核、日向三代とその后神を祀る
・東霧島神社 - イザナミの死にイザナギが流した涙が固まった神石や大クスが有名な古社
・霧島東神社 - 高千穂峰の山頂「天之逆鉾」が社宝、祓川神楽が伝わる崇神朝の創建の古社
・神洗神社 - 上総十二社祭の綱田玉前神社は神洗池がある上総国一宮玉前神社の末社で元宮
・鵜羽神社(睦沢町) - 9月13日の上総十二社祭に先行して御漱祭・十日祭お迎え祭を斎行
・生目神社(宮崎市) - 「日本一社」の眼病に霊験あらたかな神、黄心樹・楠・銀杏など
・昊天宮 - 肥前国彼杵郡・大村藩総鎮守、7月には祇園祭・夏越祭、10月にはおくんち大祭
・西野神社 - 札幌市西区の西野・平和・福井の氏神、オススメパワースポットに認定される
・宮浦宮 - 神武天皇のお手植え後継の樹齢1000年を超す夫婦銀杏が有名、鹿児島大隅の式内社
・東大社 - 京を恐慌させた大津波を鎮めるための20年ごとの銚子式年神幸祭が900年続く古社
・雷神社(糸島市) - 垂仁天皇が敵国降伏の神として創建、雨乞いの神としても知られる古社
・佐羅早松神社(白山市) - 平安期に加賀の国衙を強訴で追放した安元事件の神輿、白山七社
・宇奈岐日女神社 - 湯布院町、蹴裂伝説や「速津媛」の伝承、境外末社に樹齢1000年の大杉
・和布刈神社 - 奈良朝からの和布刈神事が伝わる、関門海峡近くに鎮座、武将・領主の崇敬社
・林神社(明石市) - 赤石に顕現した海神を祀る、羽柴秀吉も観覧、地名由来・雨乞いの社
・熊野神社(倉敷市林) - 役小角が紀州本宮を勧請した「日本第一」、室町期の本殿が現存
・大虫神社(越前市) - 南越地方の平定・開拓、イナゴ退散の神、大正期の石造「眼鏡橋」
・日岡神社 - 「加古」の発祥、景行皇后が日本武尊を出産する際に祈願を行った安産の神
・引宮神社 - 井上村藤田の地、地元の人が讃岐国式内社と伝承する、天野神社の境外末社
・浪分神社(仙台市若林区) - 多くの津波伝承残す、津波が当社地までは達しない神社
・鵜戸神社(鹿屋市) - 奈良期に六所大権現、鎌倉期に勅使下向、薩摩藩主が社殿を造営
・多久頭魂神社 - 境内社含め神功皇后の三韓征伐の伝承が多く残る対馬の古社、天道信仰
・鵜川神社(宮場町) - 神代に鎮座、平安期に筥崎宮を勧請、琵琶島城主宇佐美氏の崇敬
・宇閇神社(栗熊西) - 「隅」「栗」「鵜」「足」にちなむ、武殻王・神櫛別命の裔が創建
・鮭神社(嘉麻市) - 奈良時代の創建、12月13日に日本で唯一鮭を神使として祀る献鮭祭
・産宮神社(糸島市) - 奈留多姫が第2代綏靖天皇を安産、神功皇后以来の「百手の的射」
・莫越山神社(沓見) - 奈良時代から伝わる神酒醸造神事と、江戸期からの猿田彦の舞神事
・宇原神社 - 福岡苅田町、三角縁神獣鏡と、9月から10月には室町以来の「かんだ山笠」
・和多都美御子神社 - 明治期に式内社名に変更、式内由緒のない、道真を祀る天神・天満宮
・伊努神社(出雲市) - 式内四社を合祀、『出雲国風土記』に7社記載の伊農・伊努両郷の神
・高見神社 - 北九州市、神功皇后が創祀、明治の官営八幡製鐵所ゆかり「ものづくりの神」
・走田神社(亀岡市) - 乳の出がよくなる清水、馬が走って田を潤す、人を噛まないマムシ
・子安神社(館山市) - 奈良時代の創建、安産の神、一時期は湊神社とも、安房国司祭参加
・神南備神社 - 北に京都市内を一望、標高221メートルの甘南備山山頂、一休も登拝
・胸形神社(鹿沼市) - 六つの奇跡の井戸を奉斎、女体権現とも、式内「村桧神社」論社
・一須何神社 - 一須賀古墳群、蘇我石川朝臣の根拠地にその祖を奉斎、10月だんじり
・大斎原 - 熊野本宮大社の旧地、中四社・下四社と式内論社の境内社、大鳥居
・仲村神社(東大阪市) - 仲村連の祖、天児屋根命の父、疱瘡治癒、川瀬の祓いの風習
・阪合神社 - 坂合部連が祖神を奉斎、明治期に矢作神社に合祀も、昭和に復興
・辰水神社 - 「ジャンボ干支」美里龍神太鼓が有名、式内・船山神社などを合祀
・加知彌神社 - 飯田の森鎮座の勝宿大明神、武将の崇敬、特殊神事「小忌祭おいみ」
・染羽天石勝神社 - 春日族が岩神を奉斎、瀧蔵権現、桃山時代の本殿が重要文化財
・鸕鷀神社(舞鶴市) - 円満寺村の氏神から田辺城の守護神へ、マムシ除けの神砂
・十二所神社(横須賀市) - 平安期からの十二天、芦名城の鎮守、源頼朝が安産祈願
・大御神社 - 日本一のさざれ石群、登り龍とドラゴンボール、ラグビー日本代表
・宇母理比古神社 - 御祭神は鵜鷲守神、鵜草葺不合命のことか、敏達皇女か、簡素な社
・榎原神社 - 江戸前期に鵜戸神宮を勧請、飫肥の御両社、境内摂社に桜井神社
・小雀町五霊社 - 南北朝末期に創建、旧地は元五霊、9月中旬例祭で神輿渡御
・河阿神社 - 人身御供の伝説、水の神、8月14日に佐伯郷灯籠祭、1月に宮の党
・池立神社 - 三河知立神社を勧請、もとは松平家の邸内社、昭和に町会に譲渡
・知波夜比古神社(高杉町) - 毛利元就が攻め落とした城址、元就自身が再建の本殿
・五所神社(湯河原町) - 飛鳥朝の創立、上下の崇敬、樹齢850年の楠・イチョウ
・北桑名神社 - もとは三崎神明社、神宮お蔭参り、式内二社などを合祀して改称
・津之宮神社 - 国府に近い港の神、神坂津宮大明神、式内・津神社か国津神社か
・津神社(壱岐市) - 縁結び・子授かり・安産、皇祖夫婦と初代天皇、4月に牛祭り
・飯野神社(北長太旭町) - 土の宮、相殿の天王社による長太天王祭、10月鯨船行事
・阿志神社 - 渥美半島・芦ヶ池の北、阿智使主の裔、江戸期に復興、瓦に神代文字
・奈古神社 - 瓊々杵尊の降臨地、成務朝に合祀、春神楽の舞と三千日垢離成就塔
・針名神社 - 尾張氏の祖神、尾治針名根連命を祀る、毎年海の日に末社の天王祭
・常神社 - 書紀記載の逸話、御神島に降臨した神、氣比神宮奥宮の常宮と関連
・荒武神社(都城市) - 平安期の霧島山大噴火で頂上の逆鉾が飛来した地、荒嶽権現
・臼谷八幡宮 - 往昔は藪波里と呼ばれた地、式内・荊波神社とも、社殿後方に大杉
・鵜甘神社(南越前町) - 飛鳥期に近江坂本を勧請した杣山郷13ヶ村の総社、王の面
・石田神社(鯖江市) - 神武天皇に仕えた石田彦が下賜された玉串を奉安して創祀
・敷山神社(鯖江市) - 霊光の由緒を引き継ぐおこない、境内に天井絵の漆器神社
【主な御神徳(ご利益)】
夫婦和合、安産、家内安全、農業・漁業の神、五穀豊穣
『古事記』に記載のある男神。
天孫ニニギとサクヤの三人の中の末弟で、竜宮城を訪れた山幸彦と、竜宮城の姫で、ワタツミの娘であるトヨタマの子。
竜宮城で仕込んで、その後陸に戻ってきていた山幸彦の元に、妊娠したトヨタマが、陸にやって来て「デキちゃったから、陸で産むわ。でも覗かないでね」と言い、もちろん覗いてしまった山幸彦。そうしたらトヨタマ、ワニの姿でお産の最中。恐くなった山幸彦は逃走。
無事出産したものの、正体を見られた恥ずかしさや怒りから、トヨタマは竜宮城への道を塞ぎつつ、竜宮城に帰って行ってしまう。
二人の子ウガヤフキアエズはトヨタマの妹であるタマヨリが養育することに。母はワニ、母の妹もおそらくは、何か、のはず。
長じてウガヤフキアエズは養母タマヨリと、叔母と甥っ子の結婚をする。この夫婦に生まれたのが、イツセ、イナヒ、ミケヌ、ワカミケヌの四兄弟。
このうち、イナヒは母タマヨリのいる海原、つまり竜宮城に行く。
ミケヌは常世の国に行く。
ワカミケヌが後に初代神武天皇となる。イツセは神武天皇を補佐して、東遷に旅立つが、その途上戦いで得た傷がもとで亡くなる。
ウガヤフキアエズ自身は様々な説はあるが、『古事記』において、個人としての事績はほとんど記述されていない。天孫ニニギ、山幸彦から、神武天皇に連なる系譜の接着剤的な役割として、『古事記』には登場してくる。
『古事記』に陵の記載はないが、宮内庁により吾平山上陵古墳(鹿児島県・鹿屋市)が「吾平山上陵」として治定されている。別に、宮崎県日南市の鵜戸神宮近くの速日峯山上も伝説地と定められ、現在、「鵜戸陵墓参考地(うどりょうぼさんこうち)」に定められている。
いわゆる地神五代の五番目であり最後で、初代神武天皇の父であり、現在まで連なる皇室の祖(天皇家の系譜)。
【主な登場場面】
・竜宮城の嫁が陸に上がって出産、その時、夫は? 山幸彦、父になる
・神武天皇に連なる系譜 イザナギ・アマテラスから個性豊かすぎる家系を振り返る
【関連記事】
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・『倭姫命世紀』(2) - 山幸彦の君臨から、神武天皇の即位と東遷、橿原宮建立まで
【ウガヤフキアエズを祀る神社】
・鵜戸神宮 - 初代神武天皇の父ウガヤフキアエズ誕生の地、境内にはその陵墓も
・霧島神宮 - 高千穂峰の南側に鎮座する、天孫降臨・ニニギを主祭神とする古社
・宮崎神宮 - 初代神武天皇が東遷前に宮を営んだ地、神武天皇をお祀りする古社
・日根神社 - 日本唯一の枕・寝床の守護神、「まくら祭り」で有名な良縁・安産の古社
・海神神社 - 対馬市にある複数の式内社の論社、神功皇后ゆかり、のち祭神はトヨタマに
・玉前神社 - 御祭神タマヨリがウガヤフキアエズを養育、結婚した伝承残す上総国一宮
・菅生石部神社 - 加賀国二宮、御祭神は山幸彦・トヨタマ・ウガヤフキアエズの親子
・潮神社・賽神社 - 「湯前潮おっぱい祭り」で知られるオッパイの聖地 男根神社も
・木嶋坐天照御魂神社 - 「蚕の社」として知られる祈雨の神、京都三鳥居の珍しい鳥居も
・熊野本宮大社 - 熊野三山の一つ、「神を父に仏を母に」に祀る「人生甦りの地」
・熊野速玉大社 - 「結婚の儀」を定めたイザナギ・イザナミが鎮まる「甦りの旅」
・熊野那智大社 - 命の根源たる水が豊富な「那智大瀧」を仰ぐ信仰、熊野三山の一つ
・二宮神社(茂原市) - 500年続く粥と弓矢の神事、秋には出雲へ旅立つ神事も
・石園座多久虫玉神社 - 第3代安寧天皇の皇居跡に鎮座する古社、通称「竜王宮」の御祭神は?
・知立神社 - 三河国二宮、東海道三社の一つ、5月の知立まつり、花しょうぶ祭が有名
・闘鶏神社 - 熊野三山の全ての御祭神を祀る別宮的な存在、湛増と弁慶ゆかりの勝負の神
・高野神社(津山市二宮) - 534年に社殿が創建された美作国二宮、現社殿も江戸初期の再建
・高野神社(津山市高野本郷) - 式内・当地開拓神、中世には八幡神を合祀して八幡宮に
・高千穂神社 - 「高千穂の夜神楽」で有名な高千穂八十八社の総社、日向三代などを祀る
・狭野神社 - 第5代孝昭天皇の時代に、神武天皇生誕の地で創建された、パワースポット
・美作総社宮 - 本殿は1562年に毛利元就が再建、藩主森・松平氏の崇敬厚い美作三大社
・紫尾神社(出水市) - 江戸期の勧請、薩摩藩主島津氏の崇敬、兵六踊りや田の神舞など
・伊富岐神社 - 美濃国二宮は伊吹山を背負う伊吹山の神、大杉で有名だが、伊吹山と言えば
・玉崎神社(いすみ市) - 物部氏が房総に上陸して創建した古社で、上総十二社の一社
・住吉神社(鴨居瀬) - 鶏知の元宮? リアス式海岸のど真ん中に鎮座する対馬住吉の元祖
・紫尾神社(さつま町) - 紫尾山山頂の「上宮」に対する「下宮」、修験道の聖地の一つ
・宇波西神社 - 若狭国一宮と二宮の御子神で皇父を祀る、日向からの移住伝承と、王の舞
・住吉神社(鶏知) - 鴨居瀬の住吉を勧請した、対馬の中心地として栄えた地に鎮座する
・霧島岑神社 - 霧島六社権現の中心として栄える霧島信仰の核、日向三代とその后神を祀る
・東霧島神社 - イザナミの死にイザナギが流した涙が固まった神石や大クスが有名な古社
・霧島東神社 - 高千穂峰の山頂「天之逆鉾」が社宝、祓川神楽が伝わる崇神朝の創建の古社
・神洗神社 - 上総十二社祭の綱田玉前神社は神洗池がある上総国一宮玉前神社の末社で元宮
・鵜羽神社(睦沢町) - 9月13日の上総十二社祭に先行して御漱祭・十日祭お迎え祭を斎行
・生目神社(宮崎市) - 「日本一社」の眼病に霊験あらたかな神、黄心樹・楠・銀杏など
・昊天宮 - 肥前国彼杵郡・大村藩総鎮守、7月には祇園祭・夏越祭、10月にはおくんち大祭
・西野神社 - 札幌市西区の西野・平和・福井の氏神、オススメパワースポットに認定される
・宮浦宮 - 神武天皇のお手植え後継の樹齢1000年を超す夫婦銀杏が有名、鹿児島大隅の式内社
・東大社 - 京を恐慌させた大津波を鎮めるための20年ごとの銚子式年神幸祭が900年続く古社
・雷神社(糸島市) - 垂仁天皇が敵国降伏の神として創建、雨乞いの神としても知られる古社
・佐羅早松神社(白山市) - 平安期に加賀の国衙を強訴で追放した安元事件の神輿、白山七社
・宇奈岐日女神社 - 湯布院町、蹴裂伝説や「速津媛」の伝承、境外末社に樹齢1000年の大杉
・和布刈神社 - 奈良朝からの和布刈神事が伝わる、関門海峡近くに鎮座、武将・領主の崇敬社
・林神社(明石市) - 赤石に顕現した海神を祀る、羽柴秀吉も観覧、地名由来・雨乞いの社
・熊野神社(倉敷市林) - 役小角が紀州本宮を勧請した「日本第一」、室町期の本殿が現存
・大虫神社(越前市) - 南越地方の平定・開拓、イナゴ退散の神、大正期の石造「眼鏡橋」
・日岡神社 - 「加古」の発祥、景行皇后が日本武尊を出産する際に祈願を行った安産の神
・引宮神社 - 井上村藤田の地、地元の人が讃岐国式内社と伝承する、天野神社の境外末社
・浪分神社(仙台市若林区) - 多くの津波伝承残す、津波が当社地までは達しない神社
・鵜戸神社(鹿屋市) - 奈良期に六所大権現、鎌倉期に勅使下向、薩摩藩主が社殿を造営
・多久頭魂神社 - 境内社含め神功皇后の三韓征伐の伝承が多く残る対馬の古社、天道信仰
・鵜川神社(宮場町) - 神代に鎮座、平安期に筥崎宮を勧請、琵琶島城主宇佐美氏の崇敬
・宇閇神社(栗熊西) - 「隅」「栗」「鵜」「足」にちなむ、武殻王・神櫛別命の裔が創建
・鮭神社(嘉麻市) - 奈良時代の創建、12月13日に日本で唯一鮭を神使として祀る献鮭祭
・産宮神社(糸島市) - 奈留多姫が第2代綏靖天皇を安産、神功皇后以来の「百手の的射」
・莫越山神社(沓見) - 奈良時代から伝わる神酒醸造神事と、江戸期からの猿田彦の舞神事
・宇原神社 - 福岡苅田町、三角縁神獣鏡と、9月から10月には室町以来の「かんだ山笠」
・和多都美御子神社 - 明治期に式内社名に変更、式内由緒のない、道真を祀る天神・天満宮
・伊努神社(出雲市) - 式内四社を合祀、『出雲国風土記』に7社記載の伊農・伊努両郷の神
・高見神社 - 北九州市、神功皇后が創祀、明治の官営八幡製鐵所ゆかり「ものづくりの神」
・走田神社(亀岡市) - 乳の出がよくなる清水、馬が走って田を潤す、人を噛まないマムシ
・子安神社(館山市) - 奈良時代の創建、安産の神、一時期は湊神社とも、安房国司祭参加
・神南備神社 - 北に京都市内を一望、標高221メートルの甘南備山山頂、一休も登拝
・胸形神社(鹿沼市) - 六つの奇跡の井戸を奉斎、女体権現とも、式内「村桧神社」論社
・一須何神社 - 一須賀古墳群、蘇我石川朝臣の根拠地にその祖を奉斎、10月だんじり
・大斎原 - 熊野本宮大社の旧地、中四社・下四社と式内論社の境内社、大鳥居
・仲村神社(東大阪市) - 仲村連の祖、天児屋根命の父、疱瘡治癒、川瀬の祓いの風習
・阪合神社 - 坂合部連が祖神を奉斎、明治期に矢作神社に合祀も、昭和に復興
・辰水神社 - 「ジャンボ干支」美里龍神太鼓が有名、式内・船山神社などを合祀
・加知彌神社 - 飯田の森鎮座の勝宿大明神、武将の崇敬、特殊神事「小忌祭おいみ」
・染羽天石勝神社 - 春日族が岩神を奉斎、瀧蔵権現、桃山時代の本殿が重要文化財
・鸕鷀神社(舞鶴市) - 円満寺村の氏神から田辺城の守護神へ、マムシ除けの神砂
・十二所神社(横須賀市) - 平安期からの十二天、芦名城の鎮守、源頼朝が安産祈願
・大御神社 - 日本一のさざれ石群、登り龍とドラゴンボール、ラグビー日本代表
・宇母理比古神社 - 御祭神は鵜鷲守神、鵜草葺不合命のことか、敏達皇女か、簡素な社
・榎原神社 - 江戸前期に鵜戸神宮を勧請、飫肥の御両社、境内摂社に桜井神社
・小雀町五霊社 - 南北朝末期に創建、旧地は元五霊、9月中旬例祭で神輿渡御
・河阿神社 - 人身御供の伝説、水の神、8月14日に佐伯郷灯籠祭、1月に宮の党
・池立神社 - 三河知立神社を勧請、もとは松平家の邸内社、昭和に町会に譲渡
・知波夜比古神社(高杉町) - 毛利元就が攻め落とした城址、元就自身が再建の本殿
・五所神社(湯河原町) - 飛鳥朝の創立、上下の崇敬、樹齢850年の楠・イチョウ
・北桑名神社 - もとは三崎神明社、神宮お蔭参り、式内二社などを合祀して改称
・津之宮神社 - 国府に近い港の神、神坂津宮大明神、式内・津神社か国津神社か
・津神社(壱岐市) - 縁結び・子授かり・安産、皇祖夫婦と初代天皇、4月に牛祭り
・飯野神社(北長太旭町) - 土の宮、相殿の天王社による長太天王祭、10月鯨船行事
・阿志神社 - 渥美半島・芦ヶ池の北、阿智使主の裔、江戸期に復興、瓦に神代文字
・奈古神社 - 瓊々杵尊の降臨地、成務朝に合祀、春神楽の舞と三千日垢離成就塔
・針名神社 - 尾張氏の祖神、尾治針名根連命を祀る、毎年海の日に末社の天王祭
・常神社 - 書紀記載の逸話、御神島に降臨した神、氣比神宮奥宮の常宮と関連
・荒武神社(都城市) - 平安期の霧島山大噴火で頂上の逆鉾が飛来した地、荒嶽権現
・臼谷八幡宮 - 往昔は藪波里と呼ばれた地、式内・荊波神社とも、社殿後方に大杉
・鵜甘神社(南越前町) - 飛鳥期に近江坂本を勧請した杣山郷13ヶ村の総社、王の面
・石田神社(鯖江市) - 神武天皇に仕えた石田彦が下賜された玉串を奉安して創祀
・敷山神社(鯖江市) - 霊光の由緒を引き継ぐおこない、境内に天井絵の漆器神社
【主な御神徳(ご利益)】
夫婦和合、安産、家内安全、農業・漁業の神、五穀豊穣
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