息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと=神功皇后(オキナガタラシヒメ))縦480px
【キャラ設定】戦前のイメージである女傑というのは、極力排除して、女らしさ、母らしさを強調したかった。応神天皇の父は誰なのか、という点に魔性の女風を、応神天皇を溺愛している点にマザコン息子の母風を、それぞれ醸し出せれば、と。

息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと=神功皇后(オキナガタラシヒメ))縦500px■息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと=神功皇后)

オキナガタラシヒメ。ヤマトタケルの子である第十四代仲哀天皇の皇后。

父方の家系は五代前までさかのぼれば第九代開化天皇に連なる(天皇家の系譜)。

戦前は誰一人知らないものはない女傑だったが、戦後は全く顧みられない皇族になった、ものすごく扱われ方が極端な方。

住吉三神と縁の深い方。神懸りの時、この神託が住吉三神アマテラスの思し召しであることを宣言。一説には後述の三韓征伐の後押しも住吉三神が行っている。

諸説あるものの、古事記を素直に読めば、

・筑紫国(現 福岡県)の香椎宮(かしいのみや)で神事を執り行っている最中、自身の神懸りとその神託に反抗的だった仲哀天皇を暗殺、あるいはその幇助

・息子の応神天皇は、仲哀天皇との子とされるが、であれば、出産時期をごまかすような施策は必要とはしないので、おそらく臣下の建内宿禰との子

かと思われるが、戦前超有名人だったのは上記のことではなく、三韓征伐の方。

戦前の半島・大陸進出に照らし合わされた結果だと思われるが、古事記においては、さらっと触れられている程度に過ぎないのが実情。女性が、新羅、百済を下した、という記述そのものが重要視されたようだ。

半島から帰還後、出産を人為的に遅らせていた(とされる)後の応神天皇を筑紫国(現 福岡県)で産む。現在も、北九州一帯に神功皇后ゆかりの土地や遺物が残されている。

さて、大和に帰還しようと思ったら、一応応神天皇の異母兄弟にあたる香坂王(かごさかのみこ)と忍熊王(おしくまのみこ)が反逆。二人の反逆は、「応神って、本当に仲哀天皇の子なのっ?」という思いがあったとか、なかったとか。

この反乱は、建内宿禰、難波根子建振熊命(なにわねこたけふるくまのみこと=タケフルクマ)などの活躍もあり、苦戦しながらも鎮圧。

反乱鎮圧から都に帰還した後の応神天皇と建内宿禰を神功皇后は出迎え、勝利の祝宴を催し、常世の国のスクナビコナにちなむお酒を振る舞い、歌を歌う。

【関連キャラ】
応神天皇 - 自身の登場シーンがあまり多くない天皇
建内宿禰 - 応神の本当の父? 波乱呼ぶ伝説的人物
スクナビコナ - 国造り、オオクニヌシの相方は謎な神?

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【一言切り取り】
神功皇后「カッチーン…この、KYめっ」
神功皇后「チャ~ンス……ウフッ」
神功皇后「さって、どう辻褄あわせっか…」
神功皇后「私の宝物、無事でよかった~」
神功皇后「今日は飲みましょうね~」

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【古事記の神・人辞典】
神功皇后 - 陵墓は全国第12位の大きさの五社神古墳(古墳ランキング

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