大土神(おおつちのかみ)

『古事記』に登場する神。

別名は土之御祖神(つちのみおやのかみ)。土の神。オオトシノカミアメノチカルミヅヒメの子。

オオトシノカミとアメノチカルミヅヒメの子
オキツヒコノカミ
オキツヒメ
オオヤマクヒノカミ
ニハツヒノカミ
アスハノカミ
ハヒキノカミ
カグヤマトミノカミ
ハヤマトノカミ
ニハタカツヒノカミ
・オオツチノカミ

【主な登場場面】
オオクニヌシの国造りに関わっていた神々? 穀物増産、海外とのつながり

【オオツチノカミを祀る神社】
遠賀神社(外内島) - 出羽領主武藤氏と社司の対立で荒廃、江戸中期以降に再建の記録
大津神社(東大阪市) - 「津を司る」もとは港、交通の要衝、水走遺跡と土豪水走氏と関係
畠田神社(明和町) - 明治に多数の式内を合祀、『倭姫命世記』の兵名胡神社も?

大國玉神社(松阪市) - 神宮へ若菜を供する若菜御薗の御厨、式内含む八社を合祀
殖栗神社(四日市市) - 物部系で中臣氏と同祖の殖栗連、10月例祭に市場町獅子舞
蛭兒神社(湊宮) - もと四神ヶ嶽の日留居大明神、源実朝の歌と遷座、千石船