大物主神(おおものぬしのみこと)

『古事記』に記載のある男神。

オオクニヌシのもとに突然やって来たのが初出。神武天皇の皇后イスケヨリの母を寝取って、イスケヨリを孕ませる。崇神天皇の頃、祟る。その因果譚として、美女イクタマを寝取り孕ませ、その子が祟りを祀る子孫オオタタネコに連なる系譜となっていく。

オオクニヌシとともに国造りを行っていたスクナビコナが常世の国に去り、オオクニヌシがこれからどのように国造りを進めるか悩んでいた時、海の向こうから光り輝く神が現れ、「大和国の三輪山に自分を祀れば国造りできるよ、祀らなければ祟るよ」と恐喝した神こそ、オオモノヌシ、と思われる。

この時点ではオオモノヌシの名は出てこないが、三輪山=オオモノヌシのため。

時代は下って神武天皇のころ。東遷完了して、中央進出して改めて嫁取りしようとした時に、側近の大久米命から紹介されたのがイスケヨリだが、その出生譚で出てくる。イスケヨリの母・セヤダタラヒメがうんこしている時、赤い弓矢となってその女陰に突き刺さった、というもの。つまり、オオモノヌシはイスケヨリの父に当たる。

さらに時代は下って第10代崇神天皇のころ。同にも祟るので悩んでいた崇神天皇の夢枕に登場してきたのがオオモノヌシ。「オレの子孫のオオタタネコを探し出して、三輪山を祀らせろ」というのがお告げ。崇神天皇、もうそれは必死になってオオタタネコを探し出し、祀らせる。

オオタタネコの系譜をさかのぼっていくと、オオモノヌシとイクタマにつながってくる。オオモノヌシとイクタマの子がクシミカタ、孫がイイカタスミ、曾孫がタケミカヅチノミコト、オオタタネコはタケミカヅチノミコトの子。

オオモノヌシがイクタマをゲットする話と、なぜオオモノヌシが三輪山と同一、同体とされるかの説明譚も掲載されている。

【主な登場場面】
国譲りの前の国造り オオクニヌシ、スクナビコナと協力してまじめに働く
中央進出の神武天皇が改めて嫁取り、絶世の美女の出生譚はまさかのスカトロ?
オオモノヌシに祟られて急いで慰霊する崇神天皇 そもそもオオモノヌシって…
またまた美女に狙いをつけるオオモノヌシ 見事寝とって孕ませて

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【オオモノヌシを祀る神社】
大神神社 - 日本最古の神社、神武天皇ゆかりで皇室から一貫して尊崇される
生國魂神社 - 神武天皇が日本そのものの神を祀ったのが起源、歴代天皇即位の祭典
二荒山神社(宇都宮市) - 「ふたあらやま」「ふたらやま」の下野開拓の神を祀る古社
飛鳥坐神社 - 大観衆の中で性行為を模した劇が行われる奇祭「お田植祭」で有名な古社
金刀比羅宮 - 讃岐の本宮、江戸期に爆発的に庶民に広まった信仰は今も脈々と

金刀比羅神社(京丹後市) - 丹後峯山に鎮座する、1811年創建、2011年には鎮座200年祭
函館八幡宮 - 中世に創建、近世末までに各地に勧請した北海道開拓に関わる神々
宇流冨志禰神社 - 神武建国以来の創祀、春日神ともゆかりの深い式内社で元伊勢
三輪神社(名張市)跡地 - 瀬古口稲荷神社に合祀された、オオモノヌシ伝承ある元伊勢
猪田神社(猪田) - 国史見在社「伊賀津彦神」か、あるいは式内社 祭祀遺跡や古墳も

加良比乃神社 - 三重県津市、式内社の古社、元伊勢「阿佐加藤方片樋宮」の伝承地
瀬古口稲荷神社 - 三重県名張市、伏見からの勧請、元伊勢「三輪神社」を合祀
美波多神社 - 新開発の村に勧請された氏神が、元伊勢などを合祀して地元に根付く
二宮神社(湖西市) - 遠江国二宮、神宝「飛神曲玉」で知られる創建1500年の古社
石部神社 - 加賀国総社で加賀国一宮ともされた、オオモノヌシやその子を祀る古社

伊勢山皇大神宮 - 開港場の神宮遥拝所の先例、横浜総鎮守「関東のお伊勢さま」
安井金比羅宮 - 縁切り縁結び碑で有名な「悪縁を切り良縁を結ぶ祈願所」、御守の郵送も
所澤神明社 - 人形供養祭で有名、ヤマトタケルによる創祀 飛行機と空の安全祈願も
宇太水分神社(中社) - 鎌倉期造営の国宝の本殿、ロマンティックな菟田野みくまり祭
幸稲荷神社(港区) - 幸事が続出して社号が定着、病気平癒の神や社宝も、茅野天神

上川神社 - 旭川の鎮守、北海道開拓の守護神と功労者を祀る 境内社に旭川天満宮が鎮座
浜川神社(品川区) - 羽黒修験の厄神大権現、戦前は独特の祈躊の声に近隣の人々が驚く
福島天満宮 - 左遷途次に旅情を慰めてくれた地を菅原道真が「福島」と名付けた地に鎮座
松島神社(中央区) - 鎌倉期の創建、稲荷神だが御祭神は実に14柱、「良夢札」が人気
稲荷鬼王神社 - 新宿歌舞伎町に鎮座する、「鬼王」の名を持つ日本唯一の除災招福の神

春日神社(大分市) - 天平あるいは貞観年間に奈良・春日大社から勧請・創建した古社
大杉神社(稲敷市) - あんば囃子の「あんばさま」は、日本で唯一の夢むすび大明神
甲波宿禰神社(川島) - 上野国四宮、宝亀2年(771年)創建の吾妻川沿い三社の一社
火雷神社(玉村町) - 上野国八宮、黄泉の国のイザナミの体に生じた八雷神を祀る下之宮
引田部神社 - 最高峰金北山を神体山とする佐渡国三宮、御祭神には諸説あるも大彦命か

波多岐神社 - 仁徳天皇を祀る伊賀国三宮の式内古社、境内社にも式内「宇都可神社」
宗神社 - 丹波国国府の推定地に北面して鎮座、該当社がない式内「三縣神社」の参考社
榛名神社 - 上野国六宮、神仏習合後は巌山として聖地に、江戸期の社殿はいずれも重文
赤城神社(大洞) - 赤城山山頂に鎮座する沼を女神に神格化した赤城神社総本社の一社
新川神社(富山市) - 白鷹の伝承が残る、新川郡・新庄村の地名の由来となった御祭神

美和神社(笛吹市) - 景行期に三輪山から勧請された、太々神楽で知られる甲斐国二宮
大神神社(一宮市) - 尾張国一宮である真清田神社と対の宮とも、熱田神宮とも関係
健軍神社 - 火国造ゆかりとも伝わる熊本市最古の社、阿蘇神社の別宮、八丁馬場の参道
總社 - 現代まで姿を維持する全国的に珍しい備中国総社、境内社に式内「野俣神社」も
飛騨総社 - 平安期の創建、5月の例祭では曲芸のような親子獅子舞が奉納される、岐阜高山

二所山田神社 - おみくじの故郷「女子道社」、式内社と国史見在社の論社が合併して創建
大神神社(栃木市) - 室の八嶋で知られる下野国総社、崇神期に奈良・大神神社を勧請
美和神社(桐生市) - 崇神朝に大和国の三輪山を勧請、「関東一社」の桐生ゑびす講
厳島神社(釧路市) - 19世紀初頭に安芸から勧請して創祀、釧路一之宮の市民の守護神
冠稲荷神社 - 樹齢400年の縁結びボケが有名、ストーカー除けの境内社と婚活パーティ

坂出八幡神社 - 南北朝期の戦勝の神恩感謝が創祀か、巨大な太鼓台の担ぎ上げが有名
山北八幡神社 - 『日本三代実録』記載の讃岐国船山神、丸亀の三氏藩主に崇敬された古社
太平山神社 - 垂仁期に創祀、平安初期に創建の、さくら・あじさい・紅葉で有名な古社
漢國神社 - 推古朝の創建、藤原不比等が合祀した古社、日本唯一の饅頭の神社・林神社
八幡竈門神社 - 仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地

金刀比羅神社(徳島市勢見町) - 市中五社、県下一の大鳥居のしめ縄、日本最大の石灯籠
美和神社(長野市) - 善光寺七社、奈良大神神社の御神体が奉納された伝説と特殊神事
永山神社 - 北海道旭川、村名と社名になった将軍・永山武四郎ゆかりの上川最古の神社
日吉八幡神社 - 安倍宗任が山王と八幡を勧請した、秋田県内唯一の木像三重塔が残る古社
大川上美良布神社 - 明治期の社殿は「土佐日光」と称えられ、御神幸「おなばれ」が有名

別所琴平神社 - 熊本市、江戸中期に讃岐を勧請した瑞応山善光寺の鎮守、林桜園の崇敬社
小川阿蘇神社 - 平安期に阿蘇神社を勧請、夏祭りと秋祭り、大楠と、社前のかき氷屋さん
金刀比羅神社(根室市) - 1806年創建の200年以上の歴史を有する古社、8月に例大祭
室蘭八幡宮 - 珍しいクジラの神楽を創作した「鯨八幡」、大正・昭和両天皇がお手植え
塩屋八幡宮 - 細川忠興が創建、八代神社妙見祭の御旅所、その数日後に「しおやのまつり」

高椅神社 - 料理の祖神が留まった地、その子孫に奉斎された「日本一社禁鯉宮」コイ明神
伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
櫟原北代比古神社 - 鳳至比古神が悪鳥を矢で退治した八幡とも、社叢は市の天然記念物
阿多由太神社 - 室町時代の本殿が重文、平安期の神像も伝わる、飛騨国式内八社の一つ
石浦神社 - 加賀藩主・家老から崇敬された、もとの式内・三輪神社、金沢最古の神社とも

重蔵神社 - 8月の輪島大祭のキリコ祭り、3月に数百年の歴史ある如月祭、朝市通りに産屋
三輪神社(津幡町) - 平安初期の創建で、井上郷17村の総社、加賀藩前田家が社殿を建立
久佐奈岐神社 - 日本武尊が東征の際に設けた本宮跡に、随伴9万8000人を奉斎したことも
刺田比古神社 - 大伴氏が始祖の道臣命を奉斎した「岡の里」、徳川吉宗ゆかり「拾い親」
二宮赤城神社 - 赤城神社の中で唯一「二宮」を称する古社、上野・群馬の赤城山麓に鎮座

三輪神社(揖斐川町) - 武御名方富命が勧請した明神、最澄ゆかり、江戸期から続く揖斐祭
波止場神社 - 七社・金毘羅様・稲尾神社と呼ばれた旧別府港の守護神、松方正義の創建
苕野神社 - 女神の渡来伝承が残る標葉郡唯一の式内社、東日本大震災で被災、翌年祈願祭
山王神社(長崎市) - 島原の乱とキリシタン改宗、被爆建造物「一本柱鳥居」と被爆楠
石部神社(豊岡市) - 「おいそべさん」樹齢1000年の大ケヤキ、10月にだんじり喧嘩祭り

石部神社(豊岡市) - 「おいそべさん」樹齢1000年の大ケヤキ、10月にだんじり喧嘩祭り
余市神社 - 『マッサン』の舞台、「幸福運巡り」の第一番、6月中旬に「雨」の例大祭
花園神社(北茨木市) - 坂上田村麻呂の創祀、家康も崇敬、頼義・義家父子の頃の獅子舞
浦河神社 - 金刀比羅・稲荷・厳島を勧請、明治期に一社に合祀、半世紀ぶりの海上渡御
南線神社 - 石狩市花川、香川県人の入植で拓かれた地に讃岐金刀比羅宮を勧請して創建

村屋坐弥冨都比売神社 - 物部一族が祭祀、大和「中つ道」の式内大社、境内にも三式内
天祖神社(由布市) - 由布岳の南西麓にある金鱗湖畔に鎮座、龍神と清水が湧き出る境内
月隈神社 - 古墳時代の墳墓跡や近世城郭の石垣や堀の一部が残る、代官稲荷・権九郎稲荷
刈田神社(登別市) - 平安期創祀の北海道最古の神社、明治期に刈田嶺・金比羅を合祀
龍宮神社(小樽市) - 明治初期、榎本武揚が桓武天皇を奉斎、6月に小樽三大祭りの例祭

日吉神社(能代市) - 能代鎮守、戦国時代の4月中の申の日に創祀、今も「嫁見まつり」
白糸浜神社 - 舞鶴鎮守府の設置に伴う区画整理で稲荷・蛭子・水無月明神の三神社が合併
金刀比羅神社(久慈市) - 久茲湾に面した高台に鎮座、災害時の指定避難場所、桜の名所
遠賀神社(井岡) - 「出羽高野」と称された式内・岡大権現、江戸期は伽藍9院・末寺6寺
愛宕神社(仙台市) - 南の愛宕山、伊達政宗らも崇敬した火防鎮護・辰巳歳生一代守護

老松神社(桂川町) - 大国主命と少名毘古那が逗留した地の土師庄鎮守、春秋に獅子舞
蒲原神社(村上市) - 平安期の勧請、御神体の筥竪山・鉾立岩が等間隔で並ぶ遥拝所
杉森神社(高浜町) - 若狭国内神名帳の山井杉杜明神か、境内に2株のオハツキイチョウ
川口神社(亘理町) - 江戸初期に伊達成実が勧請した稲荷、東日本大震災で被災も復興へ
高倉神社(伊賀市) - 卑弥呼の父?が創祀した倉庫の神、桃山期の社殿とシブナシガヤ

男山神社(さぬき市) - 平安期に京石清水を勧請した一郡一八幡の始め、9月に秋季例祭
茂侶神社(松戸市) - 大和大神神社を勧請、徳川光圀が式内社認定したとされる式内論社
神代神社(志賀町) - 崇神朝に稲荷神を勧請、室町期に畠山満則の崇敬を受けた式内古社
茂侶神社(流山市) - 江戸期に江戸川造営で神域分断されて分社、1月にヂンガラ餅行事
蛟蝄神社(利根町) - 水と土の神を奉斎、「立木」の地名は日本武尊の故事にちなむ

井関三神社 - 亀山に奥宮、順次合祀の3柱を祀る式内井関神社、開帳式や盆供養
九木神社 - 九鬼水軍ゆかりの地に鎮座する、南北朝期創建の天神、樹叢が天然記念物
智伊神社 - 風土記「知乃社」、地名「知井宮」、社名「智伊」は同じこと、出雲大社の古材
榆山神社 - 木之本古墳群がある旛羅大神、成田家の崇敬、江戸期には熊野三社大権現
甕甕神社 - 旧那珂郡の総社、酒造の甕「みかの神社」、古くは例祭に醸造の慣習も

出雲乃伊波比神社(寄居町) - 源頼義が八幡信仰へ、洪水で遷座、八幡塚や宮乃井
薗神社(園神社) - 園神は不詳か、大物主神か、漢国神社が勧請先とも、宮中名神大社
阿伎留神社 - 通称「松原さま」、境内2社も国史記載の式内社、9月末に五日市祭り
美具久留御魂神社 - 崇神朝の創祀、出雲の神剣、河内国二宮とも、10月にだんじり宮入
片山八幡神社 - 継体朝の創建、尾張藩主の崇敬受けて再興、例祭は10月第4日曜日

矢作神社(八尾市) - 物部一族の矢作連の屋敷跡、別宮八幡、クスノキやイチョウの巨樹
彼方神社 - 「おちかた」武内宿禰と忍熊王の戦いの地、『源氏物語』旧跡の式内社
伯太彦神社 - 古墳群が点在する玉手山丘陵、鎌足の資人として活躍した一族の祖神
鳴海八幡宮 - 室町時代には大木だった御神木の大楠、10月中旬に例祭で神輿渡御
茨木神社(茨木市) - 坂上田村麻呂の創建、信長の神社破却を免れるため牛頭天王社に

幡頭神社 - 日本武尊の東征で活躍した建稲種命の遺骸が漂着した地、本殿が重文
御坂神社(志染町) - 『播磨国風土記』記載、履中天皇の地名譚、5月屋台と2月御弓祭
石座神社(新城市) - 雁峯山に巨大な磐座・石座石、木造神馬の伝説、10月笹踊りの奉納
御酒神社(別所町) - 地名「三木」は「御酒」から? 式内「御坂神社」の論社の一つ
登弥神社 - 神武天皇が祭祀、登美連が祖を奉斎、春日を勧請、粥占いで知られる

神戸水天宮 - 長田神社御祭神の最初の降臨地である天神山、大正創建の子宝の神
厳島神社(神戸市中央区) - 「神戸最初船場鎮守」花隈の弁天さん、「浜の弁天」
阿理莫神社 - 物部氏の後裔である安幕氏が饒速日命を奉斎、10月秋祭はだんじり祭り
湊八幡神社(神戸市) - 神功皇后の出産を遅らせた霊石と「迷い子のしるべ石」
東別府神社 - 式内社「白髪神社」とも、もとは春日社、別府氏、東別府城の鎮守

荻窪八幡神社 - 源頼義が祈願、太田道灌の槙、例祭は9月、社家は桃山期以来の別当
讃岐神社(広陵町) - 大和の讃岐、『古事記』にもあるかぐや姫、『竹取物語』ゆかりの社
幸宮神社 - もとは八幡香取社、境内社の夏祭り、天王祭りと大杉祭りで神輿渡御
率川神社 - 市内最古の神社、神武皇后と父母を奉斎する子守明神、6月に三枝祭
佐谷田神社 - 佐谷田の八幡社に神明と住吉が合祀、11月に提灯500個の燈明夜

氷川神社(北本市) - 縄文遺跡、平安期創建、室町期に氷川を勧請、下りの宮の厳島社
八劔神社(蒲郡市) - 平安期創建、頼朝が再興、家康が二度参拝、10月奇祭・三谷祭
鴨山口神社 - 葛城山の登山口、風雨祈願、平安前期作ともされる御神像二体が重文
諏訪神社(一色町) - 戦国期創建、海魔退散で始められた三河一色大提灯まつりは8月
八幡神社(東九条町) - 石清水八幡宮の元宮ともされる、大安寺・辰市・子安八幡宮

夜都岐神社 - もとの春日神社、社地交換で現社号に、大社との関係深く春日移し
諏訪神社(新宿区) - 平安初期の創祀、源頼義・義家・頼朝も祈願、明治天皇行幸史跡
墨坂神社(宇陀市) - 『日本書紀』記載かつ頻出する神、神武東遷の墨坂の地、波動水
墨坂神社(八幡) - 飛鳥朝創建、平安期に八幡を合祀、武田信玄や藩主堀家の崇敬
墨坂神社(芝宮) - 古墳期の宝物が発掘、藩中行事の一環、夏の風物詩・須坂祇園祭

三和神社(那珂川町) - 飛鳥朝に大和国を勧請、那須国造の中心地、三和天祭り
比自岐神社 - 天皇の殯宮に奉仕した比自岐和気氏の祖神、7月第4日曜日に祇園祭
加津良神社 - 縵連の氏神か、『三代実録』記載、中世の戦乱で衰微、牛頭天王社に
陽夫多神社 - 宣化朝の創建、高松橋、羯鼓踊り・裸々押し・祇園祭など伝統行事
鴨習太神社 - 明治までは天満宮、物部の信仰域か? 社名尊重で賀茂氏か?

郡山八幡神社 - 東大寺大仏の守護神として宇佐を勧請「柳八幡宮」、野球のグローブ
阿波神社(伊賀市) - 仲哀天皇の斎宮? 阿波君の祖神? 杉尾大明神の式内古社
比地神社(伊賀市) - 高土之宮、神戸神社に合祀されるが社殿残り復社した式内社
高瀬神社(伊賀市) - 藏鍵明神・鍵取明神と称された蔵鍵社を合祀、式内は前谷の地?
丸子神社・浅間神社 - 式内丸子社が明治期に浅間社と合併して一扉二社の神社に

植木神社 - 植木牛頭天王、7月最終土日の祇園祭は巡行と神輿の舞が有名
二俣神社(周南市大向) - 成務朝の創祀、式内論争の反省から生まれた式内踊り
鸕宮神社 - 奈良の東大寺二月堂や正月堂にゆかりの鵜宮天神、11月秋祭り
周方神社 - 式内論社「二俣神社」を合祀、いずれも雄略・清寧朝創建の古社
八幡神社(上宮地) - 平安後期に小笠原長清が宇佐を勧請、下宮地神部神社の山宮

神部神社(下宮地) - 湖水の甲州盆地に大和国三輪を船で奉遷、その神事が今に伝わる
佐波波地祇神社(大津町) - 唐帰山、水戸光圀が崇敬、5年に一度「常陸大津の御船祭」
兵主神社(西脇市) - 平安直前に大和を勧請、黒田官兵衛の寄進で建立した拝殿
乎疑原神社 - 元祖天神・少彦名命を奉斎する社に道真を合祀、天神を混同
築狭神社 - 紅葉ヶ社諏訪明神、現在は「千草の八幡さん」、3月千草祭り

大鳥羽衣濱神社 - 井戸の守り神「守大明神」、海辺なのに真水の霊泉、10月だんじり
男乃宇刀神社 - 兄と弟の宮、ゆかりの五十瓊敷入彦命を合祀、近世は牛頭天王
荏原金刀比羅神社 - 江戸中期、高松にこんぴらを勧請、昭和に遷座、空襲も無被害
津田神社(多気町) - もとは式内「林神社」、明治に式内論社含む村内40社を合祀
伊勢寺神社 - 室町期に疫病鎮めの神を勧請、明治期に式内3社など27社を合祀

白山神社(沼垂) - 用明朝、あるいは飛鳥期の創建、遷座繰り返す、8月に喧嘩灯篭
田蓑神社 - 神功皇后が創祀、平安期創建、家康ゆかりの佃漁民、狛犬と宝くじ
岸城神社 - 岸和田城三ノ丸、9月に岸和田祭、急坂を一気に駆け上がるだんじり
織田神社(美浜町北田) - 敦賀半島の西側付け根、若狭湾近くに鎮座する式内論社
和田八幡宮(浜田市) - 鎌倉期の勧請、境内に式内論社、『天然コケッコー』

有玉神社 - 田村麻呂の創建伝承、徳川家康の愛馬寄進以来の400年続く流鏑馬神事
真木山神社 - 和銅3年以前の創祀、白石明神とも、4月に江戸中期以来の能楽奉納
比々岐神社 - 飛鳥朝の創立とも、北山・上津八幡宮、伊賀の乱で白龍現れ焼失回避
城上神社(大田市) - 石見銀山と遷座、江戸後期の重層式拝殿「鳴き竜」と亀石
神神社(藤枝市) - 崇神朝の吉例にならって皇極朝に創祀、三ツ鳥居、社叢伐採

大神山神社(小笠原村) - 家康が命じた小笠原発見で創建、戦後は一時府中に遷座
熊野大神宮 - 用明朝に20坊の伽藍、石山合戦で焼失、歴代大坂城代の崇敬
佐志能神社(染谷) - 龍神山南峰の山腹、国史「村上神」、屏風岩と染谷十二座神楽
玉田神社(久御山町) - 平城・平安遷都で日本最初の方除宮、丹波津宮、御牧の神馬
岡田鴨神社 - 下鴨神社の元宮、岡田の加茂里の鎮守、春日移し、7月茅の輪くぐり

高崎神社 - 江戸中期に河内貴志村を勧請、江戸後期に現在地、7月布団太鼓
子安神社(八王子市) - 市内最古の安産の神、7月祇園祭で神輿宮入り、8月に薪能
阿良須神社(福知山市) - 天火明命の伝承「蟻巣」、十倉五社、子宝・安産、大スギ
玉姫稲荷神社(台東区) - 浅草「靴まつり」、境内に口入稲荷神社、口入り狐
金刀比羅神社(舞鶴市) - 笶原神社の北方、西に浄土寺や妙法寺、二宇の境内社

大倭物代主神社 - 師衆・諸守大明神、大倭の事代主神か、三輪山の大物主か
伊文神社 - 平安期に皇族が当地に移住して遷座、数百年の歴史ある西尾祇園祭
御厨神社 - 神功皇后が兵糧を集めた地、道真が上陸、宿をとり、松植えた天満宮
平之荘神社 - 奈良期に熊野を勧請、鎌倉期の板碑、南北朝期の神輿、ペット祈願
荒井神社(高砂市) - 飛鳥朝の創祀、明治にえべっさん合祀、10月に仁輪加太鼓

里外神社 - 五十瓊敷命ゆかり機織りの守護神、霊剣とカレイ献上、岡田の戎さん
現人神社 - 神功皇后の前に姿を現した神、住吉三神の本津宮、住吉神社の元宮
船守神社 - 紀氏の系譜、奈良期の紀船守など祀る、天然記念物の大楠、10月秋祭
野田恵美須神社 - 平安後期には存在、松下幸之助が氏子総代、7月に太鼓とだんじり
杣保葛神社 - 愛宕社の杣保神社と牛頭天王の葛神社が合併、古式残す4月例大祭

熊野神社(東神奈川) - 平安期の勧請、義家・家康が祈願、合戦や大火で何度も焼失
金刀比羅・大鷲神社 - 明治期勧請の横浜吉原のお酉様、11月酉の市、桂歌丸ゆかり
金刀比羅宮東京分社 - 江戸後期に勧請、讃岐高松藩邸社と合祀、東京ドーム側
琴平神社(川崎市) - 武州柿生、もとは神明社、江戸後期に讃岐を勧請、平成再建
三崎稲荷神社 - 鎌倉初期の草創、徳川家光が諸大名に参拝促す、南極探検「お砂守り」

杉山神社(新羽町3918) - 室町期に大和三輪明神を勧請、雹の被災を免がれる
椙山神社 - 平安期に移住、大和大神神社を勧請、「椙」を冠した唯一の杉山社
片倉杉山神社 - 古くからの旧片倉村の鎮守、村内の元宮の地から現在地に遷座
羽沢神明社 - 江戸前期には存在、大正期に杉山二社など村内四社を合祀
新川金刀比羅神社 - 江戸後期に讃岐本宮を勧請した邸内社、明治前期に現在地に遷座

太田杉山神社(横濱水天宮) - 南北朝期の棟札、太田総鎮守で、安産の神
六角橋杉山大神 - 日本武尊が使用した六角の箸、六角橋総鎮守、9月例祭で渡御
上山口杉山神社 - 海中より得た神像を杉葉の仮殿に奉斎、例祭でひょっとこ踊り
温泉神社(雲南市) - 八岐大蛇伝承ヒロインの両親が住んだ地近く、神陵を移築
蛭子神社(那賀町和食) - 空海が遷宮、流鏑馬、県指定の天然記念物「ボウラン」

大宮五十鈴神社 - 応神朝に熱田・伊勢・諏訪を勧請、9月秋分の日に圧巻の三国花火
出世稲荷神社(松江市) - 代々の末次城主、松江城主に崇敬された松江の三大稲荷
阿陀比売神社 - 「にえもつの里」の「シメシカケノ森」、隼人の祖、安産の神
鳥頭神社(三島) - 精緻な社殿彫刻、4月太々神楽、11月道中獅子の「四戸の獅子舞」
中山神社(高山村) - 平安期に南宮大社を勧請、破敵明神・半手木鎮守、大スギ

大綱金刀比羅神社 - 頼朝を安房に渡した勝軍飯綱大権現、天狗、横浜のこんぴらさん
辛科神社(高崎市) - 多胡郡総鎮守、江戸期の社殿、御筒粥神事・みそぎ流神事
意加美神社(稲草) - 平安以来の造立記録、平成に水没集落の神社移転・再建工事
森山社(葉山町) - 奈良時代の勧請、40回超す三十三年祭が続く古社、世計り神事
吾妻神社(中之条町) - 和利宮、吾妻七社明神の一つ、拝殿彫刻や献額・絵馬・算額

北桑名神社 - もとは三崎神明社、神宮お蔭参り、式内二社などを合祀して改称
伊勢町伊勢宮 - 江戸初期創立か、吾妻七社明神二社を合祀、伊勢町太々神楽
中之条伊勢宮 - 桃山期に創立、江戸初期遷座、8月中之条祇園祭りや1月鳥追い祭
神神社(総社市) - 三輪山明神、もとは宮山古墳のある高梁川東岸の三輪の地
大神神社(岡山市) - 奈良を勧請、『延喜式』にも四座とある土師宮、二摂社も名社

美和神社(東須恵) - 広高八幡宮、奈良を勧請とも、広高神社から遷座とも
美和神社(福里) - 奈良を勧請とも、江戸中期の式内再興も、明治に式外認定
金刀比羅神社(壱岐市) - 西に国府、勝本湾・芦辺港を望む丘の上の守護神
兵主神社(豊田市) - 崇神帝の御代、加茂氏の一族が祖神を奉斎した大島大明神
野見神社(野見山町) - 垂仁朝の創祀、土師氏の痕跡・古窯跡も、名勝旧跡の標柱

藤塚神社 - 平安末期創立の山王社、5月例祭は幕末から続くおかえり祭り
百射山神社 - 大山積命を奉斎し、百射之山島と呼ばれた福山に鎮座した式内社
加賀神明宮 - 大聖寺惣鎮守、もとは山下神社、江戸後期の拝殿、特徴的な境内社
針名神社 - 尾張氏の祖神、尾治針名根連命を祀る、毎年海の日に末社の天王祭
大宮神社(榛東村) - 欽明朝に武烈帝を祀る、古くからの雨乞い祈願の獅子舞

多田神社(小浜市) - 古くからの霊山で若狭八景、多田ヶ岳の北、奈良期の創祀
彌和神社 - 数段の階段の上に祭壇と灯篭のみ、大戸山を御神体山とした古態の祭祀
豊武神社(伊勢崎市) - 江戸初期創建、悪疫防ぐ弓の神、歴史ある節分祭豆まき
天神社(若狭町相田) - 江戸後期に1000年祭、大椎大権現とも、4月2日に王の舞
濱名惣社神明宮 - もとは浜名県主が祖神を祀った英多神社、後に浜名湖七神明の一つ

大野日吉神社 - 奈良朝創祀の古社、7月山王祭で山王悪魔払・獅子舞・神幸・奴行列
大東神社(伊勢崎市) - 崇神朝に創建、郡都奈明神・生野大明神、旗本久永氏陣屋跡
剣刀神社(伊豆の国市) - 式内・劔刀乎夜尓命神社、市の史跡、御魂石や鉄製の古剣
美取神社 - 三輪の神、大田・太田の里の大神社・太神社、江戸期には緑大明神とも
荒砂神社 - 式内論社、山中鹿之助が祈願、『Free!』の聖地、美しい海と向島

宇久須神社 - 大楠が宇久須に転訛した三嶋大明神、大久保長安が奉納した釣灯籠
英多神社 - 武田信玄が太刀を奉納、9月下旬に佐久三大奇祭の一つ「お舟祭」
皇足穂命神社諏訪社合殿 - 三韓征伐時に諏訪を皇足穂ノ宮に勧請、江戸前期本殿
白山神社(二子町) - 味美二子山古墳鎮座の物部神社を合祀、7月に味美総天王祭
宇奈具志神社(長岡市) - 式内・小丹生神社を主張、8月に弓踊り行列、「良寛の里」

石井神社(西山町) - 長尾為景を助けた十二明神、9月には神楽「大和舞」奉納
御島石部神社(西山町) - 大己貴命が上陸した地、江戸後期の社殿と彫刻、スダジイ
木積神社(与謝野町) - 式内論社、阿知江神社とも、木積山王社で三輪神社を配祀
五泉八幡宮 - 五泉城跡、平安前期の勧請、式内の小布勢、宇都良波志か、廣海歌碑
石積神社(河辺町石立) - 巨岩を祀る石立明神「いしたてさん」、天智朝再興

大乃己所神社(大古曽) - 鬼から奪った妻と三輪の明神の伝説、平成の世に拝殿新築
深田神社(鈴鹿市) - 深田郷、若松御厨で近世までは神明宮とも、毎月の宅神祭
深江神社(桑名市) - 西に西林寺と円墳、県大明神を奉斎、織田信長の兵火で衰微
都野神社(与板町) - 信濃川舟運の交通の要衝、9月に登り屋台の与板十五夜祭り
石井神社(出雲崎町) - 大国主命の佐渡平定、6月に江戸前期からの出雲崎大祭

四疋田八柱神社 - 式内・相鹿木大御神社とも、津田神社に合祀も復社、銅鐸出土地
下外城田神社 - 旧下外城田村各字に鎮座した各社を合併、明治42年に遷座祭を斎行
苅田神社(大田市) - 平安期に創祀、もとは神谷山の神谷・神田明神、各種伝承
大原神社(邑南町日貫) - 平安期に京都大原野を勧請、日貫村大明神、大元神楽
朝倉彦命神社 - 『出雲国風土記』の「志多備社」とも、日本有数のスダジイの巨木

大神神社(桜井市粟殿) - 式内・桑内神社とも、三輪を勧請、春日大明神などとも
高宮神社(三輪山) - 式内・神坐日向神社、奥津磐座の近くに日向御子神を祀る
狭井神社 - 鎮花祭で知られる大神神社摂社「しずめさん」、三輪山登拝口と霊水
阿須利神社 - 八岐大蛇が「あせった」地とも、風土記所載式内社、10月に秋祭り
大湊神社(坂井市) - もとは継体天皇ゆかり、異国船撃退の弓矢の神、4月雄島祭り

【関連キャラ】
オオモノヌシ - 祟ると寝取るの神様は三輪山のドン