須勢理毘売命(すせりびめ)

須世理毘売命とも。

『古事記』に記載のある女神。

スサノヲの娘。根の国(黄泉の国)に住んでいたが、やってきたオオクニヌシに一目惚れ、結婚する。

愛娘をNTRされたスサノヲはオオクニヌシに激怒していびり倒す。その度に妻スセリ、オオクニヌシを助ける。

オオクニヌシがさすがにスサノヲに逆襲に出て、その隙をついて、オオクニヌシに抱えられながら黄泉の国を脱出する。

現世に戻ってくると、オオクニヌシの妻と称するヤガミという美女神がいたが、プレッシャーをかけて、実家に帰す。

ヤガミだけではなく、オオクニヌシ、大の女好き。越の国(現 新潟県)のヌナカワはじめ、方々に現地妻を作り、ウハウハ状態。

オオクニヌシ、「焼き餅焼くなよ、オマエが一番さ~」という歌をスセリに送る。スセリも返して、「たまには私も抱きしめてね~」と歌う。御向社(島根県出雲市)が関連スポット。

五男三女神と混同されることがあるスサノヲの御子神である八王子の一柱。

【主な登場場面】
対決!スサノヲ VS オオクニヌシ ちょい悪オヤジが義理の息子に送った言葉とは?
兄ちゃんたちに復讐コンプリ! オオクニヌシが美女に囲まれウハウハし始める
現地妻作りすぎて、嫁さんに絡まれるオオクニヌシ「でも、オマエが一番さ」

【収録歌】
スセリ、夫オオクニヌシの女遊びに釘を刺した歌

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【スセリを祀る神社】
那売佐神社 - 出雲神話の根幹の一つ、オオクニヌシ正妻スセリ姫の生誕地近くの式内古社
加世智神社 - 三重県松阪市、風の神? カザモツワケノオシヲノカミを祀る、漁撈の神
由良比女神社 - 御祭神はオオクニヌシ正妻スセリとも、イカに縁ある隠岐国一宮
玉若酢命神社 - 式内社の隠岐国総社、開拓神を祀りその末裔が現神主家、御霊会風流
八坂神社 - スサノヲが牛頭天王と習合する、その大元 式外社だが二十二社の一社

大名持神社 - 海水が湧き出る言い伝え、往事は春日大社と同等の社格を有した古社
粟田神社 - 京の七口の一つ粟田口に鎮座する旅立ち守護の神、スサノヲ一族を祀る
總社 - 現代まで姿を維持する全国的に珍しい備中国総社、境内社に式内「野俣神社」も
備前国総社宮 - 『備前国神名帳』の写本が伝わる、平成に放火で社殿焼失から復興果たす
佐久奈度神社 - 大津大石に鎮座、七瀬の祓い所の一つ祓戸大神総本宮、「大祓詞」創始地

大國魂神社(いわき市) - 石城国の国魂を奉斎、坂上田村麻呂の再興、大和舞と豊間千道祭
速川神社(西都市) - ニニギが供の瀬織津姫を亡くして創祀、龍神信仰と卵を供える風習
國魂神社(いわき市) - 平安期に出雲を勧請、10月例祭はどぶろくまつり、粕つかみ
黒島神社(観音寺市) - 池宮神社を合祀、京極丸亀藩主を助けた「黒」と「水」の神
美具久留御魂神社 - 崇神朝の創祀、出雲の神剣、河内国二宮とも、10月にだんじり宮入

大斎原 - 熊野本宮大社の旧地、中四社・下四社と式内論社の境内社、大鳥居
大国玉神社 - かつての鹿島明神、徳川光圀の奉納、1月に鍬打祭とさやど廻り
久留真神社 - 福徳の宮、車の総社、機織りを当地に伝授した女神を祀る式内
日比谷神社 - 新橋・汐留、虫歯・虫封じの鯖稲荷、平成の世に第一京浜沿いに遷座
唐王神社 - 大国主命の正妻・須勢理毘売命、終焉の地、虫・マムシ除けの神

勝占神社 - もと海に突き出た半島、義経も祈願、杉尾大明神、10月に勇み屋台
多居乃上神社 - 「多胡」「田胡」、氏子に章魚の禁忌も、境内に「広西の宝筐印塔」
利川神社 - 早牛川の祓いの神「大森大明神」、貴重な幕末の自噴式狛犬付き手水鉢
須代神社 - 銅鐸や弥生期の遺跡、鎌倉期の木造新造・狛犬、旧暦1月にみょうが祭
尾前神社 - 垂仁朝に勅命で奉斎「土御前」、平安末期の獅子頭、伝統の獅子舞

佐比賣山神社(三瓶町) - 国引き神話の三瓶山、大国主命が「たね」蒔いた地、叶え杭

【主な御神徳(ご利益)】
諸願幇助、良縁夫婦和合

【関連キャラ】
スセリ - オオクニヌシ大好きすぎて拗ねる女神