【キャラ設定】天孫として、あるいは天孫降臨として知名度は抜群のはずなのに、具体的な事績の少ない御子。目立つ事績と言えば、妻サクヤの不義を疑ったり、サクヤの姉のイワナガをブサイクと言って実家に帰したり。女の敵? アメノウズメとサルタヒコを結び付けた、縁結び的な役割も。
■邇邇芸命(ににぎのみこと=ニニギ)
アマテラスの孫。つまり天孫。
アマテラスの息子であるアメノオシホミミと、高木神(=高御産巣日神(たかみむすひのかみ=タカミムスヒノカミ))の娘である萬幡豊秋津師比売命(よろばはたとよあきつしひめ=ヨロバハタトヨアキツシヒメ)との間の子として産まれる。
兄に天火明命(あめのほあかり=アメノホアカリ)がいる。
そもそも、「あそこ物騒そうだから行きたくない」とアメノオシホミミが言い始めたために始まった高天原による葦原中国平定、つまり国譲り。国譲りが完了した際、改めて降臨を命じられたアメノオシホミミは、「子どもできたから、若いのに行かせよ」とまた拒否る。
アマテラスは仕方なく、孫のニニギを行かせることに。だから天孫降臨、となる。
たくさんの神々を引き連れて、筑紫(現在の九州)の日向(現在の宮崎県)の高千穂の峰(たかちほのみね。宮崎県と鹿児島県の県境のある標高1574メートル)に降り立ちます。「朝日も夕日もきれいだね」という感想を漏らす。
降臨後、始めにやったのは部下の結婚。アメノウズメとサルタヒコを娶せます。サルタヒコが実家に帰るところをアメノウズメに送らせます。しかし、サルタヒコが実家で溺死、アメノウズメはソッコー未亡人に。
次いで、嫁取り。笠沙の岬(かささのみさき。鹿児島県川辺群笠沙町の野間岬)で美女神に出会い、早速名前を聞き、プロポーズ。それがオオヤマツミの娘であるサクヤ。
オオヤマツミも天孫との婚姻に大喜び。ついでにサクヤの姉のイワナガも一緒にニニギに輿入れ。しかし、イワナガは妹サクヤに似つかないブサイクちゃんだったので、ニニギが拒否って、実家に帰してしまいます。
これに怒ったオオヤマツミ。軽く呪詛って、ニニギの家系に寿命が生じました。神の一族なのに寿命で死ぬようになったのはこの呪詛がきっかけ。
さて、目出度くサクヤとの初夜を迎えたニニギ。結婚二日目、サクヤ、妊娠に気づきます。それをニニギに報告したところ、「計算おかしくネ? 昨日合体したばかりでもう妊娠? 別のオトコとの子じゃねーの」と疑われます。
傷ついたサクヤ、誓約します。「天孫との子であれば、どんな状況でも産まれてくる」と。そうして火を放った産屋に入り、出産します(火中出産)。見事に男神三柱をもうけます。
・火照命(ほでりのみこと=海幸彦(うみさちひこ))
・火須勢理命(ほすせりのみこと)
・火遠理命(ほおりのみこと=山幸彦(やまさちひこ))
天孫降臨があまりにも有名な逸話ではありますが、ニニギの登場はここまで。歌も残っておらず、セリフも実は数えるほど。イワナガを実家に帰したり、サクヤのお腹の子を疑ったり、女の敵としてばかり目立ち、思ったよりは存在感ない天の御子、それがニニギです(天皇家の系譜)。
【関連キャラ】
・アマテラス - 「譲って、ください…」ですべて始まる
・アメノオシホミミ - どうしても降臨したくなかったニニギの父
・タカミムスヒノカミ - 神の中の神、アマテラスの分身?
・オモイカネ - 高天原の知恵袋は天然おじいちゃん?
・アメノウズメ - 炎のストリッパーはアマテラスの腹心
・サクヤ - 天孫ニニギにお腹の子を疑われる姫
・イワナガ - 天孫ニニギにブサイクと言われる姫
・オオヤマツミ - 天皇家を呪詛って寿命を与えた怒ると恐い神
・山幸彦 - 神武の祖父は竜宮城に行く、浦島太郎?
・海幸彦 - 弟と竜宮城勢力に、屈服させられる隼人
【関連記事】
・ニニギの嫁取り いきなり妻のお腹の子を他の男のものでは?と疑う
・天孫降臨、ニニギ日向の高千穂に立つ! ケッコー普通でしたね、降臨
・天孫降臨 I - ニニギがどーんと主役の大作 南九州の山々と隼人楯
・高円宮典子さまと千家国麿さんのご結婚、古事記でひも解く皇族と千家家と出雲大社
・白鬚田原神社の「どぶろく祭り」、古事記とニニギのお酒の関係とは? - 大分・杵築
【一言切り取り】
・ニニギ「…オレかよ…」
・ニニギ「おめーら、結婚しちゃいなー」
・ニニギ「他のオトコのじゃねーの?」
【古事記の神・人辞典】
・ニニギ - 陵墓情報も
【関連カテゴリ】
・6.ニニギ
【外部ページ】
・ニニギ - Twitter
・ニニギ - Pixiv
・ニニギ - Facebook
・ぶっちゃけ古事記のキャラ図鑑の索引
■邇邇芸命(ににぎのみこと=ニニギ)
アマテラスの孫。つまり天孫。
アマテラスの息子であるアメノオシホミミと、高木神(=高御産巣日神(たかみむすひのかみ=タカミムスヒノカミ))の娘である萬幡豊秋津師比売命(よろばはたとよあきつしひめ=ヨロバハタトヨアキツシヒメ)との間の子として産まれる。
兄に天火明命(あめのほあかり=アメノホアカリ)がいる。
そもそも、「あそこ物騒そうだから行きたくない」とアメノオシホミミが言い始めたために始まった高天原による葦原中国平定、つまり国譲り。国譲りが完了した際、改めて降臨を命じられたアメノオシホミミは、「子どもできたから、若いのに行かせよ」とまた拒否る。
アマテラスは仕方なく、孫のニニギを行かせることに。だから天孫降臨、となる。
たくさんの神々を引き連れて、筑紫(現在の九州)の日向(現在の宮崎県)の高千穂の峰(たかちほのみね。宮崎県と鹿児島県の県境のある標高1574メートル)に降り立ちます。「朝日も夕日もきれいだね」という感想を漏らす。
降臨後、始めにやったのは部下の結婚。アメノウズメとサルタヒコを娶せます。サルタヒコが実家に帰るところをアメノウズメに送らせます。しかし、サルタヒコが実家で溺死、アメノウズメはソッコー未亡人に。
次いで、嫁取り。笠沙の岬(かささのみさき。鹿児島県川辺群笠沙町の野間岬)で美女神に出会い、早速名前を聞き、プロポーズ。それがオオヤマツミの娘であるサクヤ。
オオヤマツミも天孫との婚姻に大喜び。ついでにサクヤの姉のイワナガも一緒にニニギに輿入れ。しかし、イワナガは妹サクヤに似つかないブサイクちゃんだったので、ニニギが拒否って、実家に帰してしまいます。
これに怒ったオオヤマツミ。軽く呪詛って、ニニギの家系に寿命が生じました。神の一族なのに寿命で死ぬようになったのはこの呪詛がきっかけ。
さて、目出度くサクヤとの初夜を迎えたニニギ。結婚二日目、サクヤ、妊娠に気づきます。それをニニギに報告したところ、「計算おかしくネ? 昨日合体したばかりでもう妊娠? 別のオトコとの子じゃねーの」と疑われます。
傷ついたサクヤ、誓約します。「天孫との子であれば、どんな状況でも産まれてくる」と。そうして火を放った産屋に入り、出産します(火中出産)。見事に男神三柱をもうけます。
・火照命(ほでりのみこと=海幸彦(うみさちひこ))
・火須勢理命(ほすせりのみこと)
・火遠理命(ほおりのみこと=山幸彦(やまさちひこ))
天孫降臨があまりにも有名な逸話ではありますが、ニニギの登場はここまで。歌も残っておらず、セリフも実は数えるほど。イワナガを実家に帰したり、サクヤのお腹の子を疑ったり、女の敵としてばかり目立ち、思ったよりは存在感ない天の御子、それがニニギです(天皇家の系譜)。
【関連キャラ】
・アマテラス - 「譲って、ください…」ですべて始まる
・アメノオシホミミ - どうしても降臨したくなかったニニギの父
・タカミムスヒノカミ - 神の中の神、アマテラスの分身?
・オモイカネ - 高天原の知恵袋は天然おじいちゃん?
・アメノウズメ - 炎のストリッパーはアマテラスの腹心
・サクヤ - 天孫ニニギにお腹の子を疑われる姫
・イワナガ - 天孫ニニギにブサイクと言われる姫
・オオヤマツミ - 天皇家を呪詛って寿命を与えた怒ると恐い神
・山幸彦 - 神武の祖父は竜宮城に行く、浦島太郎?
・海幸彦 - 弟と竜宮城勢力に、屈服させられる隼人
【関連記事】
・ニニギの嫁取り いきなり妻のお腹の子を他の男のものでは?と疑う
・天孫降臨、ニニギ日向の高千穂に立つ! ケッコー普通でしたね、降臨
・天孫降臨 I - ニニギがどーんと主役の大作 南九州の山々と隼人楯
・高円宮典子さまと千家国麿さんのご結婚、古事記でひも解く皇族と千家家と出雲大社
・白鬚田原神社の「どぶろく祭り」、古事記とニニギのお酒の関係とは? - 大分・杵築
【一言切り取り】
・ニニギ「…オレかよ…」
・ニニギ「おめーら、結婚しちゃいなー」
・ニニギ「他のオトコのじゃねーの?」
【古事記の神・人辞典】
・ニニギ - 陵墓情報も
【関連カテゴリ】
・6.ニニギ
【外部ページ】
・ニニギ - Twitter
・ニニギ - Pixiv
・ニニギ - Facebook
・ぶっちゃけ古事記のキャラ図鑑の索引
コメント