上筒之男神(うはつつのをのかみ)
『古事記』に記載のある男神。
イザナギが禊を行った際、水の表面で身を清めると生れた二柱の神のうちの一柱。
その他の一柱は、ウハツワタツミノカミで、綿津見神(ワタツミ)と総称される三柱の神のうちの一柱。
イザナギは黄泉の国から戻ると、穢れから身を清めるために、竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小門(をど)の阿波岐原(あはきはら:現在の宮崎県宮崎市阿波岐原町)で禊を行った。
そこで、衣を脱ぐと十二柱の神が生まれた。その後に実際に川に入って清めた際、黄泉の穢れから二柱の神が生まれた。その禍(まが)を直そうとすると三柱の神が生まれた。水の底に身を清めると二柱の神が生まれた。水の中ほどで身を清めると二柱の神が生まれた。
水の表面で身を清めたのはその後のこと。
別に生まれる、ソコツツノヲノカミ、ナカツツノヲノカミとともに住吉三神と総称される。海の神、公開の神、また和歌の神とされる。『古事記』においては、住吉三神として、神功皇后の段で名前だけでてくる。
禊で生まれた神々
・ヤソマガツヒノカミ | オオマガツヒノカミ - 黄泉の穢れから
・カムナオビノカミ | オオナオビノカミ | イヅノメ - その穢れ、その禍(まが)を直そうとして
・ソコツワタツミノカミ | ソコツツノヲノカミ - 水の底で身を清めると
・ナカツワタツミノカミ | ナカツツノヲノカミ - 水の中ほどで身を清めると
・ウハツワタツミノカミ | ウハツツノヲノカミ - 水の表面で身を清めると
【主な登場場面】
・バツイチ・イザナギ、それでも神産み続けてアマテラス、スサノヲ キター!
・海を渡る神功皇后 神風吹いて一瞬で新羅に到着、王恐れ戦いてひれ伏す
【関連記事】
・ご利益ごとに見る日本の神々 - 健康長寿、金運、開運、出世、交渉、良縁・縁結びなど
・三大住吉とは? - 全国2300社の住吉神社、総本社・大社の大阪と、下関、福岡の三住吉
・住吉七社とは? - 『延喜式神名帳』に記載がある旧郡国7ヶ国の住吉神社
・[御祭神が住吉三神]初詣で人気の神社、その人出は? - 初詣の人出ランキング
・今辻子町の住吉神社 - 病気根絶、人に益をなす九頭竜伝説が残るお社
・健康祈願ならぬ“犬幸祈願”、「犬の七五三詣」小野住吉神社で、犬による神楽奉納へ
【ウハツツノヲノカミを祀る神社】
・住吉大社 - 神功皇后帰還後に創建された住吉の総本社、「日本三大住吉」の一社
・住吉神社(福岡) - 三大住吉の一つで、全国2129社の住吉で最古、神話そのものの縁起
・住吉神社(下関) - 本殿が国宝の三大住吉の一社、住吉三神の荒魂を祀る長門国一宮
・函館八幡宮 - 中世に創建、近世末までに各地に勧請した北海道開拓に関わる神々
・鳥栖神社 - 香取・鹿島とともに東国三社、謎のトライアングル、武神の道案内の神
・蛭子神社(名張市) - 元伊勢「隠市守宮」の候補地、親しまれる祭礼「えべっさん」
・猪田神社(下郡) - 伊賀津彦神を祀り、式内二社を合祀する式内社 元伊勢の可能性も
・猪田神社(猪田) - 国史見在社「伊賀津彦神」か、あるいは式内社 祭祀遺跡や古墳も
・本宮八幡神社 - 壱岐七社の一つ、式内社「兵主神社」も、宇佐から勧請後は八幡へ
・片岡神社 - 聖徳太子の伯母ゆかり放光寺の鎮守社、推古期の記録がある式内名神大社
・聖母宮 - 壱岐国二宮、神功皇后の三韓征伐、清正の奉納 半島と風に縁のある古社
・松本神社(城陽市) - 「権現さん」で親しまれる、住吉大神を祀る嵐神社の一つ
・安宅住吉神社 - 「全国唯一 難関突破の御守護」、安宅の関を抱く、創建1200年強の古社
・唐津神社 - 神功皇后が宝鏡を縣けて住吉三神を祀ったのが起源、唐津くんちで知られる
・住吉神社(小樽市) - 小樽総鎮守、函館八幡宮の分霊、小樽まつり、道内最大の神輿
・住吉神社(東京都中央区) - 家康入府とともに摂津佃からの移住者による江戸佃の守護神
・風浪宮 - 三韓征伐の勝運の道を開いた神、江戸期から伝わる流鏑馬、船名の起源の神社も
・大富神社 - 宇佐ともゆかり、住吉・宗像・八幡を同時に祭祀、八屋祇園が有名な式外社
・朝田神社(山口市) - 周防国五宮、明治期に1郷社6村社が合祀、「村民の敬神深き」社
・加紫久利神社 - 式内の古社で薩摩国二宮、西南戦争ですべて焼失して荒廃も戦後に復興
・仁壁神社 - 江戸中期社殿が平成の放火で焼失も再建、どんど焼きでも知られる周防国三宮
・佐波神社(防府市) - 元の金切神社、明治期に四神社を合併して改称した、周防国総社
・大依羅神社 - 摂津で住吉大社に次ぐ権威、『古事記』にもある依網池の守護神として繁栄
・琴弾八幡宮 - 源氏の崇敬と378段の参道、大祭では9台の太鼓台が集結して勇壮さを競う
・住三吉神社 - 北海道函館、鎌倉時代の創祀と伝わる古社、江戸中期以降に再建、崇敬得る
・八幡竈門神社 - 仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地
・住吉神社(明石市) - 錦が浦の伝承、初めて住吉大神が祀られた「住吉神社の発祥の地」
・気多本宮 - 氣多大社の本宮とも、式内・能登生国玉比古神社で、3月に通称「おいで祭」
・住吉神社(小野市) - 犬の七五三詣や犬による神楽舞「犬幸の舞」で知られる式内古社
・住吉神社(加西市) - 播磨国三宮の酒見大明神、4月に播州三大祭の一つ「北条節句まつり」
・早吸日女神社(大分市) - 神武東遷の途上、蛸が守護していた神剣を御神体として奉斎
・河江神社 - 竹崎季長が創建した住吉宮、加藤清正が神領寄進、明治期に近郷の小祠を合祀
・西岡神宮 - 奈良期創建の春日・八幡・住吉を祀る三宮大明神、10月に獅子舞や流鏑馬など
・椋神社(下吉田) - 農民ロケット「龍勢祭り」が有名、自由民権運動の秩父事件ゆかりの地
・本住吉神社 - 『日本書紀』記載社か、住吉三神鎮祭の根源とされる古社、5月にだんじり
・畝火山口神社 - 奈良畝傍山に鎮座する、埴土神事・でんそそ祭りなど古式が伝わる式内社
・伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
・住吉神社(宇土市) - 有明海と風流島、アジサイの名所、熊本藩細川氏の航海安全崇敬社
・広田神社(輪島市) - 伊勢を勧請して小伊勢になった式内社、南北朝期の神像4駆など出土
・早吸日女神社(佐伯市) - 平安末期に創建、2年ごとの大祭で八人太鼓及び獅子舞の演舞
・重蔵神社 - 8月の輪島大祭のキリコ祭り、3月に数百年の歴史ある如月祭、朝市通りに産屋
・住吉神社(輪島市) - 能登に初めて勧請された住吉神、前田利家の崇敬、8月にキリコ祭り
・花掛神社(糸島市) - 神功皇后が三韓征伐の際に花を掛けて住吉神を鎮祭した山、巨石や松
・南志見住吉神社 - 往古からの石川輪島5ヶ村の総社、樹齢600年の黒松と7月に水無月祭り
・亀岡神社(平戸市) - 霊椿山・七郎・乙宮・八幡の4神社が合祀、「平戸神楽」全24番の奉納
・往馬坐伊古麻都比古神社 - 大嘗祭の火燧木を献上する奈良生駒山の火の神、10月に火祭り
・志賀神社(佐賀市) - 平安期に志賀海神社を勧請、日本海軍発祥の地、9月例祭に神輿渡御
・巨田神社 - 平安期に宇佐を勧請、室町中期の本殿、11月に「巨田神楽」、鴨の越網猟も
・住吉神社(宮崎市) - 父の禊から誕生した地に住吉三神を奉斎する、全住吉神社の元宮
・立磐神社 - 神武天皇が東遷の船出をした「美々津」の地、景行期の創建、8メートルの巨石
・住吉神社(角田市) - 郡山遺跡、平安期の祭祀址、鎌倉期に摂津を勧請した住吉山医王寺
・遠賀神社(井岡) - 「出羽高野」と称された式内・岡大権現、江戸期は伽藍9院・末寺6寺
・川口神社(亘理町) - 江戸初期に伊達成実が勧請した稲荷、東日本大震災で被災も復興へ
・八千鉾神社(志賀町) - 平式部館跡や径6メートルの円墳、江戸期には住吉大明神を称す
・宗形神社(米子市) - 国史・式内の古社、歴代武将・領主の崇敬、県下有数の宗像古墳群
・誉田八幡神社(東かがわ市) - 平安期に河内を勧請、10月に巨大な槍を投げ渡す投げ奴
・若久住吉神社 - 神代の鎮座、神功皇后が凱旋後に建立、大正期に天神を合祀、式内論社
・五所神社(山武市) - 江戸中期から始まった「十二面神楽」が有名、本殿が県の文化財
・埴生神社(中間市) - 「御輿掛けの松」「沓石」伝承、仲哀・神功の御船が到着した地
・佐佐婆神社 - 第7代孝霊天皇の勅命で創建された式内、10月には例祭「畑まつり」
・泊神社(加古川市) - 天岩戸の鏡の一つが泊まった地、宮本伊織が寄進した社殿や灯篭
・住吉神社(押部谷) - 奈良期に摂津を勧請、秀吉の三木合戦で焼失も江戸期再建
・住吉大伴神社 - 大伴・伴氏神社として創祀、大伴氏没後に住吉神社、本殿は住吉造
・菱妻神社(久我石原町) - 久我家・村上源氏に関連する春日神、5月に氏子祭
・熊野神社(上里町堤) - 東堤古墳群の墳丘上に鎮座、式内・今木青坂稲実荒御魂の論社
・登弥神社 - 神武天皇が祭祀、登美連が祖を奉斎、春日を勧請、粥占いで知られる
・鎮宅霊符神社(奈良市) - 陰陽師鎮守の祭壇、陰陽師の居住地、幕末狛犬「ひゃっほう」
・金岡神社(堺市) - 平安期の絵師巨勢金岡を祀る、8月の盆踊りは暴れ太鼓
・率川神社 - 市内最古の神社、神武皇后と父母を奉斎する子守明神、6月に三枝祭
・佐谷田神社 - 佐谷田の八幡社に神明と住吉が合祀、11月に提灯500個の燈明夜
・住吉神社(上鴨川) - 鎌倉期建立の本殿、上鴨川住吉神社神事舞で知られる式内古社
・郡山八幡神社 - 東大寺大仏の守護神として宇佐を勧請「柳八幡宮」、野球のグローブ
・植木神社 - 植木牛頭天王、7月最終土日の祇園祭は巡行と神輿の舞が有名
・岩隈八幡宮(周東町) - 熊毛神が降臨、奈良朝に宇佐を勧請、陶氏・吉川氏の崇敬
・海神社(西ノ島町) - 六社大明神、海神二座6柱を祀る、隔年7月船渡御、10月御蒸祭
・潮崎本之宮神社 - 神功皇后が住吉三神を奉斎した海神社、10月例祭は獅子舞や行列
・神部神社(甲州市) - 「祓戸ノ九神」祀る岩間温泉の神、室町期随神門、江戸期本殿
・垣田神社 - 縄文・弥生の創祀とも、中世に住吉大社別宮、豊臣秀吉が寄進
・中臣須牟地神社 - 中臣氏の祖が居住、藤原不比等が祖神を奉斎、住道社の中核か
・住吉神社(秋津) - 奈良期に現在地に遷座した恒田明神、4月に幻の「秋津百石踊」
・胡簶御子神社 - 上対馬の東岸、琴崎の付け根の琴港に鎮座、「胡簶神社」とも
・木梨神社(加東市) - 崇神朝の創祀、允恭軽皇子が幣帛、藤田三郎の大蛇退治伝説
・住吉神社(いわき市) - 住吉七社の一つ、海湾の岩山を奉斎、江戸前期社殿や流鏑馬
・曽禰神社 - 池上曽根遺跡に隣接、物部の社、市内最古の創建、10月だんじり
・住吉神社(下久米) - 神功皇后の時代からの摂津住吉の神領、法道仙人の邂逅の伝承
・波宝神社 - 神功皇后伝承、山頂に海の神を奉斎、江戸前期社殿、9月に岳祭り
・大津神社(泉大津市) - 和泉国府の外港、式内「粟神社」など合祀、10月だんじり
・国玉神社(岬町) - 称徳天皇の深日行宮跡、古代はスズ、10月やぐらの宮入り
・阿久刀神社 - 『古事記』奴理能美の裔の阿久刀連、霊験あらたか御神木ムクノキ
・志氐神社 - 垂仁朝の創祀、4世紀古墳、天武天皇が伊勢神宮を遥拝、式内を合祀
・茨住吉神社 - 江戸初期の九条島開発で勧請、一大歓楽街、御神木「焼け楠」
・射山神社 - 伊勢内宮の「七栗御園」と温泉、長命水「榊の井」と湯立神事
・田蓑神社 - 神功皇后が創祀、平安期創建、家康ゆかりの佃漁民、狛犬と宝くじ
・宇賀神社(桑名市) - 多度山の東の登山口とシイの巨木群、縣の神「天田社」
・岸城神社 - 岸和田城三ノ丸、9月に岸和田祭、急坂を一気に駆け上がるだんじり
・矢奈比賣神社 - 国史記載の見付天神、旧暦8月の裸祭、つつじ公園と霊犬悉平太郎
・六所神社(半田山) - 朝日山の中腹、旭日に面する波多村の式内論社、芭蕉句碑
・楢本神社(宮丸町) - 旧社地に幹周り2丈あまりの楢の木、遷座繰り返して論社多数
・住吉神社(交野市) - 交野物部の地、京都遷都後に住吉神に、春日移しとだんじり
・三先天満宮 - 江戸後期に開発成功祈願で創祀、7月に夏祭り、牛の形をした霊石
・住吉神社(静岡市) - 奈良時代の創祀、もとは式内・中津神社、江戸期に現社号
・大和田住吉神社 - 『万葉集』の大和太の浜、源義経ゆかりの判官松と鮒子多家
・野里住吉神社 - 義満の勧請も創祀は古代か、2月に一夜官女祭、夏祭りでだんじり
・田守神社(伊賀市) - 伊賀臣が祖神を奉斎か、吉田神社の地に遷座、10月に秋祭
・神川神社 - 鴨川と桂川との合流点の西岸、鴨川の水運信仰に基づく住吉大明神
・神津神社 - もとは八幡神社、天正年間の勧請か、1月に十三戎祭、枕太鼓・獅子舞
・住吉神社(青梅市) - 南北朝期に稲荷山に創建、5月の青梅大祭では12台の山車
・岸和田天神宮 - 南北朝期に八坂神社を勧請、江戸中期に天神を合祀、だんじり祭り
・服部住吉神社 - もと住吉大社の別宮、江戸初期再建、府下最古の能舞台、特殊神事
・亀之森住吉神社 - 奈良期にお告げがあって創祀、麻田藩主の祈願所、花笠太鼓の宮入
・泉殿宮 - 平安期の雨乞い所作伝える神楽獅子、日本初のビール工場、大塩平八郎
・西葛城神社 - もとは深谷神社、明治期に全村合祀、大正期に楠神社の地に遷座
・菅田神社(小野市) - 古代の製鉄氏族菅田首の同族が奉斎、後に住吉、日吉を合祀
・住吉神社(中番町) - もとは菅田神社、後に住吉大社の神領となり住吉神を配祀
・住吉神社(上牧谷) - 下牧谷の大倭物代主神社の御旅所、当社こそが「師衆社」?
・蟹井神社 - 神武帝の祭祀跡、平安期の創建、もとの甲斐神社、10月に提灯祭
・阿閇神社 - 住吉大社の荘園、赤松氏の崇敬、江戸中期の珍しい4棟西向き本殿
・住吉神社(河内長野市) - 神功皇后伝承が今も色濃く、仲哀陵伝承、10月馬駆神事
・尾上神社(加古川市) - 神功皇后が創祀「高砂の尾上」「尾上の松」「尾上の鐘」
・磐船大神社 - 磐船、浪石、燈明岩などの巨岩・奇岩、住吉信仰、10月にだんじり
・石土神社(南国市) - 「日本一社延喜式社」東西に分かれた洞窟、広がる石土池
・柏原神社(柏原市) - もとは邸内の白髭大明神、明治に現在地に遷座、村社を合祀
・住吉神社(上田原) - 江戸初期の創建、石風呂・十三仏、10月秋祭りでだんじり
・星田神社 - 交野大明神、江戸中期から住吉神、本殿は春日移し、平成の世に復興
・現人神社 - 神功皇后の前に姿を現した神、住吉三神の本津宮、住吉神社の元宮
・菅原神社(阪南市) - 道真と素戔嗚命を祀る、10月にやぐら祭り、境内に牛神社
・住吉神社(若宮さん) - 複雑な経緯、大坂夏の陣で三つの卯の日に創祀された若宮
・磯良神社(茨木市) - 疣水(いぼみず)さん、神功皇后伝承、新屋神社の旧境内社
・一之宮社(横浜市) - 戦国期に大宮氷川社を勧請、白髯老神、高台からの眺め
・住吉神社(南湖) - もとは鬼子母神を奉斎、道祖神、明治期に住吉大社を勧請
・浅間神社(公所) - 頼朝の創建、義経の財宝伝説、鶴間神社とも、江戸期棟札
・佐世神社 - 八岐大蛇退治の須佐能袁命が踊って頭に挿した木が落ちた地、佐世の森
・羽浦神社 - もとは八幡、和耶神社など式内二社を合祀、10月に獅子舞など祭礼
・神坂神社 - 富士見台や恵那山など神坂峠登り口、山間に海神祀る、日本武尊伝承
・船玉稲荷神社(松江市) - 椎森稲荷、松江藩船舶奉行所の守護神、松江の三大稲荷
・舟着社 - 日本武尊が東征で船出した船着き場とも、現在は多度神社例祭の御旅所
・加和良神社(丹波市) - 平安前期の創立、空海筆の額、3本のムクノキの巨樹
・壹宮神社(大山町) - 社名は瓊瓊杵命誕生にちなむ、山陰に珍しい天孫降臨伝承
・都々智神社(郷崎) - 今里、郷埼灯台近くの郷埼大明神、尾崎の同名神社の本宮か
・都々智神社(尾崎) - 満潮時に海に沈む海中鳥居、本宮の郷崎の里宮・遥拝所
・森山社(葉山町) - 奈良時代の勧請、40回超す三十三年祭が続く古社、世計り神事
・住吉神社(東里野良) - 志賀ノ鼻という岬に鎮座した式内論社・志賀明神を合祀
・飯野神社(北長太旭町) - 土の宮、相殿の天王社による長太天王祭、10月鯨船行事
・闇見神社 - 若狭耳別の祖の母、倉見庄の総鎮守、4月に県指定の神事・奇祭
・宮口六所神社 - 式内三論社、もと多賀神社、興覚寺後古墳、10月に山車
・片岡神社(吉田町) - もとは大和を勧請、後に摂津を勧請した住吉神社、8月に屋台
・赤尾渋垂郡辺神社 - 国史見2社と式内1社の3社、10月袋井まつりで独特の屋台曳き回し
・津毛利神社 - 奈良期に摂津住吉を勧請した津守社か、四十六所大明神、古い屋台
・石井神社(西山町) - 長尾為景を助けた十二明神、9月には神楽「大和舞」奉納
・石井神社(西本町) - 住吉大明神を勧請、坂上田村麻呂や上杉謙信が祈願・奉幣
・多多神社 - 景行朝に当地土着の多氏の一派が祖神を祀る、室町中期の本殿が重文
・五泉八幡宮 - 五泉城跡、平安前期の勧請、式内の小布勢、宇都良波志か、廣海歌碑
・比佐豆知菅原神社 - もとはヒサツ畑、草生城築城で遷座、鎮護の草生天神、3月天神祭
・大乃己所神社(大古曽) - 鬼から奪った妻と三輪の明神の伝説、平成の世に拝殿新築
・美濃夜神社 - 景行朝の創祀とも、水之祖の溝渕大明神、雲林院以前からの崇敬
・住吉神社(五泉市村松) - 平安初期の勧請、7月例祭の高砂人形「チャンチャコババサ」
・岡太神社(鈴鹿市) - 旧岡田村、近世には六所大明神、ツブラジイの巨樹は消失か
・加富神社(波木町) - 鎮守の森、采女郷7ヶ村の総社、『古事記』三重の采女ゆかり
・敏太神社(松阪市) - 「みぬだ」鎌倉期に八幡合祀、「すすきこわし」など各種神事
・石井神社(出雲崎町) - 大国主命の佐渡平定、6月に江戸前期からの出雲崎大祭
・下部神社 - もとは星川氏の氏神、春日社勧請からは下ノ宮、11月吐山の太鼓踊り
・荒樫神社(越前市) - 継体天皇の勧請、境内社も帝ゆかりの鵜甘神社と麻気神社
・風速神社 - 敵舟を風のような速さで転覆、豊作のための風信仰とも、住吉三神
【主な御神徳(ご利益)】
交通安全、海運・造船、漁業守護、貿易守護、和歌・学業・受験合格
『古事記』に記載のある男神。
イザナギが禊を行った際、水の表面で身を清めると生れた二柱の神のうちの一柱。
その他の一柱は、ウハツワタツミノカミで、綿津見神(ワタツミ)と総称される三柱の神のうちの一柱。
イザナギは黄泉の国から戻ると、穢れから身を清めるために、竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小門(をど)の阿波岐原(あはきはら:現在の宮崎県宮崎市阿波岐原町)で禊を行った。
そこで、衣を脱ぐと十二柱の神が生まれた。その後に実際に川に入って清めた際、黄泉の穢れから二柱の神が生まれた。その禍(まが)を直そうとすると三柱の神が生まれた。水の底に身を清めると二柱の神が生まれた。水の中ほどで身を清めると二柱の神が生まれた。
水の表面で身を清めたのはその後のこと。
別に生まれる、ソコツツノヲノカミ、ナカツツノヲノカミとともに住吉三神と総称される。海の神、公開の神、また和歌の神とされる。『古事記』においては、住吉三神として、神功皇后の段で名前だけでてくる。
禊で生まれた神々
・ヤソマガツヒノカミ | オオマガツヒノカミ - 黄泉の穢れから
・カムナオビノカミ | オオナオビノカミ | イヅノメ - その穢れ、その禍(まが)を直そうとして
・ソコツワタツミノカミ | ソコツツノヲノカミ - 水の底で身を清めると
・ナカツワタツミノカミ | ナカツツノヲノカミ - 水の中ほどで身を清めると
・ウハツワタツミノカミ | ウハツツノヲノカミ - 水の表面で身を清めると
【主な登場場面】
・バツイチ・イザナギ、それでも神産み続けてアマテラス、スサノヲ キター!
・海を渡る神功皇后 神風吹いて一瞬で新羅に到着、王恐れ戦いてひれ伏す
【関連記事】
・ご利益ごとに見る日本の神々 - 健康長寿、金運、開運、出世、交渉、良縁・縁結びなど
・三大住吉とは? - 全国2300社の住吉神社、総本社・大社の大阪と、下関、福岡の三住吉
・住吉七社とは? - 『延喜式神名帳』に記載がある旧郡国7ヶ国の住吉神社
・[御祭神が住吉三神]初詣で人気の神社、その人出は? - 初詣の人出ランキング
・今辻子町の住吉神社 - 病気根絶、人に益をなす九頭竜伝説が残るお社
・健康祈願ならぬ“犬幸祈願”、「犬の七五三詣」小野住吉神社で、犬による神楽奉納へ
【ウハツツノヲノカミを祀る神社】
・住吉大社 - 神功皇后帰還後に創建された住吉の総本社、「日本三大住吉」の一社
・住吉神社(福岡) - 三大住吉の一つで、全国2129社の住吉で最古、神話そのものの縁起
・住吉神社(下関) - 本殿が国宝の三大住吉の一社、住吉三神の荒魂を祀る長門国一宮
・函館八幡宮 - 中世に創建、近世末までに各地に勧請した北海道開拓に関わる神々
・鳥栖神社 - 香取・鹿島とともに東国三社、謎のトライアングル、武神の道案内の神
・蛭子神社(名張市) - 元伊勢「隠市守宮」の候補地、親しまれる祭礼「えべっさん」
・猪田神社(下郡) - 伊賀津彦神を祀り、式内二社を合祀する式内社 元伊勢の可能性も
・猪田神社(猪田) - 国史見在社「伊賀津彦神」か、あるいは式内社 祭祀遺跡や古墳も
・本宮八幡神社 - 壱岐七社の一つ、式内社「兵主神社」も、宇佐から勧請後は八幡へ
・片岡神社 - 聖徳太子の伯母ゆかり放光寺の鎮守社、推古期の記録がある式内名神大社
・聖母宮 - 壱岐国二宮、神功皇后の三韓征伐、清正の奉納 半島と風に縁のある古社
・松本神社(城陽市) - 「権現さん」で親しまれる、住吉大神を祀る嵐神社の一つ
・安宅住吉神社 - 「全国唯一 難関突破の御守護」、安宅の関を抱く、創建1200年強の古社
・唐津神社 - 神功皇后が宝鏡を縣けて住吉三神を祀ったのが起源、唐津くんちで知られる
・住吉神社(小樽市) - 小樽総鎮守、函館八幡宮の分霊、小樽まつり、道内最大の神輿
・住吉神社(東京都中央区) - 家康入府とともに摂津佃からの移住者による江戸佃の守護神
・風浪宮 - 三韓征伐の勝運の道を開いた神、江戸期から伝わる流鏑馬、船名の起源の神社も
・大富神社 - 宇佐ともゆかり、住吉・宗像・八幡を同時に祭祀、八屋祇園が有名な式外社
・朝田神社(山口市) - 周防国五宮、明治期に1郷社6村社が合祀、「村民の敬神深き」社
・加紫久利神社 - 式内の古社で薩摩国二宮、西南戦争ですべて焼失して荒廃も戦後に復興
・仁壁神社 - 江戸中期社殿が平成の放火で焼失も再建、どんど焼きでも知られる周防国三宮
・佐波神社(防府市) - 元の金切神社、明治期に四神社を合併して改称した、周防国総社
・大依羅神社 - 摂津で住吉大社に次ぐ権威、『古事記』にもある依網池の守護神として繁栄
・琴弾八幡宮 - 源氏の崇敬と378段の参道、大祭では9台の太鼓台が集結して勇壮さを競う
・住三吉神社 - 北海道函館、鎌倉時代の創祀と伝わる古社、江戸中期以降に再建、崇敬得る
・八幡竈門神社 - 仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地
・住吉神社(明石市) - 錦が浦の伝承、初めて住吉大神が祀られた「住吉神社の発祥の地」
・気多本宮 - 氣多大社の本宮とも、式内・能登生国玉比古神社で、3月に通称「おいで祭」
・住吉神社(小野市) - 犬の七五三詣や犬による神楽舞「犬幸の舞」で知られる式内古社
・住吉神社(加西市) - 播磨国三宮の酒見大明神、4月に播州三大祭の一つ「北条節句まつり」
・早吸日女神社(大分市) - 神武東遷の途上、蛸が守護していた神剣を御神体として奉斎
・河江神社 - 竹崎季長が創建した住吉宮、加藤清正が神領寄進、明治期に近郷の小祠を合祀
・西岡神宮 - 奈良期創建の春日・八幡・住吉を祀る三宮大明神、10月に獅子舞や流鏑馬など
・椋神社(下吉田) - 農民ロケット「龍勢祭り」が有名、自由民権運動の秩父事件ゆかりの地
・本住吉神社 - 『日本書紀』記載社か、住吉三神鎮祭の根源とされる古社、5月にだんじり
・畝火山口神社 - 奈良畝傍山に鎮座する、埴土神事・でんそそ祭りなど古式が伝わる式内社
・伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
・住吉神社(宇土市) - 有明海と風流島、アジサイの名所、熊本藩細川氏の航海安全崇敬社
・広田神社(輪島市) - 伊勢を勧請して小伊勢になった式内社、南北朝期の神像4駆など出土
・早吸日女神社(佐伯市) - 平安末期に創建、2年ごとの大祭で八人太鼓及び獅子舞の演舞
・重蔵神社 - 8月の輪島大祭のキリコ祭り、3月に数百年の歴史ある如月祭、朝市通りに産屋
・住吉神社(輪島市) - 能登に初めて勧請された住吉神、前田利家の崇敬、8月にキリコ祭り
・花掛神社(糸島市) - 神功皇后が三韓征伐の際に花を掛けて住吉神を鎮祭した山、巨石や松
・南志見住吉神社 - 往古からの石川輪島5ヶ村の総社、樹齢600年の黒松と7月に水無月祭り
・亀岡神社(平戸市) - 霊椿山・七郎・乙宮・八幡の4神社が合祀、「平戸神楽」全24番の奉納
・往馬坐伊古麻都比古神社 - 大嘗祭の火燧木を献上する奈良生駒山の火の神、10月に火祭り
・志賀神社(佐賀市) - 平安期に志賀海神社を勧請、日本海軍発祥の地、9月例祭に神輿渡御
・巨田神社 - 平安期に宇佐を勧請、室町中期の本殿、11月に「巨田神楽」、鴨の越網猟も
・住吉神社(宮崎市) - 父の禊から誕生した地に住吉三神を奉斎する、全住吉神社の元宮
・立磐神社 - 神武天皇が東遷の船出をした「美々津」の地、景行期の創建、8メートルの巨石
・住吉神社(角田市) - 郡山遺跡、平安期の祭祀址、鎌倉期に摂津を勧請した住吉山医王寺
・遠賀神社(井岡) - 「出羽高野」と称された式内・岡大権現、江戸期は伽藍9院・末寺6寺
・川口神社(亘理町) - 江戸初期に伊達成実が勧請した稲荷、東日本大震災で被災も復興へ
・八千鉾神社(志賀町) - 平式部館跡や径6メートルの円墳、江戸期には住吉大明神を称す
・宗形神社(米子市) - 国史・式内の古社、歴代武将・領主の崇敬、県下有数の宗像古墳群
・誉田八幡神社(東かがわ市) - 平安期に河内を勧請、10月に巨大な槍を投げ渡す投げ奴
・若久住吉神社 - 神代の鎮座、神功皇后が凱旋後に建立、大正期に天神を合祀、式内論社
・五所神社(山武市) - 江戸中期から始まった「十二面神楽」が有名、本殿が県の文化財
・埴生神社(中間市) - 「御輿掛けの松」「沓石」伝承、仲哀・神功の御船が到着した地
・佐佐婆神社 - 第7代孝霊天皇の勅命で創建された式内、10月には例祭「畑まつり」
・泊神社(加古川市) - 天岩戸の鏡の一つが泊まった地、宮本伊織が寄進した社殿や灯篭
・住吉神社(押部谷) - 奈良期に摂津を勧請、秀吉の三木合戦で焼失も江戸期再建
・住吉大伴神社 - 大伴・伴氏神社として創祀、大伴氏没後に住吉神社、本殿は住吉造
・菱妻神社(久我石原町) - 久我家・村上源氏に関連する春日神、5月に氏子祭
・熊野神社(上里町堤) - 東堤古墳群の墳丘上に鎮座、式内・今木青坂稲実荒御魂の論社
・登弥神社 - 神武天皇が祭祀、登美連が祖を奉斎、春日を勧請、粥占いで知られる
・鎮宅霊符神社(奈良市) - 陰陽師鎮守の祭壇、陰陽師の居住地、幕末狛犬「ひゃっほう」
・金岡神社(堺市) - 平安期の絵師巨勢金岡を祀る、8月の盆踊りは暴れ太鼓
・率川神社 - 市内最古の神社、神武皇后と父母を奉斎する子守明神、6月に三枝祭
・佐谷田神社 - 佐谷田の八幡社に神明と住吉が合祀、11月に提灯500個の燈明夜
・住吉神社(上鴨川) - 鎌倉期建立の本殿、上鴨川住吉神社神事舞で知られる式内古社
・郡山八幡神社 - 東大寺大仏の守護神として宇佐を勧請「柳八幡宮」、野球のグローブ
・植木神社 - 植木牛頭天王、7月最終土日の祇園祭は巡行と神輿の舞が有名
・岩隈八幡宮(周東町) - 熊毛神が降臨、奈良朝に宇佐を勧請、陶氏・吉川氏の崇敬
・海神社(西ノ島町) - 六社大明神、海神二座6柱を祀る、隔年7月船渡御、10月御蒸祭
・潮崎本之宮神社 - 神功皇后が住吉三神を奉斎した海神社、10月例祭は獅子舞や行列
・神部神社(甲州市) - 「祓戸ノ九神」祀る岩間温泉の神、室町期随神門、江戸期本殿
・垣田神社 - 縄文・弥生の創祀とも、中世に住吉大社別宮、豊臣秀吉が寄進
・中臣須牟地神社 - 中臣氏の祖が居住、藤原不比等が祖神を奉斎、住道社の中核か
・住吉神社(秋津) - 奈良期に現在地に遷座した恒田明神、4月に幻の「秋津百石踊」
・胡簶御子神社 - 上対馬の東岸、琴崎の付け根の琴港に鎮座、「胡簶神社」とも
・木梨神社(加東市) - 崇神朝の創祀、允恭軽皇子が幣帛、藤田三郎の大蛇退治伝説
・住吉神社(いわき市) - 住吉七社の一つ、海湾の岩山を奉斎、江戸前期社殿や流鏑馬
・曽禰神社 - 池上曽根遺跡に隣接、物部の社、市内最古の創建、10月だんじり
・住吉神社(下久米) - 神功皇后の時代からの摂津住吉の神領、法道仙人の邂逅の伝承
・波宝神社 - 神功皇后伝承、山頂に海の神を奉斎、江戸前期社殿、9月に岳祭り
・大津神社(泉大津市) - 和泉国府の外港、式内「粟神社」など合祀、10月だんじり
・国玉神社(岬町) - 称徳天皇の深日行宮跡、古代はスズ、10月やぐらの宮入り
・阿久刀神社 - 『古事記』奴理能美の裔の阿久刀連、霊験あらたか御神木ムクノキ
・志氐神社 - 垂仁朝の創祀、4世紀古墳、天武天皇が伊勢神宮を遥拝、式内を合祀
・茨住吉神社 - 江戸初期の九条島開発で勧請、一大歓楽街、御神木「焼け楠」
・射山神社 - 伊勢内宮の「七栗御園」と温泉、長命水「榊の井」と湯立神事
・田蓑神社 - 神功皇后が創祀、平安期創建、家康ゆかりの佃漁民、狛犬と宝くじ
・宇賀神社(桑名市) - 多度山の東の登山口とシイの巨木群、縣の神「天田社」
・岸城神社 - 岸和田城三ノ丸、9月に岸和田祭、急坂を一気に駆け上がるだんじり
・矢奈比賣神社 - 国史記載の見付天神、旧暦8月の裸祭、つつじ公園と霊犬悉平太郎
・六所神社(半田山) - 朝日山の中腹、旭日に面する波多村の式内論社、芭蕉句碑
・楢本神社(宮丸町) - 旧社地に幹周り2丈あまりの楢の木、遷座繰り返して論社多数
・住吉神社(交野市) - 交野物部の地、京都遷都後に住吉神に、春日移しとだんじり
・三先天満宮 - 江戸後期に開発成功祈願で創祀、7月に夏祭り、牛の形をした霊石
・住吉神社(静岡市) - 奈良時代の創祀、もとは式内・中津神社、江戸期に現社号
・大和田住吉神社 - 『万葉集』の大和太の浜、源義経ゆかりの判官松と鮒子多家
・野里住吉神社 - 義満の勧請も創祀は古代か、2月に一夜官女祭、夏祭りでだんじり
・田守神社(伊賀市) - 伊賀臣が祖神を奉斎か、吉田神社の地に遷座、10月に秋祭
・神川神社 - 鴨川と桂川との合流点の西岸、鴨川の水運信仰に基づく住吉大明神
・神津神社 - もとは八幡神社、天正年間の勧請か、1月に十三戎祭、枕太鼓・獅子舞
・住吉神社(青梅市) - 南北朝期に稲荷山に創建、5月の青梅大祭では12台の山車
・岸和田天神宮 - 南北朝期に八坂神社を勧請、江戸中期に天神を合祀、だんじり祭り
・服部住吉神社 - もと住吉大社の別宮、江戸初期再建、府下最古の能舞台、特殊神事
・亀之森住吉神社 - 奈良期にお告げがあって創祀、麻田藩主の祈願所、花笠太鼓の宮入
・泉殿宮 - 平安期の雨乞い所作伝える神楽獅子、日本初のビール工場、大塩平八郎
・西葛城神社 - もとは深谷神社、明治期に全村合祀、大正期に楠神社の地に遷座
・菅田神社(小野市) - 古代の製鉄氏族菅田首の同族が奉斎、後に住吉、日吉を合祀
・住吉神社(中番町) - もとは菅田神社、後に住吉大社の神領となり住吉神を配祀
・住吉神社(上牧谷) - 下牧谷の大倭物代主神社の御旅所、当社こそが「師衆社」?
・蟹井神社 - 神武帝の祭祀跡、平安期の創建、もとの甲斐神社、10月に提灯祭
・阿閇神社 - 住吉大社の荘園、赤松氏の崇敬、江戸中期の珍しい4棟西向き本殿
・住吉神社(河内長野市) - 神功皇后伝承が今も色濃く、仲哀陵伝承、10月馬駆神事
・尾上神社(加古川市) - 神功皇后が創祀「高砂の尾上」「尾上の松」「尾上の鐘」
・磐船大神社 - 磐船、浪石、燈明岩などの巨岩・奇岩、住吉信仰、10月にだんじり
・石土神社(南国市) - 「日本一社延喜式社」東西に分かれた洞窟、広がる石土池
・柏原神社(柏原市) - もとは邸内の白髭大明神、明治に現在地に遷座、村社を合祀
・住吉神社(上田原) - 江戸初期の創建、石風呂・十三仏、10月秋祭りでだんじり
・星田神社 - 交野大明神、江戸中期から住吉神、本殿は春日移し、平成の世に復興
・現人神社 - 神功皇后の前に姿を現した神、住吉三神の本津宮、住吉神社の元宮
・菅原神社(阪南市) - 道真と素戔嗚命を祀る、10月にやぐら祭り、境内に牛神社
・住吉神社(若宮さん) - 複雑な経緯、大坂夏の陣で三つの卯の日に創祀された若宮
・磯良神社(茨木市) - 疣水(いぼみず)さん、神功皇后伝承、新屋神社の旧境内社
・一之宮社(横浜市) - 戦国期に大宮氷川社を勧請、白髯老神、高台からの眺め
・住吉神社(南湖) - もとは鬼子母神を奉斎、道祖神、明治期に住吉大社を勧請
・浅間神社(公所) - 頼朝の創建、義経の財宝伝説、鶴間神社とも、江戸期棟札
・佐世神社 - 八岐大蛇退治の須佐能袁命が踊って頭に挿した木が落ちた地、佐世の森
・羽浦神社 - もとは八幡、和耶神社など式内二社を合祀、10月に獅子舞など祭礼
・神坂神社 - 富士見台や恵那山など神坂峠登り口、山間に海神祀る、日本武尊伝承
・船玉稲荷神社(松江市) - 椎森稲荷、松江藩船舶奉行所の守護神、松江の三大稲荷
・舟着社 - 日本武尊が東征で船出した船着き場とも、現在は多度神社例祭の御旅所
・加和良神社(丹波市) - 平安前期の創立、空海筆の額、3本のムクノキの巨樹
・壹宮神社(大山町) - 社名は瓊瓊杵命誕生にちなむ、山陰に珍しい天孫降臨伝承
・都々智神社(郷崎) - 今里、郷埼灯台近くの郷埼大明神、尾崎の同名神社の本宮か
・都々智神社(尾崎) - 満潮時に海に沈む海中鳥居、本宮の郷崎の里宮・遥拝所
・森山社(葉山町) - 奈良時代の勧請、40回超す三十三年祭が続く古社、世計り神事
・住吉神社(東里野良) - 志賀ノ鼻という岬に鎮座した式内論社・志賀明神を合祀
・飯野神社(北長太旭町) - 土の宮、相殿の天王社による長太天王祭、10月鯨船行事
・闇見神社 - 若狭耳別の祖の母、倉見庄の総鎮守、4月に県指定の神事・奇祭
・宮口六所神社 - 式内三論社、もと多賀神社、興覚寺後古墳、10月に山車
・片岡神社(吉田町) - もとは大和を勧請、後に摂津を勧請した住吉神社、8月に屋台
・赤尾渋垂郡辺神社 - 国史見2社と式内1社の3社、10月袋井まつりで独特の屋台曳き回し
・津毛利神社 - 奈良期に摂津住吉を勧請した津守社か、四十六所大明神、古い屋台
・石井神社(西山町) - 長尾為景を助けた十二明神、9月には神楽「大和舞」奉納
・石井神社(西本町) - 住吉大明神を勧請、坂上田村麻呂や上杉謙信が祈願・奉幣
・多多神社 - 景行朝に当地土着の多氏の一派が祖神を祀る、室町中期の本殿が重文
・五泉八幡宮 - 五泉城跡、平安前期の勧請、式内の小布勢、宇都良波志か、廣海歌碑
・比佐豆知菅原神社 - もとはヒサツ畑、草生城築城で遷座、鎮護の草生天神、3月天神祭
・大乃己所神社(大古曽) - 鬼から奪った妻と三輪の明神の伝説、平成の世に拝殿新築
・美濃夜神社 - 景行朝の創祀とも、水之祖の溝渕大明神、雲林院以前からの崇敬
・住吉神社(五泉市村松) - 平安初期の勧請、7月例祭の高砂人形「チャンチャコババサ」
・岡太神社(鈴鹿市) - 旧岡田村、近世には六所大明神、ツブラジイの巨樹は消失か
・加富神社(波木町) - 鎮守の森、采女郷7ヶ村の総社、『古事記』三重の采女ゆかり
・敏太神社(松阪市) - 「みぬだ」鎌倉期に八幡合祀、「すすきこわし」など各種神事
・石井神社(出雲崎町) - 大国主命の佐渡平定、6月に江戸前期からの出雲崎大祭
・下部神社 - もとは星川氏の氏神、春日社勧請からは下ノ宮、11月吐山の太鼓踊り
・荒樫神社(越前市) - 継体天皇の勧請、境内社も帝ゆかりの鵜甘神社と麻気神社
・風速神社 - 敵舟を風のような速さで転覆、豊作のための風信仰とも、住吉三神
【主な御神徳(ご利益)】
交通安全、海運・造船、漁業守護、貿易守護、和歌・学業・受験合格
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