闇山津見神(くらやまつみのかみ)

『古事記』に記載のある神。 

カグツチを生んだ際、女陰を負傷したイザナミがその傷がもとで亡くなった時、イザナギは号泣。イザナギは怒りに任せて十拳剣でカグツチを惨殺するが、その時、殺されたカグツチの性器から生まれる。

殺されたヒノカグツチノカミの体から生まれた神々
マサカヤマツミノカミ - 頭
オドヤマツミノカミ - 胸
オクヤマツミノカミ - 腹
・クラヤマツミノカミ - 性器
シギヤマツミノカミ - 左手
ハヤマツミノカミ - 右手
ハラヤマツミノカミ - 左足
トヤマツミノカミ - 右足

【主な登場場面】
イザナギとイザナミの神産み 何も女神のそんなもんから生まれなくても…

【クラヤマツミノカミを祀る神社】
黒島神社(観音寺市) - 池宮神社を合祀、京極丸亀藩主を助けた「黒」と「水」の神
高売布神社 - 鎌倉期の狛犬と室町期の本殿が重文、10月に特殊神事「千本搗き」