カグツチを生んだ際、女陰を負傷したイザナミがその傷がもとで亡くなった時、イザナギは号泣。イザナギは怒りに任せて十拳剣でカグツチを惨殺するが、その時、十拳剣の刀身の根元からの血が岩石に落ちて生成された神。

同じく十拳剣の刀身の根元からの血が岩石に落ちて生成された神として、ヒハヤヒノカミ、タケミカヅチがいる。

十拳剣から生まれた神々
・イハサクノカミ | ネサクノカミ | イハツツノヲノカミ - 先端からの血が岩石に落ちて生成
・ミカハヤヒノカミ | ヒハヤヒノカミ | タケミカヅチ - 刀身の根元からの血が岩石に落ちて生成
・クラオカミノカミ | クラミツハノカ - 柄からの血より生成

【主な登場場面】
・イザナギとイザナミの神産み　何も女神のそんなもんから生まれなくても…

【ミカハヤヒノカミを祀る神社】
・新田神社（薩摩川内） - 薩摩国一宮、八幡五所別宮からニニギ陵を祀る皇祖神の神社へ
・斐伊神社 - スサノヲのヤマタノオロチ退治の場所という伝承が残る氷川神社の元宮？
・八幡神社（酒田市市条） - 平安期勧請の一条八幡、出羽国総社とも、5月に奴振りと流鏑馬
・劔神社（直方市） - 筑紫物部氏ゆかり、高倉下を奉斎か？イザナギの十拳剣に縁深く
・左肆布津神社（芦辺町） - 平江大明神「おひらえ様」、壱岐郡式内二社の一つ

・蜂前神社 - 直虎花押の社は応神朝創祀の式内古社、直虎御朱印帳に限定朱印
・波多甕井神社 - 推古朝で行われた薬猟りの地、波多氏ゆかり、近世には天照大神社