志那都比古神(しなつひこのかみ)
『古事記』において、イザナギとイザナミによる国産み、島産みが終わった後、神産みの十番目に生まれた神。
風の神で、神名の「シナ」は「息が長い」という意味。風は神の息から起きると考えれら、風は稲作に欠かせないものであるが、台風などの暴風は人に大きな被害をもたらす。そのため、各地で暴風を鎮めるために風の神が祀られるようになった。
神産みで生まれた神々
・オオコトオシヲノカミ
・イハツチビコノカミ
・イハスヒメノカミ
・オオトヒワケノカミ
・アメノフキオノカミ
・オオヤビコノカミ
・カザモツワケノオシヲノカミ
・オオワタツミ
・ハヤアキツヒコノカミ - ハヤアキツヒメノカミと結婚し、八柱の子をもうける
・ハヤアキツヒメノカミ - ハヤアキツヒコノカミと結婚し、八柱の子をもうける
・シナツヒコノカミ
・ククノチノカミ
・オオヤマツミ - カヤノヒメノカミと結婚し、八柱の子をもうける
・カヤノヒメノカミ - オオヤマツミと結婚し、八柱の子をもうける
・トリノイハクスブネノカミ
・ヒノカグツチノカミ
【主な登場場面】
・イザナギとイザナミの神産み 何も女神のそんなもんから生まれなくても…
【関連記事】
・ご利益ごとに見る日本の神々 - 健康長寿、金運、開運、出世、交渉、良縁・縁結びなど
・[日本全国]初詣で人気の神社、その人出は? 参拝者数ランキングと、古事記の神々
【シナツヒコノカミを祀る神社】
・龍田大社 - 龍田の風神、御祭神はシナツヒコノカミ 風鎮大祭と秋祭りが有名
・川勾神社 - 一宮と二宮の争いが神事となって1000年以上続く、相模国二宮
・姉埼神社 - 妃を失ったヤマトタケルが奉斎した風の女神、「松」の伝承が残る式内古社
・佐波神社(防府市) - 元の金切神社、明治期に四神社を合併して改称した、周防国総社
・風伯神社 - 景行天皇の時代に伊勢神宮を伊予に勧請と伝わる、風の神を祀る国史見在社
・島穴神社 - ヤマトタケルがオトタチバナの遺志を継いで創祀、清い風が常に吹く風の神
・小物忌神社(飛島) - 龍田大社から勧請された、社名を変更したら式内社名の神社が続出
・小物忌神社(山楯) - 源義家が戦勝祈願を行った“観音”さま、出羽国三宮の式内古社
・蘇羅比古神社 - 古墳時代の遺跡が集中する備後の地、継体朝の時に創建された式内古社
・風宮 - 神宮125社、外宮・別宮 風日祈宮(内宮・別宮)とともに昇格した風の神
・風日祈宮 - 神宮125社、内宮・別宮 元寇の国難を拝して別宮に昇格した風の神
・大山白山神社 - 奈良期創建の伝承、江戸期の拝殿と絵天井、春秋大祭、天然記念物の大スギ
・久佐奈岐神社 - 日本武尊が東征の際に設けた本宮跡に、随伴9万8000人を奉斎したことも
・二宮赤城神社 - 赤城神社の中で唯一「二宮」を称する古社、上野・群馬の赤城山麓に鎮座
・銚港神社 - 円福寺・飯沼観音に隣接する銚子発祥の祖神、銚子の産土神で銚子の総社
・龍田神社 - 龍田大社の神が聖徳太子の前に顕現し、斑鳩の里に導いた、法隆寺の守護神
・南方神社(薩摩川内市高江町) - 慶長期の棟札が現存、ユーモラスな寸劇「太郎太郎踊り」
・鹿島御子神社 - 神代の伝承に由来する特殊神事「鎮火祭」が有名な、鹿島大神苗裔の一社
・栗原神社(座間市) - 栗原の鎮守である王子権現社、かつては樹齢700年以上の大スギも
・八千鉾神社(志賀町) - 平式部館跡や径6メートルの円墳、江戸期には住吉大明神を称す
・椙尾神社 - 欽明朝創祀の式内、めっけ犬伝説と6月の大山犬祭りはからくり山車と行列
・羽黒三田神社 - 泉が湧き出る穴澤、平将門の子や裔にゆかり、羽黒山大権現・穴澤大神
・科長神社 - 神功皇后所用の雛形の兜、小野妹子の墳墓に隣接、7月に神輿・だんじり
・江文神社(京都市) - 男女が一夜を過ごす「大原雑魚寝」、5月江文祭、9月八朔踊り
・尉殿神社 - 古くからの谷戸の鎮守、水と風の神、江戸期分祀で田無神社の后神に
・田無神社 - 鎌倉期創建の尉殿大権現、宿場町で栄え、明治に熊野・八幡を合祀
・宿奈川田神社 - 白坂神社として知られる、鳥取連が祖神を奉斎した「白坂大明神」
・植木神社 - 植木牛頭天王、7月最終土日の祇園祭は巡行と神輿の舞が有名
・立野神社(常陸大宮市) - 中世か近世に鹿島社、あるいは八幡と合祀、水戸家の崇敬
・立野神社(水戸市) - 平安初期の創祀、以前は鹿島社・谷津明神とも、朝房山の南
・近津神社(大子町) - 八溝川と久慈川の合流点、二つの近津三社、中田植など古神事
・桑原神社(桑野本) - 桑原臣の祖を仁賢朝に奉斎、樹高44メートルの大イチョウ
・葉生田神社 - もとは土田村の産土神「日天八王子社」、合祀して一旦は漕代神社に
・射山神社 - 伊勢内宮の「七栗御園」と温泉、長命水「榊の井」と湯立神事
・五十君神社 - 当地で薨去した垂仁皇子を奉斎、上杉謙信・景勝や歴代領主の崇敬
・息神社(浜松市) - 飛鳥期の創祀、中世に稲荷を勧請、室町期の獅子頭・能面と田遊祭
・有玉神社 - 田村麻呂の創建伝承、徳川家康の愛馬寄進以来の400年続く流鏑馬神事
・高崎神社 - 江戸中期に河内貴志村を勧請、江戸後期に現在地、7月布団太鼓
・久世神社(城陽市) - 『万葉集』所載の日本武尊が飛来した鷺坂山、室町期本殿
・現人神社 - 神功皇后の前に姿を現した神、住吉三神の本津宮、住吉神社の元宮
・大賀世神社 - 中心的な円墳の上に鎮座、龍田大社を勧請、10月に太鼓台の宮入
・宇奈為神社 - 山間部に海神を祀る、後に熊野権現を勧請、地元では今も十二社神社
・龍藏神社(厚木市) - 奈良朝の勧請、頼朝の相模六十一社、白龍伝説と雨乞い神事
・高靇神社(龍神社。福山市) - 式内・国高依彦神社を相殿に祀る、福山藩主の崇敬
・風間神社 - 『日本書紀』記載?『三代実録』の飄別神、江戸後期からの獅子舞
・天都賀佐比古神社 - 轟大明神・轟宮の式内論社、風の神とその伝承、御神体は北向き
・天津賀佐彦神社 - 旧重清村、美馬交流館の近く、往時は西岡宮とも呼ばれた式内論社
・阿太加夜神社 - 多岐喜姫命を祀る風土記記載の式外社、12年に一度のホーランエンヤ
・立岩神社(神山町) - 巨岩が二つに割れた、天岩戸そのもの、あるいは巨大な陰石
・爾自神社 - 神功皇后が祈願、平戸藩も受け継いだ「東風石」、江戸前期の石燈籠
・鞍岡神社 - 平安中期に北野天満宮を勧請した天神・天満宮、江戸中期再建の本殿
・石貫神社 - 西都原古墳群の大山祇塚、石貫階段の下の杉木立、鬼の伝承と天井岩
・倉賀野神社 - 崇神朝の創祀のクニタマさま、「飯玉縁起」飯玉大明神、飯玉さま
・日長神社(知多市) - 日本武尊ゆかりの手水池、古い歴史ある4月の御馬頭祭り
・大江神社(八頭町) - 平安期から続く大江氏の崇敬、因幡二宮とも、式内三座
・旦飯野神社(阿賀野市) - 仁徳朝に祭祀の伝承、本殿裏の御神霊石、夏越の大祓祭
・足見田神社 - 神宮とのかかわり、7月に水まつり「諏訪おどり」、5月に新茶まつり
【主な御神徳(ご利益)】
農業・航空、水難除け・大漁満足、厄災除け
『古事記』において、イザナギとイザナミによる国産み、島産みが終わった後、神産みの十番目に生まれた神。
風の神で、神名の「シナ」は「息が長い」という意味。風は神の息から起きると考えれら、風は稲作に欠かせないものであるが、台風などの暴風は人に大きな被害をもたらす。そのため、各地で暴風を鎮めるために風の神が祀られるようになった。
神産みで生まれた神々
・オオコトオシヲノカミ
・イハツチビコノカミ
・イハスヒメノカミ
・オオトヒワケノカミ
・アメノフキオノカミ
・オオヤビコノカミ
・カザモツワケノオシヲノカミ
・オオワタツミ
・ハヤアキツヒコノカミ - ハヤアキツヒメノカミと結婚し、八柱の子をもうける
・ハヤアキツヒメノカミ - ハヤアキツヒコノカミと結婚し、八柱の子をもうける
・シナツヒコノカミ
・ククノチノカミ
・オオヤマツミ - カヤノヒメノカミと結婚し、八柱の子をもうける
・カヤノヒメノカミ - オオヤマツミと結婚し、八柱の子をもうける
・トリノイハクスブネノカミ
・ヒノカグツチノカミ
【主な登場場面】
・イザナギとイザナミの神産み 何も女神のそんなもんから生まれなくても…
【関連記事】
・ご利益ごとに見る日本の神々 - 健康長寿、金運、開運、出世、交渉、良縁・縁結びなど
・[日本全国]初詣で人気の神社、その人出は? 参拝者数ランキングと、古事記の神々
【シナツヒコノカミを祀る神社】
・龍田大社 - 龍田の風神、御祭神はシナツヒコノカミ 風鎮大祭と秋祭りが有名
・川勾神社 - 一宮と二宮の争いが神事となって1000年以上続く、相模国二宮
・姉埼神社 - 妃を失ったヤマトタケルが奉斎した風の女神、「松」の伝承が残る式内古社
・佐波神社(防府市) - 元の金切神社、明治期に四神社を合併して改称した、周防国総社
・風伯神社 - 景行天皇の時代に伊勢神宮を伊予に勧請と伝わる、風の神を祀る国史見在社
・島穴神社 - ヤマトタケルがオトタチバナの遺志を継いで創祀、清い風が常に吹く風の神
・小物忌神社(飛島) - 龍田大社から勧請された、社名を変更したら式内社名の神社が続出
・小物忌神社(山楯) - 源義家が戦勝祈願を行った“観音”さま、出羽国三宮の式内古社
・蘇羅比古神社 - 古墳時代の遺跡が集中する備後の地、継体朝の時に創建された式内古社
・風宮 - 神宮125社、外宮・別宮 風日祈宮(内宮・別宮)とともに昇格した風の神
・風日祈宮 - 神宮125社、内宮・別宮 元寇の国難を拝して別宮に昇格した風の神
・大山白山神社 - 奈良期創建の伝承、江戸期の拝殿と絵天井、春秋大祭、天然記念物の大スギ
・久佐奈岐神社 - 日本武尊が東征の際に設けた本宮跡に、随伴9万8000人を奉斎したことも
・二宮赤城神社 - 赤城神社の中で唯一「二宮」を称する古社、上野・群馬の赤城山麓に鎮座
・銚港神社 - 円福寺・飯沼観音に隣接する銚子発祥の祖神、銚子の産土神で銚子の総社
・龍田神社 - 龍田大社の神が聖徳太子の前に顕現し、斑鳩の里に導いた、法隆寺の守護神
・南方神社(薩摩川内市高江町) - 慶長期の棟札が現存、ユーモラスな寸劇「太郎太郎踊り」
・鹿島御子神社 - 神代の伝承に由来する特殊神事「鎮火祭」が有名な、鹿島大神苗裔の一社
・栗原神社(座間市) - 栗原の鎮守である王子権現社、かつては樹齢700年以上の大スギも
・八千鉾神社(志賀町) - 平式部館跡や径6メートルの円墳、江戸期には住吉大明神を称す
・椙尾神社 - 欽明朝創祀の式内、めっけ犬伝説と6月の大山犬祭りはからくり山車と行列
・羽黒三田神社 - 泉が湧き出る穴澤、平将門の子や裔にゆかり、羽黒山大権現・穴澤大神
・科長神社 - 神功皇后所用の雛形の兜、小野妹子の墳墓に隣接、7月に神輿・だんじり
・江文神社(京都市) - 男女が一夜を過ごす「大原雑魚寝」、5月江文祭、9月八朔踊り
・尉殿神社 - 古くからの谷戸の鎮守、水と風の神、江戸期分祀で田無神社の后神に
・田無神社 - 鎌倉期創建の尉殿大権現、宿場町で栄え、明治に熊野・八幡を合祀
・宿奈川田神社 - 白坂神社として知られる、鳥取連が祖神を奉斎した「白坂大明神」
・植木神社 - 植木牛頭天王、7月最終土日の祇園祭は巡行と神輿の舞が有名
・立野神社(常陸大宮市) - 中世か近世に鹿島社、あるいは八幡と合祀、水戸家の崇敬
・立野神社(水戸市) - 平安初期の創祀、以前は鹿島社・谷津明神とも、朝房山の南
・近津神社(大子町) - 八溝川と久慈川の合流点、二つの近津三社、中田植など古神事
・桑原神社(桑野本) - 桑原臣の祖を仁賢朝に奉斎、樹高44メートルの大イチョウ
・葉生田神社 - もとは土田村の産土神「日天八王子社」、合祀して一旦は漕代神社に
・射山神社 - 伊勢内宮の「七栗御園」と温泉、長命水「榊の井」と湯立神事
・五十君神社 - 当地で薨去した垂仁皇子を奉斎、上杉謙信・景勝や歴代領主の崇敬
・息神社(浜松市) - 飛鳥期の創祀、中世に稲荷を勧請、室町期の獅子頭・能面と田遊祭
・有玉神社 - 田村麻呂の創建伝承、徳川家康の愛馬寄進以来の400年続く流鏑馬神事
・高崎神社 - 江戸中期に河内貴志村を勧請、江戸後期に現在地、7月布団太鼓
・久世神社(城陽市) - 『万葉集』所載の日本武尊が飛来した鷺坂山、室町期本殿
・現人神社 - 神功皇后の前に姿を現した神、住吉三神の本津宮、住吉神社の元宮
・大賀世神社 - 中心的な円墳の上に鎮座、龍田大社を勧請、10月に太鼓台の宮入
・宇奈為神社 - 山間部に海神を祀る、後に熊野権現を勧請、地元では今も十二社神社
・龍藏神社(厚木市) - 奈良朝の勧請、頼朝の相模六十一社、白龍伝説と雨乞い神事
・高靇神社(龍神社。福山市) - 式内・国高依彦神社を相殿に祀る、福山藩主の崇敬
・風間神社 - 『日本書紀』記載?『三代実録』の飄別神、江戸後期からの獅子舞
・天都賀佐比古神社 - 轟大明神・轟宮の式内論社、風の神とその伝承、御神体は北向き
・天津賀佐彦神社 - 旧重清村、美馬交流館の近く、往時は西岡宮とも呼ばれた式内論社
・阿太加夜神社 - 多岐喜姫命を祀る風土記記載の式外社、12年に一度のホーランエンヤ
・立岩神社(神山町) - 巨岩が二つに割れた、天岩戸そのもの、あるいは巨大な陰石
・爾自神社 - 神功皇后が祈願、平戸藩も受け継いだ「東風石」、江戸前期の石燈籠
・鞍岡神社 - 平安中期に北野天満宮を勧請した天神・天満宮、江戸中期再建の本殿
・石貫神社 - 西都原古墳群の大山祇塚、石貫階段の下の杉木立、鬼の伝承と天井岩
・倉賀野神社 - 崇神朝の創祀のクニタマさま、「飯玉縁起」飯玉大明神、飯玉さま
・日長神社(知多市) - 日本武尊ゆかりの手水池、古い歴史ある4月の御馬頭祭り
・大江神社(八頭町) - 平安期から続く大江氏の崇敬、因幡二宮とも、式内三座
・旦飯野神社(阿賀野市) - 仁徳朝に祭祀の伝承、本殿裏の御神霊石、夏越の大祓祭
・足見田神社 - 神宮とのかかわり、7月に水まつり「諏訪おどり」、5月に新茶まつり
【主な御神徳(ご利益)】
農業・航空、水難除け・大漁満足、厄災除け
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