大宜都比売(おおげつひめのかみ)
『古事記』に記載のある女神で、淡路島(アハヂノホノサワケノシマ)に次いで、イザナギとイザナミの順調な国産み、島産みが始まってから二番目にできた、大八嶋国(おおやしまのくに)の一柱イヨノフタナノシマにあったとされる四つの顔の一つで、阿波国、つまり現在の徳島県。
四つの顔のうち、もう三つは、エヒメ、イヒヨリヒコ、タケヨリワケ。現在の愛媛、香川、高知。
また、この神の名はあと三か所出てくる。イザナギとイザナミの神産みの段、スサノヲに惨殺される段、オオトシノカミの系譜。
イザナギとイザナミによる神産みの十三番目に生まれた女神。
またスサノヲが高天原を追放され、出雲にやってくる間に、食べ物を出してくれたのがこのオオゲツヒメ。しかし、ケツなどから食べ物を出して調理していたために、激怒したスサノヲによって惨殺される。
しかし、殺されたオオゲツヒメの頭から蚕が、二つの目から稲の種が、二つの耳から粟が、鼻からは小豆が、女陰からは麦が、尻からは豆が生まれ、その身体はすべて植物となる。この意味で、穀物神とされる。これらの種はカミムスヒノカミによって回収されている。
この説話は、日本書紀において、『古事記』には出てこない、保食神(うけもちのかみ。やはり女神とされている)が担っていることもあり、オオゲツヒメと保食神は同一視される場合がある。
食物神とされるトヨウケビメノカミと、現在では習合している場合がある。トヨウケビメノカミとウケモチはともに日本全土にある稲荷神社の祭神になっている場合が多い。しかし、オオゲツヒメが稲荷神社の祭神になっていることはほぼない。
オオトシノカミの子であるハヤマトノカミと結婚、多くの子をもうける。特にワカトシノカミは、オオトシノカミの別の子であるミトシノカミと同じように、オオトシノカミと同神格を有するとされる。
オオトシノカミの妹ウカノミタマノカミも、ウケモチ、トヨウケビメノカミの「うけ」と同様、「うか」を冠し、食物の意。
大八嶋国(おおやしまのくに)
・アハヂノホノサワケノシマ - 淡路島
・イヨノフタナノシマ - 四国。四つの顔は、エヒメ、イヒヨリヒコ、オオゲツヒメ、タケヨリワケ。
・オキノミツゴノシマ - 隠岐島
・ツクシノシマ - 九州。四つの顔は、シラヒワケ、トヨヒワケ、タケヒムカヒヨトジヒネワケ、タケヒワケ。
・イキノシマ - 壱岐島
・ツシマ - 対馬
・サドノシマ - 佐渡島
・オオヤマトトヨアキツシマ - 本州
ハヤマトノカミとの子
・ワカヤマクイノカミ
・ワカトシノカミ
・ワカサナメノカミ
・ミヅマキノカミ
・ナツタカノヒノカミ
・アキビメノカミ
・ククトシノカミ
・ククキワカムロツナネノカミ
【主な登場場面】
・イザナギとイザナミの国産み、島産み 日本の誕生は淡路島から
・追放されるスサノヲ、料理を出してくれた女神を惨殺 そしたら…
・オオクニヌシの国造りに関わっていた神々? 穀物増産、海外とのつながり
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・神産み、古事記では35柱と言ってるけど、実際は40柱だったりする、いったい何柱が生まれた?
・神と人を結ぶ「神様の結うとおり」という通りに35柱の神々モニュメント設置 - 兵庫県・淡路島
・佐毘売山神社(益田市) - 比礼振山のもとは姫山神社、都茂鉱山、石見銀山へ分祀
【オオゲツヒメを祀る神社】
・一宮神社(徳島市) - 上一宮大粟神社から分祀した、オオゲツヒメ祀る阿波国一宮
・上一宮大粟神社 - 邪馬台国阿波説の論拠? 食物神オオゲツヒメを祀る阿波国一宮
・丹生都比売神社 - スサノヲのイミフ突然の暴虐で亡くなった御祭神の御神徳、世界遺産
・丹生官省符神社 - 空海による創建、高野山の官省符荘の鎮守、世界遺産の古社
・赤城神社(大洞) - 赤城山山頂に鎮座する沼を女神に神格化した赤城神社総本社の一社
・幸稲荷神社(港区) - 幸事が続出して社号が定着、病気平癒の神や社宝も、茅野天神
・摩氣神社 - 食・稲作の神を祀る園部藩小出氏の崇敬を受けた式内名神大社、10月に神幸祭
・釜蓋神社 - 澤穂希も通った、釜蓋を頭に乗せて参拝する“勝ちたい人”のパワースポット
・志賀理和氣神社 - 「赤石さん」として親しまれる式内社の最北端、9月の例祭は秋祭り
・王子稲荷神社 - 大晦日狐の行列や「御石様」「お穴さま」でも有名な関東八州の稲荷総社
・信太森葛葉稲荷神社 - 安倍晴明の母「葛の葉」ゆかりの社、樹齢2000年の「夫婦楠」など
・新屋山神社 - 戦国時代の創建、富士山二合目の奥宮が通称「金運神社」のパワースポット
・出世稲荷神社(京都市) - 秀吉ゆかりのもとは聚楽第の邸内社、大原に移転した出世の神
・三島神社(台東区) - 元寇の役の際に河野通有が伊予から勧請、境内に火除稲荷や雷井戸
・溝咋神社 - 神武天皇皇后とその母の一族を奉斎、鴨氏と三島勢力との交流うかがえる式内社
・室蘭八幡宮 - 珍しいクジラの神楽を創作した「鯨八幡」、大正・昭和両天皇がお手植え
・泉神社(宇佐市) - 飛鳥朝創建、霊泉・酒井泉、豊前国の女神が八幡神に酒を奉仕した地
・川口神社(川口市) - 川口市総鎮守の元は氷川社、数百の露店・市内最大の祭典おかめ市
・八代神社 - 平安朝初期創祀の日本三大妙見、11月は御幸行事の妙見祭、5月末には氷室祭
・春日神社(徳島市) - 徳島城や城下の鎮守、歴代徳島藩主から崇敬され続けた春日大明神
・伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
・櫟原北代比古神社 - 鳳至比古神が悪鳥を矢で退治した八幡とも、社叢は市の天然記念物
・飯豊和気神社 - 天栄村の妙見山山頂にある奈良期創建の古社、御種貸神事や「御竜燈」
・槻本神社(高山市) - 社地・社名の変更なく合併も拒否のブレない神社、樹齢1200年の大杉
・厳島神社(松山市) - 古墳時代の創祀、10月7日には計4体の喧嘩神輿、虎舞と「人の道」
・荒倉神社(鶴岡市) - 奈良期創建、羽黒山に対して西羽黒、4月18日に獅子舞など油戸祭り
・須須神社 - 義経の笛と弁慶の小刀が伝わる能登の日本海守護の神、寺家の日本一のキリコ
・三島神社(臼杵市) - 鎌倉期創建、安土桃山時代からの卯の市、臼杵最古の獅子舞と巨木
・福良天満宮 - 秀吉の難を逃れ山口から臼杵に遷座した天神、7月下旬に3日間の夏季大祭
・伊予神社(松前町) - 愛媛開拓の祖・孝霊天皇の皇子を祀る古社、源義経や河野氏の崇敬
・花掛神社(糸島市) - 神功皇后が三韓征伐の際に花を掛けて住吉神を鎮祭した山、巨石や松
・末廣神社(玖珠町) - 江戸初期に伊予大三島を勧請した三島宮、江戸期の二階建て茶屋
・蚕養国神社 - 養蚕の神を祀る会津の古社、樹齢1000年以上の「峰張桜」の下で4月に直会
・行縢神社 - 日本武尊が熊襲征討時に命名した聖なる山、奈良期に熊野を勧請、源為朝も参籠
・片埜神社 - 大坂城の鬼門守護、野見宿禰と道真ゆかり、秀頼造営の本殿、アテルイの首塚
・御傘山神社 - 室蘭で日本製鋼所が創業する際に大国主命を奉斎、現在も職員の供奴行列
・余市神社 - 『マッサン』の舞台、「幸福運巡り」の第一番、6月中旬に「雨」の例大祭
・浦河神社 - 金刀比羅・稲荷・厳島を勧請、明治期に一社に合祀、半世紀ぶりの海上渡御
・嘉母神社 - 西条加茂川干潟以来の守護神、日本一おいしい神水「うちぬき」と西条祭り
・浜益神社 - 石狩市、天保年間に創建された稲荷、村の鎮守、例祭は村の祝日で海上渡御
・大杵社 - 弥生後期の創建、全国第2位の樹齢1000年の大杉、由布院NO.1のパワースポット
・大将軍神社(由布市) - 殿様の馬を元気回復した牛馬の神、大将軍市は大分郡市の三大市
・刈田神社(登別市) - 平安期創祀の北海道最古の神社、明治期に刈田嶺・金比羅を合祀
・水天宮(小樽市) - 桜の名所、久留米水天宮とは別系統、6月に小樽三大祭りの例大祭
・龍宮神社(小樽市) - 明治初期、榎本武揚が桓武天皇を奉斎、6月に小樽三大祭りの例祭
・矢作神社(岡崎市) - 日本武尊が賊退治で矢を作らせた地、10月例祭には山車の巡行も
・白糸浜神社 - 舞鶴鎮守府の設置に伴う区画整理で稲荷・蛭子・水無月明神の三神社が合併
・日鷲神社(南相馬市) - 平将門が信仰し、後裔に崇敬された武神「鷲宮」、酉の市神事
・利永神社 - 1月15日にめんどん祭、異装の神メンドンがへグロを塗り歩き、無病息災を願う
・涼ケ岡八幡神社 - 元禄期の社殿が多数残る重要文化財の宝庫、特殊料理「いもずいも」
・石神山精神社 - 宮城遂倉山、白い崖・屏風岩の下に神殿、坂上田村麻呂お手植えの老杉
・高屋神社(観音寺市) - 稲積山に鎮座する「稲積さん」、藩主京極家が崇敬した式内社
・御勢大霊石神社 - 仲哀天皇崩御の地、神功皇后が御魂代の石を奉斎して三韓征伐を成功
・賀茂神社(うきは市) - 賀茂大神が天降った地、4月に南北朝期以来の「浮羽おくんち」
・雲氣八幡宮 - もとは八幡宮と雲氣神社が鎮座、戦国期に焼失、江戸期に両社を合祀再興
・船形山神社 - 5月1日に御本尊開帳で豊凶作占、「梵天ばやい」が有名な船形山遥拝の社
・京濱伏見稲荷神社 - 戦後復興を祈願して勧請、大鳥居や九棟稲荷造り社殿、108体の神狐像
・川口神社(亘理町) - 江戸初期に伊達成実が勧請した稲荷、東日本大震災で被災も復興へ
・天照皇御祖神社 - 谷内観音堂から神明社に、8月には先祓舞、12月には五大尊舞の奉納
・大日霊貴神社 - だんぶり長者の善行を称えて創祀、奈良期の再建で大日堂舞楽が伝わる
・宗形神社(米子市) - 国史・式内の古社、歴代武将・領主の崇敬、県下有数の宗像古墳群
・森神社(天理市) - 式内・太祝詞神社、奈良朝には存在、対馬と関係、社名不変更の謎
・高岩神社(能代市) - 悲劇と勧善懲悪、清水寺に似た「舞台造り」、小正月に裸参り
・蛟蝄神社(利根町) - 水と土の神を奉斎、「立木」の地名は日本武尊の故事にちなむ
・山神社(豊岡市) - 山宮と称された下り宮、ホオノキ・ケヤキの巨木、但馬名神十社の一つ
・飛澤神社 - 平安期の鳥海山大噴火で創建された式内古社、5月に観音寺祭りで奴振りなど
・井関三神社 - 亀山に奥宮、順次合祀の3柱を祀る式内井関神社、開帳式や盆供養
・御食津神社 宮中大膳職坐神三座の一座 - 臣下の饗膳を供する大膳職で奉斎された神
・御田神社(名古屋市) - 熱田神宮の境内摂社で式内社、6月御田植祭、神事・烏喰の儀
・美具久留御魂神社 - 崇神朝の創祀、出雲の神剣、河内国二宮とも、10月にだんじり宮入
・薭田野神社 - 弥生時代からの祭祀、癌封じで有名、各種パワースポットアイテム
・科長神社 - 神功皇后所用の雛形の兜、小野妹子の墳墓に隣接、7月に神輿・だんじり
・大宮八幡宮(三木市) - もとの祝田社、別所氏の崇敬、九柱八幡宮、10月屋台の石段登り
・岐尼神社 - 紀氏・大村市の祖の枳根命、多田源氏、戦国期や江戸期の歴史舞台
・酒垂神社 - 飛鳥朝に酒造の神を奉斎、室町期の本殿が重文、10月例祭に神輿渡御
・御霊神社(奈良市) - 70ヶ町5000余軒の広範な氏子層、2年で70ヶ町全てを神輿渡御
・夜疑神社 - 弥生時代からの聖地、八木氏の祖神を奉斎、唐臼のタブーと雨乞い
・九重神社(川口市) - 村社8社を合祀した村社氷川社、御神木御朱印、季節限定
・荻窪八幡神社 - 源頼義が祈願、太田道灌の槙、例祭は9月、社家は桃山期以来の別当
・大将軍神社(西賀茂) - 推古朝創建、平安京の北方守護神、本殿は賀茂社最古の建築物
・佐谷田神社 - 佐谷田の八幡社に神明と住吉が合祀、11月に提灯500個の燈明夜
・久我山稲荷神社 - 区内唯一の湯立て神事は7月、例祭は10月第1土・日で神輿渡御
・鎮守氷川神社 - 室町期創建、2本の御神木、季節ごとカラー御朱印、特製の御朱印帳
・春日神社(高浜市) - 大山公園の高浜総氏神、10月に全国的に有名な「おまんと祭り」
・熊野宮(小平市) - 殿ヶ谷村式内摂社を勧請、青梅街道の目印「武蔵野の一本榎」鎮座
・長谷山口坐神社 - 倭姫命が滞在中に天手力雄神などを奉斎、大和六所山口の一つ
・鎌足稲荷神社(川越市) - 重林宝、池辺開村で箭弓稲荷神社を勧請、鎌足稲荷大神
・八幡神社(東九条町) - 石清水八幡宮の元宮ともされる、大安寺・辰市・子安八幡宮
・久久比神社 - 全国唯一のコウノトリ伝承ある式内社、平成の世にも奇跡、子宝御守
・諏訪神社(新宿区) - 平安初期の創祀、源頼義・義家・頼朝も祈願、明治天皇行幸史跡
・大歳金刀比羅神社 - もとは鍛冶の神、江戸中期に讃岐勧請、11月祭礼は播州三大祭り
・五社稲荷神社 - 頼朝に赦された佐竹旧臣の岩瀬与一太郎が創建、社殿は江戸中期
・西高井戸松庵稲荷神社 - 旧松庵村の鎮守、中高井戸の稲荷と合併、狐のミイラの祠
・墨坂神社(八幡) - 飛鳥朝創建、平安期に八幡を合祀、武田信玄や藩主堀家の崇敬
・墨坂神社(芝宮) - 古墳期の宝物が発掘、藩中行事の一環、夏の風物詩・須坂祇園祭
・立里荒神社 - 日本三荒神の一つ、空海創建の高野山奥社、ずらりと並んだ鳥居
・池袋御嶽神社 - 桃山期の創祀、江戸前期に創建、西池袋鎮守、池袋にちなむ梟お守り
・池袋氷川神社 - 旧池袋村の鎮守、池袋富士塚は7月1日に開山、広く長い参道の桜並木
・川俣神社(東大阪市) - 仁徳天皇の歌に出てくる「川俣江」、近世は天神宮、椿の御神木
・飯持神社 - 美氣毛智(みけもち)とも、廣瀬大社と同じ珍しい食の総合神
・都留彌神社 - 平安期創建、大干ばつで霊験発揮、旧地は今の布施戎神社の地
・鴨神社(川西市) - 加茂遺跡に鎮座、鴨君、あるいは鴨祝部の祖神を奉斎、10月に例祭
・御崎神社(甲府市) - 塚原村御崎明神? 武田氏居館の守護神、家康が観覧した相撲
・神須牟地神社 - 酒造で知られる住道神、摂津三の宮とも、宮司家からプロ野球選手
・穂見神社(高尾) - 平安末の古碑、江戸前期の本殿、11月例祭は太太神楽で賑わう
・穂見諏訪十五所神社 - 武田信虎が諏訪神を勧請、厳修命じた御筒粥神事が今も続く
・八保神社 - 岡の宮、八穂社・赤穂八穂社、梵天宮とも称された稲作の神
・氷川神社(豊玉南) - 鎌倉時代からの神域、江戸後期の旧拝殿、江戸期の神輿
・稲荷神社(中区糀屋) - 推古朝の創祀、千姫が安産祈願、10月屋台、3月初午祭
・鹿島神社(鳥谷野) - 『万葉集』などにも歌われた鳥谷野、正一位の式内論社
・二俣神社(石巻市) - 水陸両運、二つの街道を守護する神、合祀の旧尾崎神社跡地
・飯豊神社(加美町) - 飛鳥末期の創祀、奈良・鎌倉期に社殿再建、大スギや夫婦大石
・利雁神社 - 依羅氏が祖神を奉斎? 明治に合祀、いずれかの時期に復社
・春日神社(三林町) - 古墳、奈良朝に常陸・河内を奉斎、境内社に式内「穂椋神社」
・直江八幡宮 - 源義家が八幡神を合祀、源義経の伝承、上杉景勝や高田藩主の崇敬
・官舎神社 - 境内は国の史跡「離宮院跡」、豊漁と安全の神、2月に龍頭の獅子舞
・土佐稲荷神社 - 土佐藩蔵屋敷の鎮守、岩崎弥太郎と三菱の崇敬社、桜の名所
・亀山神社(亀山市) - 亀山城址、真澂神社とも、式内「真木尾神社」を合祀、心形刀流
・穴守稲荷神社 - 江戸期には遊女による信仰、赤鳥居の祟り、神砂の伝承とご利益
・中島惣社 - 飛鳥朝に五穀豊穣が祈願された食物神の女神、中島郷48ヶ村の親宮
・石部神社(四日市市) - 神宮の下野御園「岩田御厨」で活躍の石部氏、一坪神田
・香具波志神社 - もと稲荷、北条時頼・楠木正成・三好長慶・上田秋成ゆかりの古社
・大谷神社(いなべ市) - もとは梅戸の地、「大谷御厨」、現在は参道の長い長宮さん
・辰水神社 - 「ジャンボ干支」美里龍神太鼓が有名、式内・船山神社などを合祀
・稲荷神社(飯田町) - 赤鳥居じゃない、狛狐のない稲荷、式内・子倉神社の論社
・耳常神社(菰野町) - 信長対策に八幡社となり小島八幡社に、鎌倉期の石鳥居
・多太神社(小松市) - 継体天皇の勧請、実盛の兜と7月にまつり、初詣はかぶと鍋
・治田神社(桑原) - 雄略朝創建の上の宮、川中島の戦いで諏訪社に、明神・鎮守様
・守田廼神社 - 古くよりの守田八幡、旧北高田村の産土神、本殿は旧善光寺年神堂
・武部八幡宮 - 日本武尊の武部、平安期に八幡勧請、10月に引灯篭や神楽の行列
・坂城神社 - 日本武尊が創祀、村上氏の拠点・五里ケ峯の南麓、武田信玄も寄進
・和田八幡宮(浜田市) - 鎌倉期の勧請、境内に式内論社、『天然コケッコー』
・高杜神社(中野市) - 高社山頂の奥社と中社・里社の三社、太々神楽と宣澄踊り
・小田神社(橋本市) - 小田連の祖の物部氏を奉斎、天野大社に匹敵、江戸期再興
・守田神社(七二会) - 鎌倉期に植えられたスギの御神木、江戸後期からのおねり
・豊由気神社 - 日本武尊が豊受大神を奉斎、浅間本宮巡拝者が最初に祈願した社
・小内八幡神社 - 平安前期創建、歴代領主から庇護、江戸前期社殿と青獅子、ケヤキ
・建穂神社 - 県内屈指の古刹だった建穂寺と一体の信仰、兵乱を予言した馬鳴大明神
・箭弓稲荷神社(千住大川町) - 北千住の駅から北西方向に1キロほど、荒川南岸
・箭弓稲荷神社(南小岩) - 江戸中期勧請、江戸川西岸、JR小岩駅の南に鎮座する小社
・中瀬天祖神社 - もとは妙正寺の十羅刹堂、井草八幡の境外社、子宝の「下ベロ餅」
・折上稲荷神社 - 古墳期の稲荷塚、伏見稲荷と同時に神降り、奥の宮、働く女性の守護
・神津神社 - もとは八幡神社、天正年間の勧請か、1月に十三戎祭、枕太鼓・獅子舞
・本天沼稲荷神社 - 日枝神社と深い関わり、山王社の内陣、畳2畳の山王祭描いた大絵馬
・菅原神社(大阪市) - 生い茂るカキツバタを菅原道真が愛でた、鬼門・方除けの社
・子安神社(八王子市) - 市内最古の安産の神、7月祇園祭で神輿宮入り、8月に薪能
・庄内神社(豊中市) - 大正期に七つの村社が合併、10月に太鼓、1月に庄内戎祭
・玉姫稲荷神社(台東区) - 浅草「靴まつり」、境内に口入稲荷神社、口入り狐
・百済王神社 - 陸奥で金を発見した百済王敬福の頃の創建か、本殿は「春日移し」
・神劔神社(八尾市) - 旧大和川の田井中村発祥が創祀か? 明治合祀も大正に復社
・平之荘神社 - 奈良期に熊野を勧請、鎌倉期の板碑、南北朝期の神輿、ペット祈願
・春日神社(春木町) - 古くから物部布留神社、奈良期に春日社に、弘法大師伝承
・高向神社(河内長野市) - 近世には五社明神、江戸初期本殿、幕末絵馬、日野獅子舞
・春日神社(小野原西) - 奈良期に創祀、平安期に春日社に、10月に神輿と太鼓の巡行
・飯綱神社(長野市) - 総社、飯縄の法で上杉・武田両家の崇敬、皇足穂命神社の大杉
・長瀬神社(東大阪市) - 式内含む村内各社を大正期に合祀、7月夏祭りにだんじり
・春日神社(田尻町) - 奈良期の開村時に勧請、明治期に吉見藩の陣屋、玉ねぎの碑
・寶殿神社 - もとは塩殿神社、戦後に黒田と春日の両社を勧請合祀、7月だんじり
・奈加美神社 - 平安初期創建の大宮神社、七座七社の惣鎮守、江戸期再建の本殿
・一之宮社(横浜市) - 戦国期に大宮氷川社を勧請、白髯老神、高台からの眺め
・雨武主神社 - 秋川の南の明神山、200段の急な石段、江戸後期本殿、鳥居場とツガ林
・合力稲荷神社 - 戦国期創建、吉原通いの定番、日本一の力持ち三之宮卯之助の力石
・古千谷天祖神社 - 氷川社とともに開村以来の鎮守、明治に村社氷川社の摂社に
・諏訪神社(川崎市) - 慶長期に信州を勧請、社殿は大正期の造営、松の大樹の伝承
・千草台杉山神社 - 江戸初期に旧下谷本村の鎮守として創立、大正期に無格社5社合併
・日比谷稲荷神社 - 日比谷神社の分社、「霊岸島」手前の八丁堀、旧日比谷町の由来
・一言主神社(常総市) - 平安期に大和を勧請、三岐の竹、9月に伝統の花火祭り
・鏡山神社 - 鏡山の山頂、磐座「とにかく岩」と神功皇后、佐用姫伝説の地
・太田杉山神社(横濱水天宮) - 南北朝期の棟札、太田総鎮守で、安産の神
・田中稲荷神社(杉並区) - 桃園川沿い水田の中に鎮座、3月稲荷講、堀ノ内新道
・賣沼神社 - 因幡の白兎に予言された大国主命の結婚相手の姫、前方後円墳も
・多田神社(中野区) - 頼義・義家父子が創祀とも、旧雑色村の鎮守、各種お守り
・白玉稲荷神社(中野区中央2丁目) - もとは宝仙寺、鳥居、庚申塔や常明灯、馬頭観音
・明徳稲荷神社(中央区) - 日枝神社日本橋摂社の境内、くっきりとした鳥居と幟、狐像
・中山神社(高山村) - 平安期に南宮大社を勧請、破敵明神・半手木鎮守、大スギ
・大鹿三宅神社 - 大鹿氏との関係で奉斎された一社、『津藩明細帳』で式内社に比定
・川神社(鈴鹿市) - 江戸初期の棟札が現存、甘雨を降らし、長雨を止める神
・高座神社(山南町) - 丹波国造家の祖神、江戸中期の見事な社殿とフジキ、石鳥居
・須伎神社(鈴鹿市) - 津島の神を奉じた人々が奉斎、長太の大楠の大木神社を合祀
・飯野神社(三日市) - 戦国期に式内を合祀した式内、信長兵火生き抜いた大クス
・八斗島稲荷神社 - 天正期に境野八斗兵衛宗澄らが開拓、八郎神社本殿を移設
・知波夜比古神社(三良坂町) - 天孫降臨で神宝の箱を持った神、三渓郡惣社
・雷電稲荷神社 - 源義家と白狐伝承残る雷電神社、天龍寺境内社も、花園神社に合祀
・寺町八幡神社(世羅町) - 郡内最大の横穴式石室を持つ康徳寺古墳、式内旧地とも
・爾比都売神社 - もとは朱砂を産出した権現山の高野権現、江戸後期に現在地に復興
・出世稲荷神社(南馬込) - 北向稲荷神社、北向上臺神社、もとは旧家森氏の守護神
・赤城神社(横室) - 平安前期の勧請とも、前橋城の鬼門守護、歴代藩主の崇敬
・岡田神社(松本市) - 飛鳥朝の創立、義仲や松本藩主水野氏の崇敬、旧参道のケヤキ
・木曾三社神社 - 木曾義仲が崇敬した信濃国筑摩郡の式内三社を遺臣が奉斎した社
・森戸大明神 - 頼朝が勧請、七瀬祓とみそぎ橋、9月例祭で渡御と浜降り、6月潮神楽
・吾妻神社(中之条町) - 和利宮、吾妻七社明神の一つ、拝殿彫刻や献額・絵馬・算額
・伊勢町伊勢宮 - 江戸初期創立か、吾妻七社明神二社を合祀、伊勢町太々神楽
・関神社(亀山市) - 鈴鹿山麓七郷総社の笛吹大神社、熊野神社、「関の山」夏祭り
・尾針神社 - 社殿背後に磐境、尾張氏の伊福部連、栗岡宮とも呼ばれた式内論社
・大木神社(鈴鹿市) - 青木明神とも、天王祭の天王社同殿、末社に石薬師の蒲桜
・飯野神社(北長太旭町) - 土の宮、相殿の天王社による長太天王祭、10月鯨船行事
・多賀神社(瀬戸内市) - 平安末期には存在、境内に一時期は式内論社、三諸山との縁
・久々志弥神社 - 舒明朝の創立、箕田御厨の地、福住大明神とも、下箕田獅子舞
・咋岡神社(京丹後市) - 伊勢外宮の元宮伝承、中近世には領主崇敬の篠箸大明神
・氷川神社(松江市) - 平安前期の勧請、式内論社などを合祀、10月相撲、7月祇園祭
・埜神社(豊田市) - 野神社とも、もとは野社明神・天神、野口雨情、コウヨウザン
・野見神社(野見山町) - 垂仁朝の創祀、土師氏の痕跡・古窯跡も、名勝旧跡の標柱
・日長神社(岡崎市) - 日久良志の里・日奈加島に日向国の神を勧請した式内論社
・童子丸神社 - 天孫の妃が三皇子を生み、生育した地、古くから子に関する地名譚
・加賀神明宮 - 大聖寺惣鎮守、もとは山下神社、江戸後期の拝殿、特徴的な境内社
・西奈彌神社 - 気比大神「よき背の波かま」、9月に屋台・おしゃぎりの瀬波大祭
・豊武神社(伊勢崎市) - 江戸初期創建、悪疫防ぐ弓の神、歴史ある節分祭豆まき
・飯玉神社(伊勢崎市) - 那波総社、天武朝以来の神集祭「ムギマキゴシンジ」
・飯玉神社(前橋市広瀬町) - 上毛野君の前橋天神山大古墳群、円墳墳頂に鎮座
・高根神社(浜松市) - 高根山古墳の多賀神社、本社の他に岩本神社・蚕養神社を祀る
・御馬神社(久安町) - 大若子命の子孫、御馬織連の祖、室町期に稲荷勧請、平成再建
・稲荷神社(浜松市小林) - 式内・猪家神社の論社、南北朝末期以来の社殿修復記録
・大江神社(八頭町) - 平安期から続く大江氏の崇敬、因幡二宮とも、式内三座
・御熊神社 - 阿太賀都建御熊命神社、御祭神の石橋作りの伝説ある玄武岩柱状節理
・大野日吉神社 - 奈良朝創祀の古社、7月山王祭で山王悪魔払・獅子舞・神幸・奴行列
・大東神社(伊勢崎市) - 崇神朝に創建、郡都奈明神・生野大明神、旗本久永氏陣屋跡
・御馬神社(間明町) - 前田利常が下馬札を寄進「鳥居なしの宮」、ケヤキの大木2本
・幡井神社 - 奈良後期の勧請、もとは機織の神か、本殿の精緻な彫刻、大タブノキ
・利川神社 - 早牛川の祓いの神「大森大明神」、貴重な幕末の自噴式狛犬付き手水鉢
・蛭兒神社(湊宮) - もと四神ヶ嶽の日留居大明神、源実朝の歌と遷座、千石船
・賣布神社(久美浜町) - 垂仁朝の創祀、船石伝承、通称は長船大明神、江戸期本殿
・御井神社(各務原市) - もとは三井山山頂、現在は奥宮、市内の水源地に龍神を祀る
・井田神社(豊岡市) - 平安前期に石清水勧請、太神楽、4年ごと大祭は稀有な賑わい
・天穂日命神社(鳥取市) - 因幡国造氏の氏神、往時宇部神社を上回る社格、六王大明神
・阿知江いそべ神社 - 阿知江峠と磯部川の名がついた式内の白髪大明神、織物の守護神
・服部神社(鳥取市) - 二所大明神とも、古くから疫神送りに霊験あらたかな氏神
・彌加宜神社 - 大森神社、風土記記載の杜清水が今もこんこんと、7月に大名行列
・須須岐水神社(千曲市) - もとは式内・祝神社、須々岐水神も国史見、7月茅の輪まつり
・更級斗女神社 - 斗女郷の中心「御神渡り」ゆかりか、木曾義仲の時代からの大ケヤキ
・氷鉋斗賣神社 - 川中島の戦いで荒廃、江戸期の洪水で流出、安曇族の祖を祀る社
・楯縫神社(豊岡市) - 白鳳期に楯縫連彦磨が創祀、井田神社に合祀も昭和に復社
・赤崎神社(長門市) - 自然にできたすり鉢状地形の野外劇場「楽桟敷」で楽踊り
・網野神社 - 室町期に現在地に遷座、浦島太郎のモデルなどを合併、7月に火祭り
・虫野諏訪神社 - 伊米崎が訛ったユメガサキの式内論社、見慣れない注連縄と風習
・伊米神社(湯沢町) - 三国三宿の一つ、御神体山・苗場山の里宮、式内論社とも
・御島石部神社(西山町) - 大己貴命が上陸した地、江戸後期の社殿と彫刻、スダジイ
・深田部神社 - 丹波道主命が創祀、室町期に八幡に合祀、10月秋祭りで黒部の踊子
・深田神社(鈴鹿市) - 深田郷、若松御厨で近世までは神明宮とも、毎月の宅神祭
・加富神社(山田町) - 吉田ヶ原の加富森、秦氏が祖の神饒速日命を奉斎、10月渡御
・弥牟居神社 - もとは水深(みぶけ)? 安楽郷の総社、長らく尾崎天王、明治合祀
・酒井神社(鈴鹿市郡山町) - 酒が湧き、川をなした伝承、3年に一度の式年獅子舞
・荻原神社(大台町) - 式内・榎村神社の八柱神社、旧満蒙開拓団の双龍神社を合祀
・鵜森神社(四日市市) - もと江田神社、藤原秀郷の龍神の兜、浜田城歴代城主を奉斎
・苅田神社(大田市) - 平安期に創祀、もとは神谷山の神谷・神田明神、各種伝承
・若宮神社(益田市) - 式内・菅野天財若子命神社とも、樹勢旺盛な夫婦イチョウ
・川添神社 - 式内・相鹿牟山神社、「ごみかけの宮」2月に奇祭・五身懸祭
・賀茂神社(邑南町) - 伝承・文化財の宝庫、相殿に式内・大原神社、5月次の日祭り
・宇美神社(出雲市) - 風土記所載の式内社、縁切りと縁結び、「海」だが剣の神
・須波阿津疑神社 - 式内三座の論社、鎌倉期作とされる木造女神坐像一躯伝わる
【主な御神徳(ご利益)】
農業・漁業・養蚕の守護、五穀豊穣・商売繁盛、食品やその店舗の守護
【関連キャラ】
・オオゲツヒメ - 徳島県、スサノヲに惨殺される食の女神
『古事記』に記載のある女神で、淡路島(アハヂノホノサワケノシマ)に次いで、イザナギとイザナミの順調な国産み、島産みが始まってから二番目にできた、大八嶋国(おおやしまのくに)の一柱イヨノフタナノシマにあったとされる四つの顔の一つで、阿波国、つまり現在の徳島県。
四つの顔のうち、もう三つは、エヒメ、イヒヨリヒコ、タケヨリワケ。現在の愛媛、香川、高知。
また、この神の名はあと三か所出てくる。イザナギとイザナミの神産みの段、スサノヲに惨殺される段、オオトシノカミの系譜。
イザナギとイザナミによる神産みの十三番目に生まれた女神。
またスサノヲが高天原を追放され、出雲にやってくる間に、食べ物を出してくれたのがこのオオゲツヒメ。しかし、ケツなどから食べ物を出して調理していたために、激怒したスサノヲによって惨殺される。
しかし、殺されたオオゲツヒメの頭から蚕が、二つの目から稲の種が、二つの耳から粟が、鼻からは小豆が、女陰からは麦が、尻からは豆が生まれ、その身体はすべて植物となる。この意味で、穀物神とされる。これらの種はカミムスヒノカミによって回収されている。
この説話は、日本書紀において、『古事記』には出てこない、保食神(うけもちのかみ。やはり女神とされている)が担っていることもあり、オオゲツヒメと保食神は同一視される場合がある。
食物神とされるトヨウケビメノカミと、現在では習合している場合がある。トヨウケビメノカミとウケモチはともに日本全土にある稲荷神社の祭神になっている場合が多い。しかし、オオゲツヒメが稲荷神社の祭神になっていることはほぼない。
オオトシノカミの子であるハヤマトノカミと結婚、多くの子をもうける。特にワカトシノカミは、オオトシノカミの別の子であるミトシノカミと同じように、オオトシノカミと同神格を有するとされる。
オオトシノカミの妹ウカノミタマノカミも、ウケモチ、トヨウケビメノカミの「うけ」と同様、「うか」を冠し、食物の意。
大八嶋国(おおやしまのくに)
・アハヂノホノサワケノシマ - 淡路島
・イヨノフタナノシマ - 四国。四つの顔は、エヒメ、イヒヨリヒコ、オオゲツヒメ、タケヨリワケ。
・オキノミツゴノシマ - 隠岐島
・ツクシノシマ - 九州。四つの顔は、シラヒワケ、トヨヒワケ、タケヒムカヒヨトジヒネワケ、タケヒワケ。
・イキノシマ - 壱岐島
・ツシマ - 対馬
・サドノシマ - 佐渡島
・オオヤマトトヨアキツシマ - 本州
ハヤマトノカミとの子
・ワカヤマクイノカミ
・ワカトシノカミ
・ワカサナメノカミ
・ミヅマキノカミ
・ナツタカノヒノカミ
・アキビメノカミ
・ククトシノカミ
・ククキワカムロツナネノカミ
【主な登場場面】
・イザナギとイザナミの国産み、島産み 日本の誕生は淡路島から
・追放されるスサノヲ、料理を出してくれた女神を惨殺 そしたら…
・オオクニヌシの国造りに関わっていた神々? 穀物増産、海外とのつながり
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・神産み、古事記では35柱と言ってるけど、実際は40柱だったりする、いったい何柱が生まれた?
・神と人を結ぶ「神様の結うとおり」という通りに35柱の神々モニュメント設置 - 兵庫県・淡路島
・佐毘売山神社(益田市) - 比礼振山のもとは姫山神社、都茂鉱山、石見銀山へ分祀
【オオゲツヒメを祀る神社】
・一宮神社(徳島市) - 上一宮大粟神社から分祀した、オオゲツヒメ祀る阿波国一宮
・上一宮大粟神社 - 邪馬台国阿波説の論拠? 食物神オオゲツヒメを祀る阿波国一宮
・丹生都比売神社 - スサノヲのイミフ突然の暴虐で亡くなった御祭神の御神徳、世界遺産
・丹生官省符神社 - 空海による創建、高野山の官省符荘の鎮守、世界遺産の古社
・赤城神社(大洞) - 赤城山山頂に鎮座する沼を女神に神格化した赤城神社総本社の一社
・幸稲荷神社(港区) - 幸事が続出して社号が定着、病気平癒の神や社宝も、茅野天神
・摩氣神社 - 食・稲作の神を祀る園部藩小出氏の崇敬を受けた式内名神大社、10月に神幸祭
・釜蓋神社 - 澤穂希も通った、釜蓋を頭に乗せて参拝する“勝ちたい人”のパワースポット
・志賀理和氣神社 - 「赤石さん」として親しまれる式内社の最北端、9月の例祭は秋祭り
・王子稲荷神社 - 大晦日狐の行列や「御石様」「お穴さま」でも有名な関東八州の稲荷総社
・信太森葛葉稲荷神社 - 安倍晴明の母「葛の葉」ゆかりの社、樹齢2000年の「夫婦楠」など
・新屋山神社 - 戦国時代の創建、富士山二合目の奥宮が通称「金運神社」のパワースポット
・出世稲荷神社(京都市) - 秀吉ゆかりのもとは聚楽第の邸内社、大原に移転した出世の神
・三島神社(台東区) - 元寇の役の際に河野通有が伊予から勧請、境内に火除稲荷や雷井戸
・溝咋神社 - 神武天皇皇后とその母の一族を奉斎、鴨氏と三島勢力との交流うかがえる式内社
・室蘭八幡宮 - 珍しいクジラの神楽を創作した「鯨八幡」、大正・昭和両天皇がお手植え
・泉神社(宇佐市) - 飛鳥朝創建、霊泉・酒井泉、豊前国の女神が八幡神に酒を奉仕した地
・川口神社(川口市) - 川口市総鎮守の元は氷川社、数百の露店・市内最大の祭典おかめ市
・八代神社 - 平安朝初期創祀の日本三大妙見、11月は御幸行事の妙見祭、5月末には氷室祭
・春日神社(徳島市) - 徳島城や城下の鎮守、歴代徳島藩主から崇敬され続けた春日大明神
・伊勢崎神社 - 「いいふくさま」、1月に上州焼き饅祭、8月の「いせさきまつり」には神輿
・櫟原北代比古神社 - 鳳至比古神が悪鳥を矢で退治した八幡とも、社叢は市の天然記念物
・飯豊和気神社 - 天栄村の妙見山山頂にある奈良期創建の古社、御種貸神事や「御竜燈」
・槻本神社(高山市) - 社地・社名の変更なく合併も拒否のブレない神社、樹齢1200年の大杉
・厳島神社(松山市) - 古墳時代の創祀、10月7日には計4体の喧嘩神輿、虎舞と「人の道」
・荒倉神社(鶴岡市) - 奈良期創建、羽黒山に対して西羽黒、4月18日に獅子舞など油戸祭り
・須須神社 - 義経の笛と弁慶の小刀が伝わる能登の日本海守護の神、寺家の日本一のキリコ
・三島神社(臼杵市) - 鎌倉期創建、安土桃山時代からの卯の市、臼杵最古の獅子舞と巨木
・福良天満宮 - 秀吉の難を逃れ山口から臼杵に遷座した天神、7月下旬に3日間の夏季大祭
・伊予神社(松前町) - 愛媛開拓の祖・孝霊天皇の皇子を祀る古社、源義経や河野氏の崇敬
・花掛神社(糸島市) - 神功皇后が三韓征伐の際に花を掛けて住吉神を鎮祭した山、巨石や松
・末廣神社(玖珠町) - 江戸初期に伊予大三島を勧請した三島宮、江戸期の二階建て茶屋
・蚕養国神社 - 養蚕の神を祀る会津の古社、樹齢1000年以上の「峰張桜」の下で4月に直会
・行縢神社 - 日本武尊が熊襲征討時に命名した聖なる山、奈良期に熊野を勧請、源為朝も参籠
・片埜神社 - 大坂城の鬼門守護、野見宿禰と道真ゆかり、秀頼造営の本殿、アテルイの首塚
・御傘山神社 - 室蘭で日本製鋼所が創業する際に大国主命を奉斎、現在も職員の供奴行列
・余市神社 - 『マッサン』の舞台、「幸福運巡り」の第一番、6月中旬に「雨」の例大祭
・浦河神社 - 金刀比羅・稲荷・厳島を勧請、明治期に一社に合祀、半世紀ぶりの海上渡御
・嘉母神社 - 西条加茂川干潟以来の守護神、日本一おいしい神水「うちぬき」と西条祭り
・浜益神社 - 石狩市、天保年間に創建された稲荷、村の鎮守、例祭は村の祝日で海上渡御
・大杵社 - 弥生後期の創建、全国第2位の樹齢1000年の大杉、由布院NO.1のパワースポット
・大将軍神社(由布市) - 殿様の馬を元気回復した牛馬の神、大将軍市は大分郡市の三大市
・刈田神社(登別市) - 平安期創祀の北海道最古の神社、明治期に刈田嶺・金比羅を合祀
・水天宮(小樽市) - 桜の名所、久留米水天宮とは別系統、6月に小樽三大祭りの例大祭
・龍宮神社(小樽市) - 明治初期、榎本武揚が桓武天皇を奉斎、6月に小樽三大祭りの例祭
・矢作神社(岡崎市) - 日本武尊が賊退治で矢を作らせた地、10月例祭には山車の巡行も
・白糸浜神社 - 舞鶴鎮守府の設置に伴う区画整理で稲荷・蛭子・水無月明神の三神社が合併
・日鷲神社(南相馬市) - 平将門が信仰し、後裔に崇敬された武神「鷲宮」、酉の市神事
・利永神社 - 1月15日にめんどん祭、異装の神メンドンがへグロを塗り歩き、無病息災を願う
・涼ケ岡八幡神社 - 元禄期の社殿が多数残る重要文化財の宝庫、特殊料理「いもずいも」
・石神山精神社 - 宮城遂倉山、白い崖・屏風岩の下に神殿、坂上田村麻呂お手植えの老杉
・高屋神社(観音寺市) - 稲積山に鎮座する「稲積さん」、藩主京極家が崇敬した式内社
・御勢大霊石神社 - 仲哀天皇崩御の地、神功皇后が御魂代の石を奉斎して三韓征伐を成功
・賀茂神社(うきは市) - 賀茂大神が天降った地、4月に南北朝期以来の「浮羽おくんち」
・雲氣八幡宮 - もとは八幡宮と雲氣神社が鎮座、戦国期に焼失、江戸期に両社を合祀再興
・船形山神社 - 5月1日に御本尊開帳で豊凶作占、「梵天ばやい」が有名な船形山遥拝の社
・京濱伏見稲荷神社 - 戦後復興を祈願して勧請、大鳥居や九棟稲荷造り社殿、108体の神狐像
・川口神社(亘理町) - 江戸初期に伊達成実が勧請した稲荷、東日本大震災で被災も復興へ
・天照皇御祖神社 - 谷内観音堂から神明社に、8月には先祓舞、12月には五大尊舞の奉納
・大日霊貴神社 - だんぶり長者の善行を称えて創祀、奈良期の再建で大日堂舞楽が伝わる
・宗形神社(米子市) - 国史・式内の古社、歴代武将・領主の崇敬、県下有数の宗像古墳群
・森神社(天理市) - 式内・太祝詞神社、奈良朝には存在、対馬と関係、社名不変更の謎
・高岩神社(能代市) - 悲劇と勧善懲悪、清水寺に似た「舞台造り」、小正月に裸参り
・蛟蝄神社(利根町) - 水と土の神を奉斎、「立木」の地名は日本武尊の故事にちなむ
・山神社(豊岡市) - 山宮と称された下り宮、ホオノキ・ケヤキの巨木、但馬名神十社の一つ
・飛澤神社 - 平安期の鳥海山大噴火で創建された式内古社、5月に観音寺祭りで奴振りなど
・井関三神社 - 亀山に奥宮、順次合祀の3柱を祀る式内井関神社、開帳式や盆供養
・御食津神社 宮中大膳職坐神三座の一座 - 臣下の饗膳を供する大膳職で奉斎された神
・御田神社(名古屋市) - 熱田神宮の境内摂社で式内社、6月御田植祭、神事・烏喰の儀
・美具久留御魂神社 - 崇神朝の創祀、出雲の神剣、河内国二宮とも、10月にだんじり宮入
・薭田野神社 - 弥生時代からの祭祀、癌封じで有名、各種パワースポットアイテム
・科長神社 - 神功皇后所用の雛形の兜、小野妹子の墳墓に隣接、7月に神輿・だんじり
・大宮八幡宮(三木市) - もとの祝田社、別所氏の崇敬、九柱八幡宮、10月屋台の石段登り
・岐尼神社 - 紀氏・大村市の祖の枳根命、多田源氏、戦国期や江戸期の歴史舞台
・酒垂神社 - 飛鳥朝に酒造の神を奉斎、室町期の本殿が重文、10月例祭に神輿渡御
・御霊神社(奈良市) - 70ヶ町5000余軒の広範な氏子層、2年で70ヶ町全てを神輿渡御
・夜疑神社 - 弥生時代からの聖地、八木氏の祖神を奉斎、唐臼のタブーと雨乞い
・九重神社(川口市) - 村社8社を合祀した村社氷川社、御神木御朱印、季節限定
・荻窪八幡神社 - 源頼義が祈願、太田道灌の槙、例祭は9月、社家は桃山期以来の別当
・大将軍神社(西賀茂) - 推古朝創建、平安京の北方守護神、本殿は賀茂社最古の建築物
・佐谷田神社 - 佐谷田の八幡社に神明と住吉が合祀、11月に提灯500個の燈明夜
・久我山稲荷神社 - 区内唯一の湯立て神事は7月、例祭は10月第1土・日で神輿渡御
・鎮守氷川神社 - 室町期創建、2本の御神木、季節ごとカラー御朱印、特製の御朱印帳
・春日神社(高浜市) - 大山公園の高浜総氏神、10月に全国的に有名な「おまんと祭り」
・熊野宮(小平市) - 殿ヶ谷村式内摂社を勧請、青梅街道の目印「武蔵野の一本榎」鎮座
・長谷山口坐神社 - 倭姫命が滞在中に天手力雄神などを奉斎、大和六所山口の一つ
・鎌足稲荷神社(川越市) - 重林宝、池辺開村で箭弓稲荷神社を勧請、鎌足稲荷大神
・八幡神社(東九条町) - 石清水八幡宮の元宮ともされる、大安寺・辰市・子安八幡宮
・久久比神社 - 全国唯一のコウノトリ伝承ある式内社、平成の世にも奇跡、子宝御守
・諏訪神社(新宿区) - 平安初期の創祀、源頼義・義家・頼朝も祈願、明治天皇行幸史跡
・大歳金刀比羅神社 - もとは鍛冶の神、江戸中期に讃岐勧請、11月祭礼は播州三大祭り
・五社稲荷神社 - 頼朝に赦された佐竹旧臣の岩瀬与一太郎が創建、社殿は江戸中期
・西高井戸松庵稲荷神社 - 旧松庵村の鎮守、中高井戸の稲荷と合併、狐のミイラの祠
・墨坂神社(八幡) - 飛鳥朝創建、平安期に八幡を合祀、武田信玄や藩主堀家の崇敬
・墨坂神社(芝宮) - 古墳期の宝物が発掘、藩中行事の一環、夏の風物詩・須坂祇園祭
・立里荒神社 - 日本三荒神の一つ、空海創建の高野山奥社、ずらりと並んだ鳥居
・池袋御嶽神社 - 桃山期の創祀、江戸前期に創建、西池袋鎮守、池袋にちなむ梟お守り
・池袋氷川神社 - 旧池袋村の鎮守、池袋富士塚は7月1日に開山、広く長い参道の桜並木
・川俣神社(東大阪市) - 仁徳天皇の歌に出てくる「川俣江」、近世は天神宮、椿の御神木
・飯持神社 - 美氣毛智(みけもち)とも、廣瀬大社と同じ珍しい食の総合神
・都留彌神社 - 平安期創建、大干ばつで霊験発揮、旧地は今の布施戎神社の地
・鴨神社(川西市) - 加茂遺跡に鎮座、鴨君、あるいは鴨祝部の祖神を奉斎、10月に例祭
・御崎神社(甲府市) - 塚原村御崎明神? 武田氏居館の守護神、家康が観覧した相撲
・神須牟地神社 - 酒造で知られる住道神、摂津三の宮とも、宮司家からプロ野球選手
・穂見神社(高尾) - 平安末の古碑、江戸前期の本殿、11月例祭は太太神楽で賑わう
・穂見諏訪十五所神社 - 武田信虎が諏訪神を勧請、厳修命じた御筒粥神事が今も続く
・八保神社 - 岡の宮、八穂社・赤穂八穂社、梵天宮とも称された稲作の神
・氷川神社(豊玉南) - 鎌倉時代からの神域、江戸後期の旧拝殿、江戸期の神輿
・稲荷神社(中区糀屋) - 推古朝の創祀、千姫が安産祈願、10月屋台、3月初午祭
・鹿島神社(鳥谷野) - 『万葉集』などにも歌われた鳥谷野、正一位の式内論社
・二俣神社(石巻市) - 水陸両運、二つの街道を守護する神、合祀の旧尾崎神社跡地
・飯豊神社(加美町) - 飛鳥末期の創祀、奈良・鎌倉期に社殿再建、大スギや夫婦大石
・利雁神社 - 依羅氏が祖神を奉斎? 明治に合祀、いずれかの時期に復社
・春日神社(三林町) - 古墳、奈良朝に常陸・河内を奉斎、境内社に式内「穂椋神社」
・直江八幡宮 - 源義家が八幡神を合祀、源義経の伝承、上杉景勝や高田藩主の崇敬
・官舎神社 - 境内は国の史跡「離宮院跡」、豊漁と安全の神、2月に龍頭の獅子舞
・土佐稲荷神社 - 土佐藩蔵屋敷の鎮守、岩崎弥太郎と三菱の崇敬社、桜の名所
・亀山神社(亀山市) - 亀山城址、真澂神社とも、式内「真木尾神社」を合祀、心形刀流
・穴守稲荷神社 - 江戸期には遊女による信仰、赤鳥居の祟り、神砂の伝承とご利益
・中島惣社 - 飛鳥朝に五穀豊穣が祈願された食物神の女神、中島郷48ヶ村の親宮
・石部神社(四日市市) - 神宮の下野御園「岩田御厨」で活躍の石部氏、一坪神田
・香具波志神社 - もと稲荷、北条時頼・楠木正成・三好長慶・上田秋成ゆかりの古社
・大谷神社(いなべ市) - もとは梅戸の地、「大谷御厨」、現在は参道の長い長宮さん
・辰水神社 - 「ジャンボ干支」美里龍神太鼓が有名、式内・船山神社などを合祀
・稲荷神社(飯田町) - 赤鳥居じゃない、狛狐のない稲荷、式内・子倉神社の論社
・耳常神社(菰野町) - 信長対策に八幡社となり小島八幡社に、鎌倉期の石鳥居
・多太神社(小松市) - 継体天皇の勧請、実盛の兜と7月にまつり、初詣はかぶと鍋
・治田神社(桑原) - 雄略朝創建の上の宮、川中島の戦いで諏訪社に、明神・鎮守様
・守田廼神社 - 古くよりの守田八幡、旧北高田村の産土神、本殿は旧善光寺年神堂
・武部八幡宮 - 日本武尊の武部、平安期に八幡勧請、10月に引灯篭や神楽の行列
・坂城神社 - 日本武尊が創祀、村上氏の拠点・五里ケ峯の南麓、武田信玄も寄進
・和田八幡宮(浜田市) - 鎌倉期の勧請、境内に式内論社、『天然コケッコー』
・高杜神社(中野市) - 高社山頂の奥社と中社・里社の三社、太々神楽と宣澄踊り
・小田神社(橋本市) - 小田連の祖の物部氏を奉斎、天野大社に匹敵、江戸期再興
・守田神社(七二会) - 鎌倉期に植えられたスギの御神木、江戸後期からのおねり
・豊由気神社 - 日本武尊が豊受大神を奉斎、浅間本宮巡拝者が最初に祈願した社
・小内八幡神社 - 平安前期創建、歴代領主から庇護、江戸前期社殿と青獅子、ケヤキ
・建穂神社 - 県内屈指の古刹だった建穂寺と一体の信仰、兵乱を予言した馬鳴大明神
・箭弓稲荷神社(千住大川町) - 北千住の駅から北西方向に1キロほど、荒川南岸
・箭弓稲荷神社(南小岩) - 江戸中期勧請、江戸川西岸、JR小岩駅の南に鎮座する小社
・中瀬天祖神社 - もとは妙正寺の十羅刹堂、井草八幡の境外社、子宝の「下ベロ餅」
・折上稲荷神社 - 古墳期の稲荷塚、伏見稲荷と同時に神降り、奥の宮、働く女性の守護
・神津神社 - もとは八幡神社、天正年間の勧請か、1月に十三戎祭、枕太鼓・獅子舞
・本天沼稲荷神社 - 日枝神社と深い関わり、山王社の内陣、畳2畳の山王祭描いた大絵馬
・菅原神社(大阪市) - 生い茂るカキツバタを菅原道真が愛でた、鬼門・方除けの社
・子安神社(八王子市) - 市内最古の安産の神、7月祇園祭で神輿宮入り、8月に薪能
・庄内神社(豊中市) - 大正期に七つの村社が合併、10月に太鼓、1月に庄内戎祭
・玉姫稲荷神社(台東区) - 浅草「靴まつり」、境内に口入稲荷神社、口入り狐
・百済王神社 - 陸奥で金を発見した百済王敬福の頃の創建か、本殿は「春日移し」
・神劔神社(八尾市) - 旧大和川の田井中村発祥が創祀か? 明治合祀も大正に復社
・平之荘神社 - 奈良期に熊野を勧請、鎌倉期の板碑、南北朝期の神輿、ペット祈願
・春日神社(春木町) - 古くから物部布留神社、奈良期に春日社に、弘法大師伝承
・高向神社(河内長野市) - 近世には五社明神、江戸初期本殿、幕末絵馬、日野獅子舞
・春日神社(小野原西) - 奈良期に創祀、平安期に春日社に、10月に神輿と太鼓の巡行
・飯綱神社(長野市) - 総社、飯縄の法で上杉・武田両家の崇敬、皇足穂命神社の大杉
・長瀬神社(東大阪市) - 式内含む村内各社を大正期に合祀、7月夏祭りにだんじり
・春日神社(田尻町) - 奈良期の開村時に勧請、明治期に吉見藩の陣屋、玉ねぎの碑
・寶殿神社 - もとは塩殿神社、戦後に黒田と春日の両社を勧請合祀、7月だんじり
・奈加美神社 - 平安初期創建の大宮神社、七座七社の惣鎮守、江戸期再建の本殿
・一之宮社(横浜市) - 戦国期に大宮氷川社を勧請、白髯老神、高台からの眺め
・雨武主神社 - 秋川の南の明神山、200段の急な石段、江戸後期本殿、鳥居場とツガ林
・合力稲荷神社 - 戦国期創建、吉原通いの定番、日本一の力持ち三之宮卯之助の力石
・古千谷天祖神社 - 氷川社とともに開村以来の鎮守、明治に村社氷川社の摂社に
・諏訪神社(川崎市) - 慶長期に信州を勧請、社殿は大正期の造営、松の大樹の伝承
・千草台杉山神社 - 江戸初期に旧下谷本村の鎮守として創立、大正期に無格社5社合併
・日比谷稲荷神社 - 日比谷神社の分社、「霊岸島」手前の八丁堀、旧日比谷町の由来
・一言主神社(常総市) - 平安期に大和を勧請、三岐の竹、9月に伝統の花火祭り
・鏡山神社 - 鏡山の山頂、磐座「とにかく岩」と神功皇后、佐用姫伝説の地
・太田杉山神社(横濱水天宮) - 南北朝期の棟札、太田総鎮守で、安産の神
・田中稲荷神社(杉並区) - 桃園川沿い水田の中に鎮座、3月稲荷講、堀ノ内新道
・賣沼神社 - 因幡の白兎に予言された大国主命の結婚相手の姫、前方後円墳も
・多田神社(中野区) - 頼義・義家父子が創祀とも、旧雑色村の鎮守、各種お守り
・白玉稲荷神社(中野区中央2丁目) - もとは宝仙寺、鳥居、庚申塔や常明灯、馬頭観音
・明徳稲荷神社(中央区) - 日枝神社日本橋摂社の境内、くっきりとした鳥居と幟、狐像
・中山神社(高山村) - 平安期に南宮大社を勧請、破敵明神・半手木鎮守、大スギ
・大鹿三宅神社 - 大鹿氏との関係で奉斎された一社、『津藩明細帳』で式内社に比定
・川神社(鈴鹿市) - 江戸初期の棟札が現存、甘雨を降らし、長雨を止める神
・高座神社(山南町) - 丹波国造家の祖神、江戸中期の見事な社殿とフジキ、石鳥居
・須伎神社(鈴鹿市) - 津島の神を奉じた人々が奉斎、長太の大楠の大木神社を合祀
・飯野神社(三日市) - 戦国期に式内を合祀した式内、信長兵火生き抜いた大クス
・八斗島稲荷神社 - 天正期に境野八斗兵衛宗澄らが開拓、八郎神社本殿を移設
・知波夜比古神社(三良坂町) - 天孫降臨で神宝の箱を持った神、三渓郡惣社
・雷電稲荷神社 - 源義家と白狐伝承残る雷電神社、天龍寺境内社も、花園神社に合祀
・寺町八幡神社(世羅町) - 郡内最大の横穴式石室を持つ康徳寺古墳、式内旧地とも
・爾比都売神社 - もとは朱砂を産出した権現山の高野権現、江戸後期に現在地に復興
・出世稲荷神社(南馬込) - 北向稲荷神社、北向上臺神社、もとは旧家森氏の守護神
・赤城神社(横室) - 平安前期の勧請とも、前橋城の鬼門守護、歴代藩主の崇敬
・岡田神社(松本市) - 飛鳥朝の創立、義仲や松本藩主水野氏の崇敬、旧参道のケヤキ
・木曾三社神社 - 木曾義仲が崇敬した信濃国筑摩郡の式内三社を遺臣が奉斎した社
・森戸大明神 - 頼朝が勧請、七瀬祓とみそぎ橋、9月例祭で渡御と浜降り、6月潮神楽
・吾妻神社(中之条町) - 和利宮、吾妻七社明神の一つ、拝殿彫刻や献額・絵馬・算額
・伊勢町伊勢宮 - 江戸初期創立か、吾妻七社明神二社を合祀、伊勢町太々神楽
・関神社(亀山市) - 鈴鹿山麓七郷総社の笛吹大神社、熊野神社、「関の山」夏祭り
・尾針神社 - 社殿背後に磐境、尾張氏の伊福部連、栗岡宮とも呼ばれた式内論社
・大木神社(鈴鹿市) - 青木明神とも、天王祭の天王社同殿、末社に石薬師の蒲桜
・飯野神社(北長太旭町) - 土の宮、相殿の天王社による長太天王祭、10月鯨船行事
・多賀神社(瀬戸内市) - 平安末期には存在、境内に一時期は式内論社、三諸山との縁
・久々志弥神社 - 舒明朝の創立、箕田御厨の地、福住大明神とも、下箕田獅子舞
・咋岡神社(京丹後市) - 伊勢外宮の元宮伝承、中近世には領主崇敬の篠箸大明神
・氷川神社(松江市) - 平安前期の勧請、式内論社などを合祀、10月相撲、7月祇園祭
・埜神社(豊田市) - 野神社とも、もとは野社明神・天神、野口雨情、コウヨウザン
・野見神社(野見山町) - 垂仁朝の創祀、土師氏の痕跡・古窯跡も、名勝旧跡の標柱
・日長神社(岡崎市) - 日久良志の里・日奈加島に日向国の神を勧請した式内論社
・童子丸神社 - 天孫の妃が三皇子を生み、生育した地、古くから子に関する地名譚
・加賀神明宮 - 大聖寺惣鎮守、もとは山下神社、江戸後期の拝殿、特徴的な境内社
・西奈彌神社 - 気比大神「よき背の波かま」、9月に屋台・おしゃぎりの瀬波大祭
・豊武神社(伊勢崎市) - 江戸初期創建、悪疫防ぐ弓の神、歴史ある節分祭豆まき
・飯玉神社(伊勢崎市) - 那波総社、天武朝以来の神集祭「ムギマキゴシンジ」
・飯玉神社(前橋市広瀬町) - 上毛野君の前橋天神山大古墳群、円墳墳頂に鎮座
・高根神社(浜松市) - 高根山古墳の多賀神社、本社の他に岩本神社・蚕養神社を祀る
・御馬神社(久安町) - 大若子命の子孫、御馬織連の祖、室町期に稲荷勧請、平成再建
・稲荷神社(浜松市小林) - 式内・猪家神社の論社、南北朝末期以来の社殿修復記録
・大江神社(八頭町) - 平安期から続く大江氏の崇敬、因幡二宮とも、式内三座
・御熊神社 - 阿太賀都建御熊命神社、御祭神の石橋作りの伝説ある玄武岩柱状節理
・大野日吉神社 - 奈良朝創祀の古社、7月山王祭で山王悪魔払・獅子舞・神幸・奴行列
・大東神社(伊勢崎市) - 崇神朝に創建、郡都奈明神・生野大明神、旗本久永氏陣屋跡
・御馬神社(間明町) - 前田利常が下馬札を寄進「鳥居なしの宮」、ケヤキの大木2本
・幡井神社 - 奈良後期の勧請、もとは機織の神か、本殿の精緻な彫刻、大タブノキ
・利川神社 - 早牛川の祓いの神「大森大明神」、貴重な幕末の自噴式狛犬付き手水鉢
・蛭兒神社(湊宮) - もと四神ヶ嶽の日留居大明神、源実朝の歌と遷座、千石船
・賣布神社(久美浜町) - 垂仁朝の創祀、船石伝承、通称は長船大明神、江戸期本殿
・御井神社(各務原市) - もとは三井山山頂、現在は奥宮、市内の水源地に龍神を祀る
・井田神社(豊岡市) - 平安前期に石清水勧請、太神楽、4年ごと大祭は稀有な賑わい
・天穂日命神社(鳥取市) - 因幡国造氏の氏神、往時宇部神社を上回る社格、六王大明神
・阿知江いそべ神社 - 阿知江峠と磯部川の名がついた式内の白髪大明神、織物の守護神
・服部神社(鳥取市) - 二所大明神とも、古くから疫神送りに霊験あらたかな氏神
・彌加宜神社 - 大森神社、風土記記載の杜清水が今もこんこんと、7月に大名行列
・須須岐水神社(千曲市) - もとは式内・祝神社、須々岐水神も国史見、7月茅の輪まつり
・更級斗女神社 - 斗女郷の中心「御神渡り」ゆかりか、木曾義仲の時代からの大ケヤキ
・氷鉋斗賣神社 - 川中島の戦いで荒廃、江戸期の洪水で流出、安曇族の祖を祀る社
・楯縫神社(豊岡市) - 白鳳期に楯縫連彦磨が創祀、井田神社に合祀も昭和に復社
・赤崎神社(長門市) - 自然にできたすり鉢状地形の野外劇場「楽桟敷」で楽踊り
・網野神社 - 室町期に現在地に遷座、浦島太郎のモデルなどを合併、7月に火祭り
・虫野諏訪神社 - 伊米崎が訛ったユメガサキの式内論社、見慣れない注連縄と風習
・伊米神社(湯沢町) - 三国三宿の一つ、御神体山・苗場山の里宮、式内論社とも
・御島石部神社(西山町) - 大己貴命が上陸した地、江戸後期の社殿と彫刻、スダジイ
・深田部神社 - 丹波道主命が創祀、室町期に八幡に合祀、10月秋祭りで黒部の踊子
・深田神社(鈴鹿市) - 深田郷、若松御厨で近世までは神明宮とも、毎月の宅神祭
・加富神社(山田町) - 吉田ヶ原の加富森、秦氏が祖の神饒速日命を奉斎、10月渡御
・弥牟居神社 - もとは水深(みぶけ)? 安楽郷の総社、長らく尾崎天王、明治合祀
・酒井神社(鈴鹿市郡山町) - 酒が湧き、川をなした伝承、3年に一度の式年獅子舞
・荻原神社(大台町) - 式内・榎村神社の八柱神社、旧満蒙開拓団の双龍神社を合祀
・鵜森神社(四日市市) - もと江田神社、藤原秀郷の龍神の兜、浜田城歴代城主を奉斎
・苅田神社(大田市) - 平安期に創祀、もとは神谷山の神谷・神田明神、各種伝承
・若宮神社(益田市) - 式内・菅野天財若子命神社とも、樹勢旺盛な夫婦イチョウ
・川添神社 - 式内・相鹿牟山神社、「ごみかけの宮」2月に奇祭・五身懸祭
・賀茂神社(邑南町) - 伝承・文化財の宝庫、相殿に式内・大原神社、5月次の日祭り
・宇美神社(出雲市) - 風土記所載の式内社、縁切りと縁結び、「海」だが剣の神
・須波阿津疑神社 - 式内三座の論社、鎌倉期作とされる木造女神坐像一躯伝わる
【主な御神徳(ご利益)】
農業・漁業・養蚕の守護、五穀豊穣・商売繁盛、食品やその店舗の守護
【関連キャラ】
・オオゲツヒメ - 徳島県、スサノヲに惨殺される食の女神
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古事記神話の構造をザックリいうと高天原の2度の地上への介入がその構造の中心となっている。1度目はイザナギとイザナミがオノゴロ島を作り、国生み神生みを行い、次にイザナミのあとを継ぎスサノオが
根之堅洲国で帝王となる。第二の高天原の介入はアマテラスによる九州への天皇の始祖の派遣とそれに続く天皇を擁する日本の話でこれは今も続いている。
これらの2度の高天原の介入に挟まれた形で出雲神話がある。天皇の権威を高めるのに出雲があまり役に立たないのに古事記で大きく取り上げられている。その神話の構造の歪さに我々は心を惹かれる。
たとえば天皇も大国主も大刀(レガリア)の出どころはスサノオでありその権威の根源を知りたくなってしまう。そうなると考古学上も学術的に特異な古墳時代以前の四隅突出墳丘墓が築かれ、十神山などでは神様が神在月に会議を開くという民間伝承があり古事記に記されたイザナミの神陵があり、多くの式内社があり古事記に関連した社伝がある古社の話がちらほらあるというという島根県安来市あたりの観光をしてしまいたくなる。