大物主神(おおものぬしのみこと=オオモノヌシ)縦480px
【キャラ設定】祟ると寝取るの神様、ということを強調しすぎて、少し目が逝っちゃったか。。オオクニヌシと同体とされるが、双子のようにしても芸がないと思ったのも、目が逝く原因に? まあ、それも良しとしよう。

大物主神(おおものぬしのみこと=オオモノヌシ)縦500px■大物主神(おおものぬしのみこと=オオモノヌシ)

三輪山の神様。オオクニヌシと同体とされる場合もありますが、古事記では別神。得意技は美女を寝取って孕ませること。女好きなところはしっかりオオクニヌシと共通している。登場は四回。

祟るぞシリーズで、

A-1.オオクニヌシの国造りの時
A-2.崇神天皇の時

美女ゲット譚で、

B-1.神武天皇の皇后イスケヨリの母と合体
B-2.イクタマと合体

つまり、神武天皇の義理の父になります。特にイスケヨリの母との出会いはスカトロ的な描写で有名(B-1)。

イクタマには「素敵な男性で、思わず添い寝したら、デキちゃった」と言わしめた。イクタマの両親が、男性の正体を知りたい、ということで探った話が、「三輪山」の命名譚。

オオモノヌシとイクタマの二人の子孫がオオタタネコで、崇神天皇を悩ませたオオモノヌシの祟りを鎮めた、オオモノヌシの末裔であり、ここで、祟るぞシリーズ(A-2)と美女ゲット譚(B-2)が一つの因果関係でまとめられています。

もう一つの祟るぞシリーズのオオクニヌシの時(A-1)、一緒に国造りしていたスクナビコナに突然常世の国に去られ、困ったオオクニヌシのところに、「祀れば、国造りにもなるぞ」と言い、ここで両者の同一性が表現されているとも言えます。

総じて、女好きだが、よく祟るので注意が必要。

【関連キャラ】
オオクニヌシ - 国つ神のドンは破天荒な女好き
イクタマ - 三輪山オオモノヌシにゲットされた美女
イスケヨリ - 神武皇后、スカトロ的出生譚の美女
スクナビコナ - 国造り、オオクニヌシの相方は謎な神?
崇神天皇 - 祟りを祀るの天皇、領土拡張も順調に進展
オオタタネコ - 史上初の神主? オオモノヌシを祀る

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大神神社 - 崇神天皇の都のすぐ近く、その祟りへの怯えが実感できる日本最古の社
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【一言切り取り】
オオモノヌシ「どこにイイ女いるん?」
オオモノヌシ「掻っ攫っちゃうよーん」
オオモノヌシ「祀れっ! 祟っちゃうよーん」

【古事記の神・人辞典】
オオモノヌシ

【関連カテゴリ】
9.崇神天皇

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