国之常立神(くにのとこたちのかみ)
『古事記』に記載のある神で、神世七代の最初に現れた神。『日本書紀』では国常立尊。
別天神(ことあまつかみ、別天津神とも)の最後のアメノトコタチノカミと対を為し、独神(性別のない神)であり、姿を現さなかったと記される。
神世七代
一代目:クニノトコタチノカミ
二代目:トヨクモノノカミ
三代目:ウヒヂニノカミ | スヒヂニノカミ - 大地が徐々に出来上がっていく
四代目:ツノグヒノカミ | イクグヒノカミ - 生物が発成し育つ
五代目:オオトノジノカミ | オオトノベノカミ - 大地が完全に凝固した
六代目:オモダルノカミ | アヤカシコネノカミ - 人体の完備
七代目:イザナギ | イザナミ - 国産み、島産み、神産み
【主な登場場面】
・天地開闢 「造化の三神」と「神世七代」 イザナギとイザナミの誕生
【関連記事】
・御岳山の噴火:古くからの聖山、頂上にある御嶽神社奥社とは - 岐阜、長野・下呂、王滝
・麻賀多神社(台方) - 船形に奥宮と墳墓、聖徳太子の時代の大スギ、岡本天明の日月神示
・重要無形民俗文化財「大元神楽」 - 6年に1度、神と共演するこの地でしかできない神楽
【クニノトコタチノカミを祀る神社】
・熊野速玉大社 - 「結婚の儀」を定めたイザナギ・イザナミが鎮まる「甦りの旅」
・熊野那智大社 - 命の根源たる水が豊富な「那智大瀧」を仰ぐ信仰、熊野三山の一つ
・豊受大神宮 - 伊勢の神宮のもう一つの正宮・外宮、先祭や外宮から参拝のしきたり
・城南宮 - 平安京の南方守護、「方除の大社」として有名な古社 「曲水の宴」も
・鷲神社(足立区) - 日本武尊が祭祀した島の根の地、徳川吉宗ゆかり、囃子や神楽
・小村神社 - 古来から御神体の国宝・神剣を信仰対象とする、土佐国二宮 巨木「燈明杉」
・駒形神社 - 毛野氏ゆかりの歴代武将や藤原四代に崇敬された駒形大神を祀る古社
・日枝神社(千代田区) - 太田道灌の江戸築城で創建、家康が江戸の鎮守に据えて発展
・二宮神社(あきる野市) - 武州六社中唯一の式外社、平将門の乱よりの武家の崇敬厚く
・高岡関野神社 - 日本遺産の御車山祭で有名な、式内論社や高岡城鎮守を合祀した関野三社
・朝日神明宮 - ヤマトヒメのお告げで創建、往古は広大な神域を有した日本七神明の一社?
・大野神社(糸魚川市) - 古くは大神社、近くには八幡社と呼ばれた集落の産土神
・大野神社(ときがわ町) - ヤマトタケルの創建、秩父妙見信仰 ささら獅子舞が有名
・幸稲荷神社(港区) - 幸事が続出して社号が定着、病気平癒の神や社宝も、茅野天神
・熊野若王子神社 - 熊野御幸好きの後白河法皇が勧請した京都三熊野の一社、桜や紅葉の名所
・平濱八幡宮 - 境内社である武内神社の延命長寿のご利益でも有名な出雲最古の八幡宮
・二宮神社(宍粟市) - 鎌倉末期の創建、池田輝政の検地の記録、岩野辺川の守護神
・二宮神社(海陽町) - お遍路ゆかり弘法寺の東南東の一角に鎮座する神社
・小豆沢神社 - 平将門への貢物の小豆を積んだ船が沈没した地、6月15日に餅つき祭を執行
・甲斐奈神社(一宮町) - 一宮や国分寺・国分尼寺跡が残る地に鎮座する大杉さん、甲斐国総社
・三宅神社(鈴鹿市) - 伊勢国府に鎮座する伊勢国総社、式内社を明治期に合祀した式内社
・十一明神神社(南あわじ市) - 淡路国総社、淡路廃帝が行宮を造営して特に親拝した古社
・山梨岡神社(山梨市) - 石森山という小丘に鎮座する、大樹や奇岩・怪石が有名な古社
・総社大神宮 - 聖武勅願からの由緒、オオタタネコの末裔が名を受け継ぐ古社、越前国総社
・加波山神社 - 加波山三社の中宮、摂社たばこ神社の「きせる祭」や山伏による禅定祭
・天孫神社(大津市) - 四宮神社とも、大津祭の曳山行事で知られる平安初期創建の古社
・玉置神社 - 崇神朝の創建で玉置山の山頂近くに鎮座、熊野三山の奥の院で世界遺産の一つ
・大鳥神社(目黒区) - 区内最古の創建1200年、11月の酉の市で知られる江戸九社の一つ
・御岩神社 - 『常陸国風土記』に記載がある奥宮と式内社の中宮、徳川光圀の崇敬と三本杉
・八幡竈門神社 - 仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地
・宮浦宮 - 神武天皇のお手植え後継の樹齢1000年を超す夫婦銀杏が有名、鹿児島大隅の式内社
・印岐志呂神社 - 天智天皇の勅願で大和三輪を勧請、頼朝・尊氏が寄進、5月にサンヤレ踊り
・宮原三神宮 - 平重盛らが伊勢や日吉、下鴨を勧請して創建した三宮社、10月には神幸行列
・石刀神社(一宮市今伊勢町) - 関ヶ原の戦い前に徳川家康が参詣、からくり山車の石刀祭り
・七座神社 - 七座山を奉斎、阿部比羅夫が蝦夷征伐で来訪した時に降伏を受け入れて創建
・荒橿神社 - 下野十一社の第五位とされる式内論社、樹齢700年のケヤキや木造三重塔の一部
・八代神社 - 平安朝初期創祀の日本三大妙見、11月は御幸行事の妙見祭、5月末には氷室祭
・高椅神社 - 料理の祖神が留まった地、その子孫に奉斎された「日本一社禁鯉宮」コイ明神
・飯豊和気神社 - 天栄村の妙見山山頂にある奈良期創建の古社、御種貸神事や「御竜燈」
・能義神社 - 出雲の四大大神の一つ、弥生期からの住居跡遺跡や円墳などがある風土記記載社
・宇奈岐日女神社 - 湯布院町、蹴裂伝説や「速津媛」の伝承、境外末社に樹齢1000年の大杉
・山津照神社 - 神功皇后の御陵候補?ともされる息長古墳群、9月に鎌倉期以来の角力神事
・大瀧神社・岡太神社 - 越前の紙祖神川上御前と権現山、和紙の里の全国紙業界の総鎮守
・熊野那智神社(名取市) - 津波と関係? 奈良期創建の名取熊野三社、縁結びとサッカー
・石屋神社(淡路市) - 天地大明神、伊弉諾尊の幽宮の伝承、1月に島内一の賑わいの十日戎
・秩父御嶽神社 - 鴨下清八が母を快癒した御嶽大神を奉斎、日本で初めての東郷平八郎の銅像
・御嶽神社(豊後大野市) - 社裏の岩山・仙の嶽と自然林相が有名、御嶽神楽が伝わる古社
・王滝御嶽神社 - 木曽御嶽山、奈良期の創建、江戸期に御嶽講が爆発的普及、勅使が登拝も
・関山神社 - 奈良期からの聖地・妙高山三社大権現、空海ゆかり、7月に火を使わない火祭り
・上野國一社八幡宮 - 「やわたのはちまんさま」、県内最古の算額、江戸期復興の大々神楽
・潮田神社 - 日本武尊の東征時の創祀、北条氏など関東武将からの崇敬、6月には潮田まつり
・石楯尾神社(名倉) - 以前は「エボシ岩」を礼拝した「名倉の権現さま」、式内有力論社
・鵠沼皇大神宮 - 相模国土甘郷総社「石楯尾神社」に建立された烏森神社、8月祭りに山車
・伊達神社(色麻町) - 田村麻呂の創建、伊達氏に憚り香取社に、湯立神事や稚児献膳
・松上神社(松上) - 周辺に多い同名の神社や御祭神、天然記念物のサカキ樹林や秀衡杉
・神度神社 - 越中国の式内社、阿弥陀の神託、鷹と熊、馬でお供、上杉謙信の侵攻で焼亡
・老尾神社 - 香取神宮と深い関係にある物部の社、郡唯一の式内で匝瑳大明神
・白幡八幡大神 - 源頼義が創祀、源頼朝が再建、稲毛荘の総鎮守、神主家に伝わる禰宜舞
・八菅神社 - 日本武尊ゆかり、役小角が創祀、関東有数の修験道の霊場、3月に火渡り儀式
・国常立神社 - 天香久山の山頂に鎮座する雨の竜王、雨甕・水甕が埋め込まれる
・高見神社 - 北九州市、神功皇后が創祀、明治の官営八幡製鐵所ゆかり「ものづくりの神」
・七百餘所神社 - 落城で700人が自刃、村上の神楽と湯立て神事、古墳とけやき並木
・蘇羽鷹神社 - 馬橋城の跡地に千葉氏の加護を受けて創建、高城氏の姫君を祀る姫宮
・波太神社(阪南市) - 垂仁朝の鳥取部に創祀、近世の社殿が重文、境内に鳥取戎神社
・有間神社 - 飛鳥朝に天皇親拝、昭和に美保を勧請して1月に初戎、10月に神輿渡御
・神明大一社 - 伊勢神領、平安後期に伊勢を勧請、戦国期に炎上、岩倉の中本町山車
・美坂社(別所町) - 5月2日の例祭では獅子舞奉納と、「デカンショ節」による屋台の巡行
・御嶽神社(北嶺町) - 戦国期の創祀、一山行者が中興「木曾御嶽山関東第一分社」
・聖神社(秩父市) - 奈良時代の幕開け、和銅改元と和同開珎鋳造の契機となった金運神社
・十二神社(天理市) - 参拝前に「ワハッハ」と笑う風習、夜都岐神社と社地交換、火の谷
・胸形神社(鹿沼市) - 六つの奇跡の井戸を奉斎、女体権現とも、式内「村桧神社」論社
・丸子神社・浅間神社 - 式内丸子社が明治期に浅間社と合併して一扉二社の神社に
・穂見神社(旭町) - 苗敷山権現、山頂に奥宮、山麓に里宮、甲府盆地の湖水伝承
・稲村神社(常陸太田市) - 日本武尊が「七代天神」を奉斎、物部系の久自国造、光圀の再興
・高峯神社(加西市) - 往古は山頂の五社大明神、「崇健」から社名変更、10月に屋台
・国中神社(四條畷市) - 四神相応の鎮座地、正法寺との関係、近世は天神の「大蛇宮」
・仲村神社(東大阪市) - 仲村連の祖、天児屋根命の父、疱瘡治癒、川瀬の祓いの風習
・志筑神社 - 手間天神・申の宮、静御前ゆかりの式内論社、一遍上人も参拝
・織田神社(美浜町佐田) - 室内で子供が舞う「王の舞」と、「獅子舞」「ソッソ」が有名
・織田神社(美浜町北田) - 敦賀半島の西側付け根、若狭湾近くに鎮座する式内論社
・熊野神社(淡路市) - もと志筑神社若一権現、志筑の総郷社、4月春祭りにだんじり
・恵比寿神社(渋谷区) - JR恵比寿駅近くに鎮座、もとは大六天、昭和に西宮神社を勧請
・武部八幡宮 - 日本武尊の武部、平安期に八幡勧請、10月に引灯篭や神楽の行列
・和田八幡宮(浜田市) - 鎌倉期の勧請、境内に式内論社、『天然コケッコー』
・染羽天石勝神社 - 春日族が岩神を奉斎、瀧蔵権現、桃山時代の本殿が重要文化財
・山口神社(和歌山市) - 坂上田村麻呂に関する伝承、山口王子を合祀、「霊烏」の信仰
・足尾神社(石岡市) - 常陸三山の足尾山、醍醐天皇の足病を治癒した「日本最初」
・柳野稲荷神社 - 四箇領新四国の第8番、川端坊が奉仕、境内に大師堂、10月神輿渡御
・子安神社(八王子市) - 市内最古の安産の神、7月祇園祭で神輿宮入り、8月に薪能
・和貴宮神社 - 宮津の地名発祥の宮、もとは港跡「波越巌」、北前船で崇敬広がる
・飯室乃神社 - 欽明朝の勧請、戦国時代に焼失後、大井・若宮八幡、鎌倉末期の鰐口
・船堀日枝神社 - 江戸初期に山王権現を奉斎、「船堀の富士塚」「乾海苔創業」と力湧
・西代神社 - 河内七城の鎮守、江戸中期以来の西代神楽、1月西代戎、3月初午祭
・鷺宮八幡神社 - 源頼義が創建、往古は老樹が林立し、鷺が多く棲息した地名由来
・熊野神社(東神奈川) - 平安期の勧請、義家・家康が祈願、合戦や大火で何度も焼失
・森浅間神社 - 鎌倉幕府の陣屋跡、親王権現、8月例祭は大御輿と鮮やかな山車巡行
・十二所神社(横須賀市) - 平安期からの十二天、芦名城の鎮守、源頼朝が安産祈願
・太尾神社 - もとは神明社、戦後に杉山社など五社合祀、全町の総鎮守、10月例祭
・舞岡八幡宮 - 鎌倉後期、白幡が空に舞って創建、室町期以降の改築、4月湯花神楽
・建彦神社 - 明治期に複数の神社が合祀して創立、不思議な神名、鐘や社務所の紋
・温泉神社(雲南市) - 八岐大蛇伝承ヒロインの両親が住んだ地近く、神陵を移築
・八津御嶽神社 - 近未来的なビルの寳生教の神殿、明治末に開始、平成で教導100周年
・羽浦神社 - もとは八幡、和耶神社など式内二社を合祀、10月に獅子舞など祭礼
・榎原神社 - 江戸前期に鵜戸神宮を勧請、飫肥の御両社、境内摂社に桜井神社
・新橋神明社 - 鎌倉後期の創建、すぐに伊勢人気で天照大神を合祀、大ヒノキ
・御霊神社(平塚市) - 坂上田村麻呂が京都を勧請、崇道盡敬天皇、相殿に国常立尊
・大森神社(松江市) - 風土記所載の説話、旧地付近に二つの巨石の女夫岩遺跡
・知波夜比古神社(三良坂町) - 天孫降臨で神宝の箱を持った神、三渓郡惣社
・国司神社(福山市) - 風土記など所載の石川王が崇敬、後に石川王を合祀した式内論社
・十二所神社(穴吹町) - 『阿波志』が式内・伊射奈美神社に比定、江戸初期の棟札
・熊野神社(壱岐市) - 湯本温泉の湯屋権現、式内・阿多彌(あたみ)社の論社
・高越神社 - 阿波富士とも呼ばれる霊山、忌部氏・役小角・空海より前から?
・阿太加夜神社 - 多岐喜姫命を祀る風土記記載の式外社、12年に一度のホーランエンヤ
・早尾神社(京都市) - 石灰の産地、式内・石作神社の旧地とも、昭和に再奉遷か?
・伊牟移神社 - 伊屋山の射矢神社、明治期に金銀子・市姫両社合併で式内社名に
・奴可神社 - 平安初期の奉斎が起源、もとは爾比都売神社、比婆荒神神楽の奉納
・保内八幡神社 - もとは丹生川八幡宮、境内に周敷神社の式内論社と2本の大クスノキ
・大江神社(八頭町) - 平安期から続く大江氏の崇敬、因幡二宮とも、式内三座
・高野神社(岩美町) - 仁賢朝の勧請、平安期に名社と肩並べる、江戸期の造営記録
・國司神社(松江市) - 杵築大社の御分霊を奉斎、式内・垂水神社の論社を合祀とも
・須須岐水神社(千曲市) - もとは式内・祝神社、須々岐水神も国史見、7月茅の輪まつり
・中山神社(三条市) - 平安初期に勅命で神職任命、七社大神、例祭に三条神楽奉納
・石積神社(河辺町石立) - 巨岩を祀る石立明神「いしたてさん」、天智朝再興
・深江神社(桑名市) - 西に西林寺と円墳、県大明神を奉斎、織田信長の兵火で衰微
・苅田神社(大田市) - 平安期に創祀、もとは神谷山の神谷・神田明神、各種伝承
・大年神社(江津市和木町) - 式内論社、社殿や狛犬に赤褐色の石州瓦、参道には筆塚
・大歳神社(浜田市弥栄町) - 市街地から三つのダムを越えて南下、奈良前期の創建
・佐毘売山神社(益田市) - 比礼振山のもとは姫山神社、都茂鉱山、石見銀山へ分祀
・若宮神社(益田市) - 式内・菅野天財若子命神社とも、樹勢旺盛な夫婦イチョウ
・太部神社 - 桃山期の木額、江戸前期造営、旧地に田中神社、昭和まで太梵天王宮
・速川神社(高岡市) - 小矢部川の東岸、奈良初期の勧請、明治期に御祭神変更か?
【主な御神徳(ご利益)】
平安安寧・農業守護・立身出世・開運招福
『古事記』に記載のある神で、神世七代の最初に現れた神。『日本書紀』では国常立尊。
別天神(ことあまつかみ、別天津神とも)の最後のアメノトコタチノカミと対を為し、独神(性別のない神)であり、姿を現さなかったと記される。
神世七代
一代目:クニノトコタチノカミ
二代目:トヨクモノノカミ
三代目:ウヒヂニノカミ | スヒヂニノカミ - 大地が徐々に出来上がっていく
四代目:ツノグヒノカミ | イクグヒノカミ - 生物が発成し育つ
五代目:オオトノジノカミ | オオトノベノカミ - 大地が完全に凝固した
六代目:オモダルノカミ | アヤカシコネノカミ - 人体の完備
七代目:イザナギ | イザナミ - 国産み、島産み、神産み
【主な登場場面】
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・熊野速玉大社 - 「結婚の儀」を定めたイザナギ・イザナミが鎮まる「甦りの旅」
・熊野那智大社 - 命の根源たる水が豊富な「那智大瀧」を仰ぐ信仰、熊野三山の一つ
・豊受大神宮 - 伊勢の神宮のもう一つの正宮・外宮、先祭や外宮から参拝のしきたり
・城南宮 - 平安京の南方守護、「方除の大社」として有名な古社 「曲水の宴」も
・鷲神社(足立区) - 日本武尊が祭祀した島の根の地、徳川吉宗ゆかり、囃子や神楽
・小村神社 - 古来から御神体の国宝・神剣を信仰対象とする、土佐国二宮 巨木「燈明杉」
・駒形神社 - 毛野氏ゆかりの歴代武将や藤原四代に崇敬された駒形大神を祀る古社
・日枝神社(千代田区) - 太田道灌の江戸築城で創建、家康が江戸の鎮守に据えて発展
・二宮神社(あきる野市) - 武州六社中唯一の式外社、平将門の乱よりの武家の崇敬厚く
・高岡関野神社 - 日本遺産の御車山祭で有名な、式内論社や高岡城鎮守を合祀した関野三社
・朝日神明宮 - ヤマトヒメのお告げで創建、往古は広大な神域を有した日本七神明の一社?
・大野神社(糸魚川市) - 古くは大神社、近くには八幡社と呼ばれた集落の産土神
・大野神社(ときがわ町) - ヤマトタケルの創建、秩父妙見信仰 ささら獅子舞が有名
・幸稲荷神社(港区) - 幸事が続出して社号が定着、病気平癒の神や社宝も、茅野天神
・熊野若王子神社 - 熊野御幸好きの後白河法皇が勧請した京都三熊野の一社、桜や紅葉の名所
・平濱八幡宮 - 境内社である武内神社の延命長寿のご利益でも有名な出雲最古の八幡宮
・二宮神社(宍粟市) - 鎌倉末期の創建、池田輝政の検地の記録、岩野辺川の守護神
・二宮神社(海陽町) - お遍路ゆかり弘法寺の東南東の一角に鎮座する神社
・小豆沢神社 - 平将門への貢物の小豆を積んだ船が沈没した地、6月15日に餅つき祭を執行
・甲斐奈神社(一宮町) - 一宮や国分寺・国分尼寺跡が残る地に鎮座する大杉さん、甲斐国総社
・三宅神社(鈴鹿市) - 伊勢国府に鎮座する伊勢国総社、式内社を明治期に合祀した式内社
・十一明神神社(南あわじ市) - 淡路国総社、淡路廃帝が行宮を造営して特に親拝した古社
・山梨岡神社(山梨市) - 石森山という小丘に鎮座する、大樹や奇岩・怪石が有名な古社
・総社大神宮 - 聖武勅願からの由緒、オオタタネコの末裔が名を受け継ぐ古社、越前国総社
・加波山神社 - 加波山三社の中宮、摂社たばこ神社の「きせる祭」や山伏による禅定祭
・天孫神社(大津市) - 四宮神社とも、大津祭の曳山行事で知られる平安初期創建の古社
・玉置神社 - 崇神朝の創建で玉置山の山頂近くに鎮座、熊野三山の奥の院で世界遺産の一つ
・大鳥神社(目黒区) - 区内最古の創建1200年、11月の酉の市で知られる江戸九社の一つ
・御岩神社 - 『常陸国風土記』に記載がある奥宮と式内社の中宮、徳川光圀の崇敬と三本杉
・八幡竈門神社 - 仁徳期創建、宇佐から降臨した八幡神を祀る白亀ゆかり、ニータン生誕地
・宮浦宮 - 神武天皇のお手植え後継の樹齢1000年を超す夫婦銀杏が有名、鹿児島大隅の式内社
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・宮原三神宮 - 平重盛らが伊勢や日吉、下鴨を勧請して創建した三宮社、10月には神幸行列
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・七座神社 - 七座山を奉斎、阿部比羅夫が蝦夷征伐で来訪した時に降伏を受け入れて創建
・荒橿神社 - 下野十一社の第五位とされる式内論社、樹齢700年のケヤキや木造三重塔の一部
・八代神社 - 平安朝初期創祀の日本三大妙見、11月は御幸行事の妙見祭、5月末には氷室祭
・高椅神社 - 料理の祖神が留まった地、その子孫に奉斎された「日本一社禁鯉宮」コイ明神
・飯豊和気神社 - 天栄村の妙見山山頂にある奈良期創建の古社、御種貸神事や「御竜燈」
・能義神社 - 出雲の四大大神の一つ、弥生期からの住居跡遺跡や円墳などがある風土記記載社
・宇奈岐日女神社 - 湯布院町、蹴裂伝説や「速津媛」の伝承、境外末社に樹齢1000年の大杉
・山津照神社 - 神功皇后の御陵候補?ともされる息長古墳群、9月に鎌倉期以来の角力神事
・大瀧神社・岡太神社 - 越前の紙祖神川上御前と権現山、和紙の里の全国紙業界の総鎮守
・熊野那智神社(名取市) - 津波と関係? 奈良期創建の名取熊野三社、縁結びとサッカー
・石屋神社(淡路市) - 天地大明神、伊弉諾尊の幽宮の伝承、1月に島内一の賑わいの十日戎
・秩父御嶽神社 - 鴨下清八が母を快癒した御嶽大神を奉斎、日本で初めての東郷平八郎の銅像
・御嶽神社(豊後大野市) - 社裏の岩山・仙の嶽と自然林相が有名、御嶽神楽が伝わる古社
・王滝御嶽神社 - 木曽御嶽山、奈良期の創建、江戸期に御嶽講が爆発的普及、勅使が登拝も
・関山神社 - 奈良期からの聖地・妙高山三社大権現、空海ゆかり、7月に火を使わない火祭り
・上野國一社八幡宮 - 「やわたのはちまんさま」、県内最古の算額、江戸期復興の大々神楽
・潮田神社 - 日本武尊の東征時の創祀、北条氏など関東武将からの崇敬、6月には潮田まつり
・石楯尾神社(名倉) - 以前は「エボシ岩」を礼拝した「名倉の権現さま」、式内有力論社
・鵠沼皇大神宮 - 相模国土甘郷総社「石楯尾神社」に建立された烏森神社、8月祭りに山車
・伊達神社(色麻町) - 田村麻呂の創建、伊達氏に憚り香取社に、湯立神事や稚児献膳
・松上神社(松上) - 周辺に多い同名の神社や御祭神、天然記念物のサカキ樹林や秀衡杉
・神度神社 - 越中国の式内社、阿弥陀の神託、鷹と熊、馬でお供、上杉謙信の侵攻で焼亡
・老尾神社 - 香取神宮と深い関係にある物部の社、郡唯一の式内で匝瑳大明神
・白幡八幡大神 - 源頼義が創祀、源頼朝が再建、稲毛荘の総鎮守、神主家に伝わる禰宜舞
・八菅神社 - 日本武尊ゆかり、役小角が創祀、関東有数の修験道の霊場、3月に火渡り儀式
・国常立神社 - 天香久山の山頂に鎮座する雨の竜王、雨甕・水甕が埋め込まれる
・高見神社 - 北九州市、神功皇后が創祀、明治の官営八幡製鐵所ゆかり「ものづくりの神」
・七百餘所神社 - 落城で700人が自刃、村上の神楽と湯立て神事、古墳とけやき並木
・蘇羽鷹神社 - 馬橋城の跡地に千葉氏の加護を受けて創建、高城氏の姫君を祀る姫宮
・波太神社(阪南市) - 垂仁朝の鳥取部に創祀、近世の社殿が重文、境内に鳥取戎神社
・有間神社 - 飛鳥朝に天皇親拝、昭和に美保を勧請して1月に初戎、10月に神輿渡御
・神明大一社 - 伊勢神領、平安後期に伊勢を勧請、戦国期に炎上、岩倉の中本町山車
・美坂社(別所町) - 5月2日の例祭では獅子舞奉納と、「デカンショ節」による屋台の巡行
・御嶽神社(北嶺町) - 戦国期の創祀、一山行者が中興「木曾御嶽山関東第一分社」
・聖神社(秩父市) - 奈良時代の幕開け、和銅改元と和同開珎鋳造の契機となった金運神社
・十二神社(天理市) - 参拝前に「ワハッハ」と笑う風習、夜都岐神社と社地交換、火の谷
・胸形神社(鹿沼市) - 六つの奇跡の井戸を奉斎、女体権現とも、式内「村桧神社」論社
・丸子神社・浅間神社 - 式内丸子社が明治期に浅間社と合併して一扉二社の神社に
・穂見神社(旭町) - 苗敷山権現、山頂に奥宮、山麓に里宮、甲府盆地の湖水伝承
・稲村神社(常陸太田市) - 日本武尊が「七代天神」を奉斎、物部系の久自国造、光圀の再興
・高峯神社(加西市) - 往古は山頂の五社大明神、「崇健」から社名変更、10月に屋台
・国中神社(四條畷市) - 四神相応の鎮座地、正法寺との関係、近世は天神の「大蛇宮」
・仲村神社(東大阪市) - 仲村連の祖、天児屋根命の父、疱瘡治癒、川瀬の祓いの風習
・志筑神社 - 手間天神・申の宮、静御前ゆかりの式内論社、一遍上人も参拝
・織田神社(美浜町佐田) - 室内で子供が舞う「王の舞」と、「獅子舞」「ソッソ」が有名
・織田神社(美浜町北田) - 敦賀半島の西側付け根、若狭湾近くに鎮座する式内論社
・熊野神社(淡路市) - もと志筑神社若一権現、志筑の総郷社、4月春祭りにだんじり
・恵比寿神社(渋谷区) - JR恵比寿駅近くに鎮座、もとは大六天、昭和に西宮神社を勧請
・武部八幡宮 - 日本武尊の武部、平安期に八幡勧請、10月に引灯篭や神楽の行列
・和田八幡宮(浜田市) - 鎌倉期の勧請、境内に式内論社、『天然コケッコー』
・染羽天石勝神社 - 春日族が岩神を奉斎、瀧蔵権現、桃山時代の本殿が重要文化財
・山口神社(和歌山市) - 坂上田村麻呂に関する伝承、山口王子を合祀、「霊烏」の信仰
・足尾神社(石岡市) - 常陸三山の足尾山、醍醐天皇の足病を治癒した「日本最初」
・柳野稲荷神社 - 四箇領新四国の第8番、川端坊が奉仕、境内に大師堂、10月神輿渡御
・子安神社(八王子市) - 市内最古の安産の神、7月祇園祭で神輿宮入り、8月に薪能
・和貴宮神社 - 宮津の地名発祥の宮、もとは港跡「波越巌」、北前船で崇敬広がる
・飯室乃神社 - 欽明朝の勧請、戦国時代に焼失後、大井・若宮八幡、鎌倉末期の鰐口
・船堀日枝神社 - 江戸初期に山王権現を奉斎、「船堀の富士塚」「乾海苔創業」と力湧
・西代神社 - 河内七城の鎮守、江戸中期以来の西代神楽、1月西代戎、3月初午祭
・鷺宮八幡神社 - 源頼義が創建、往古は老樹が林立し、鷺が多く棲息した地名由来
・熊野神社(東神奈川) - 平安期の勧請、義家・家康が祈願、合戦や大火で何度も焼失
・森浅間神社 - 鎌倉幕府の陣屋跡、親王権現、8月例祭は大御輿と鮮やかな山車巡行
・十二所神社(横須賀市) - 平安期からの十二天、芦名城の鎮守、源頼朝が安産祈願
・太尾神社 - もとは神明社、戦後に杉山社など五社合祀、全町の総鎮守、10月例祭
・舞岡八幡宮 - 鎌倉後期、白幡が空に舞って創建、室町期以降の改築、4月湯花神楽
・建彦神社 - 明治期に複数の神社が合祀して創立、不思議な神名、鐘や社務所の紋
・温泉神社(雲南市) - 八岐大蛇伝承ヒロインの両親が住んだ地近く、神陵を移築
・八津御嶽神社 - 近未来的なビルの寳生教の神殿、明治末に開始、平成で教導100周年
・羽浦神社 - もとは八幡、和耶神社など式内二社を合祀、10月に獅子舞など祭礼
・榎原神社 - 江戸前期に鵜戸神宮を勧請、飫肥の御両社、境内摂社に桜井神社
・新橋神明社 - 鎌倉後期の創建、すぐに伊勢人気で天照大神を合祀、大ヒノキ
・御霊神社(平塚市) - 坂上田村麻呂が京都を勧請、崇道盡敬天皇、相殿に国常立尊
・大森神社(松江市) - 風土記所載の説話、旧地付近に二つの巨石の女夫岩遺跡
・知波夜比古神社(三良坂町) - 天孫降臨で神宝の箱を持った神、三渓郡惣社
・国司神社(福山市) - 風土記など所載の石川王が崇敬、後に石川王を合祀した式内論社
・十二所神社(穴吹町) - 『阿波志』が式内・伊射奈美神社に比定、江戸初期の棟札
・熊野神社(壱岐市) - 湯本温泉の湯屋権現、式内・阿多彌(あたみ)社の論社
・高越神社 - 阿波富士とも呼ばれる霊山、忌部氏・役小角・空海より前から?
・阿太加夜神社 - 多岐喜姫命を祀る風土記記載の式外社、12年に一度のホーランエンヤ
・早尾神社(京都市) - 石灰の産地、式内・石作神社の旧地とも、昭和に再奉遷か?
・伊牟移神社 - 伊屋山の射矢神社、明治期に金銀子・市姫両社合併で式内社名に
・奴可神社 - 平安初期の奉斎が起源、もとは爾比都売神社、比婆荒神神楽の奉納
・保内八幡神社 - もとは丹生川八幡宮、境内に周敷神社の式内論社と2本の大クスノキ
・大江神社(八頭町) - 平安期から続く大江氏の崇敬、因幡二宮とも、式内三座
・高野神社(岩美町) - 仁賢朝の勧請、平安期に名社と肩並べる、江戸期の造営記録
・國司神社(松江市) - 杵築大社の御分霊を奉斎、式内・垂水神社の論社を合祀とも
・須須岐水神社(千曲市) - もとは式内・祝神社、須々岐水神も国史見、7月茅の輪まつり
・中山神社(三条市) - 平安初期に勅命で神職任命、七社大神、例祭に三条神楽奉納
・石積神社(河辺町石立) - 巨岩を祀る石立明神「いしたてさん」、天智朝再興
・深江神社(桑名市) - 西に西林寺と円墳、県大明神を奉斎、織田信長の兵火で衰微
・苅田神社(大田市) - 平安期に創祀、もとは神谷山の神谷・神田明神、各種伝承
・大年神社(江津市和木町) - 式内論社、社殿や狛犬に赤褐色の石州瓦、参道には筆塚
・大歳神社(浜田市弥栄町) - 市街地から三つのダムを越えて南下、奈良前期の創建
・佐毘売山神社(益田市) - 比礼振山のもとは姫山神社、都茂鉱山、石見銀山へ分祀
・若宮神社(益田市) - 式内・菅野天財若子命神社とも、樹勢旺盛な夫婦イチョウ
・太部神社 - 桃山期の木額、江戸前期造営、旧地に田中神社、昭和まで太梵天王宮
・速川神社(高岡市) - 小矢部川の東岸、奈良初期の勧請、明治期に御祭神変更か?
【主な御神徳(ご利益)】
平安安寧・農業守護・立身出世・開運招福
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