■袁杼比賣（をどひめ＝ヲドヒメ）

春日の丸邇（わに）の佐都紀臣（さつきのおみ）の娘。雄略天皇の妃の一人。

雄略天皇の嫁取りの際、迎えに来た雄略天皇に恥ずかしがって、草原に隠れた。それを追った雄略天皇が、「この草を全部刈って、オマエを露わにしたい」と求愛の歌を詠む。

雄略皇后ワカクサカとも酒宴を共にするなど、良好な関係らしい。この酒宴では、ワカクサカに続いて、歌も歌っている。

雄略天皇から、皇后ワカクサカらも同席する中、あからさまな「手コキ」要求してくる歌を送られ、その歌に対する返歌。

日本書紀に出てくる雄略天皇の妃の一人・和珥深目（わきのふかめ）の娘・童女君（おみなぎみ）と同一視されることがありますが、父系の共通項以外、「采女」というワードで微妙にリンクしているほか、大きな違いがあります。

ではこの姫、いったい誰なのでしょう？

【関連キャラ】
・雄略天皇 - 古事記後半の主役は、傍若無人な暴君
・ワカクサカ - 暴君・雄略を馭するほどのほっこり姫

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【一言切り取り】
・ヲドヒメ「恥ずかしっ　隠れたいです～」
・ヲドヒメ「“アレ”を握るのですか…」
・雄略天皇「ナニをしっかり握れやっ」

【収録歌】
・ヲドヒメ、雄略天皇からの手コキ求愛に対して「受け入れます」と応えた歌

【古事記の神・人辞典】
・ヲドヒメ

【関連カテゴリ】
・18.雄略天皇

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