木梨之軽王(きなしのかるのみこ=カルミコ)縦480px

允恭天皇の皇太子だったカルミコが、同母妹のカルノとの禁断の情事に走り、それが露見して同母弟の穴穂御子(あなほのみこ=後の安康天皇)に逮捕・拘留され、廃太子になることが決定、流刑先として伊予湯であることが告げられた時、カルミコがつぶやいたと思われる一言。国の中心・大和(現 奈良県)から見れば、伊予(現 愛媛県)は確かに最果て。都人のカルミコにとっては死出の旅立ちをも予感させるほど、絶望な距離だったことでしょう。何より、これで最愛のカルノともう二度と会えないかも、という無念の気持ちの方が強かったかもしれません。

【この一言の出典】
同母兄妹、禁断の情事 皇位を追われ、伊予に流されて心中する兄妹ふたり

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16.允恭天皇 - ぶっちゃけ古事記のカテゴリ

安康天皇「なにっ、羨まし、ではなく、けしからんっ!」

【収録歌】
カルミコ、伊予に流された時に愛しの同母妹カルノに向けて詠んだ歌 

【関連キャラ】
カルミコ - 禁断の近親相姦に走る日本最古の歌人
安康天皇 - 近親相姦を糾弾して皇位に就くも暗殺される