■黒日売（くろひめ＝クロ）

仁徳天皇の妃の一人。皇后イワノがあまりにも嫉妬深く、怖いので、実家の吉備（現 岡山県）に帰ってしまう。

仁徳天皇が吉備に帰るクロを惜しんで歌った歌がイワノの癇に障り、帰郷途上のクロに人を遣わして、船ではなく、徒歩で帰るよう命じる。

クロを忘れられない仁徳天皇は、「そうだ、淡路島に行こう」と言い出して、イワノにばれないよう、途中歌を歌ってアリバイを作りながら、最終目的地・吉備に向かう。

そこで二人は再会を喜び、イチャイチャして楽しんだものの、仁徳天皇も都に帰らないわけにはいかず、そこでクロが「愛しい人よ～　あなたは誰の夫～」（適当訳）と名残惜しさ全開の歌を歌う。

岡山県では今も「黒媛伝説」として、クロヒメと仁徳天皇のロマンスを伝えています。

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【一言切り取り】
・クロ「お暇を、ください…」
・クロ「追いかけてきてくれて、ありがと」
・クロ「あなたは、誰のものなのですか？」

【パワースポット】
・宗形神社 - 男が追いかけたくなるぐらい女子力がアップ、するかもしれない

【収録歌】
・クロヒメ、仁徳天皇が都に帰る際に別れを惜しんで詠んだ歌
・クロヒメ、仁徳天皇が都に帰る際、少し駄々をこねてみせた歌

【古事記の神・人辞典】
・クロヒメ

【関連カテゴリ】
・14.仁徳天皇

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