仁徳天皇が日女島(ひめしま)に行った時、雁が卵を産んでいるのを見た時に思わずつぶやいたと思われる一言。雁は日本には寒さを避けるためだけに渡って来る鳥。そのため、卵を産み、子どもを育てるのは夏場の北方地域で行われるのが普通。都周辺で雁が卵を産むというのは大変珍しい光景だったようです。仁徳天皇は長寿の人、建内宿禰大臣(たけうちのすくねのおおおみ=建内宿禰)にわざわざ「今までこういうケースあった?」と確認しています。建内宿禰も聞いたことのない、珍しい出来事。古代のことなので、瑞兆と思われたことでしょう。
【この一言の出典】
・女に振り回される仁徳天皇、でも国内に瑞兆 聖天子逸話も伊達ではなかった?
・仁徳天皇 - ぶっちゃけ古事記のタグ
・14.仁徳天皇 - ぶっちゃけ古事記のカテゴリ
・建内宿禰「長生きするもんだっ」
・建内宿禰「よくぞ聞いてくれやしたっ」
・仁徳天皇「三年間、無税ねっ キリッ」
【収録歌】
・仁徳天皇、雁が卵を産んだことについて、側近の建内宿禰に問うた歌
【関連キャラ】
・仁徳天皇 - 古事記中盤の主役はやはり女好きの御仁
・建内宿禰 - 応神の本当の父? 波乱呼ぶ伝説的人物
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