髪長比売(かみながひめ=カミナガ)縦480px
【キャラ設定】応神が召し、仁徳に譲る美女ではあるのですが、肉声が全く伝わってこない姫でもあり、そんな男の身勝手な授受にも左右されない、意志の強そうな眼を宿した美女として設定してみました。

髪長比売(かみながひめ=カミナガ)縦500px■髪長比売(かみながひめ=カミナガ)

仁徳天皇の妃の一人。初めに目をつけたのは仁徳天皇の父・応神天皇日向国(現 宮崎県)の諸県君(もろがたのきみ)の娘が美しいと聞いて、都に召し上げる。

その途上、難波でカミナガを見た仁徳天皇(当時は大雀命(おおさざきのみこと))が惚れて、すぐに父親に譲ってほしいと頼む。

これがまた、直接頼むのではなくて、重臣の建内宿禰大臣(たけうちのすくねのおおおみ=建内宿禰)に頼んでもらう、という手法。親子の女の譲り合いに挟まれる建内宿禰、二人の身内も同然のような立場です。

建内宿禰から話を聞いた父・応神天皇も渋々、カミナガを子・仁徳天皇に譲る。

カミナガをゲットした仁徳天皇の歌が古事記には二首収められている。「美少女を組み敷いて、くんずほぐれつ~ イェイ~!」というものと、「おれっちの言うこと何でも聞いて絶対服従~ イェイ~!」というもの。

よほど楽しい合体を繰り返したのでしょう。そこまで仁徳天皇をハイテンションにさせたほどの美女。

ただし、その肉声はほとんど伝わらず。仁徳天皇との間に、古代日本のジャイアン雄略天皇を見事に支えきったワカクサカをもうけていることから、ワカクサカの母親であれば、容姿はもちろん、“ココロ”も素晴らしいお方だったのかな、と推察はできます。

【関連キャラ】
仁徳天皇 - 古事記中盤の主役はやはり女好きの御仁
応神天皇 - 自身の登場シーンがあまり多くない天皇
建内宿禰 - 応神の本当の父? 波乱呼ぶ伝説的人物
ワカクサカ - 暴君・雄略を馭するほどのほっこり姫

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【一言切り取り】
カミナガ「そんなに、焦らないで…」
応神天皇「おいおい、この娘もかよ…」
仁徳天皇「おっイイ女 譲って?」

【古事記の神・人辞典】
カミナガ

【関連カテゴリ】
13.応神天皇

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