美夜受比売(みやずひめ=ミヤズ)縦480px
【キャラ設定】草薙の剣を託される重要な姫ではあるのですが、何といっても初夜が”あの日”という特徴的な姫だけに、可愛らしく、明るく、外向的であることに気を付けました。

美夜受比売(みやずひめ=ミヤズ)縦500px■美夜受比売(みやずひめ=ミヤズ)

ヤマトタケルの妻の一人。ヤマトタケルが東国遠征で寄った尾張に住んでおり、結婚の約束をしたが、ヤマトタケルは仕事を優先して、初夜オアズケ。

その後、東国遠征はすったもんだあったが、無事帰還して、めでたく二人は初夜を迎えるが。。

ミヤズ、まさかの生理

ヤマトタケル「うっうっうっ、これだけ我慢したのに、今日、もしかしたらダメ?」、ミヤズ「……気にならなければおKよ」ということで、ふたりはめでたく初合体

この二人の歌の歌い合いは、非常にユーモアあり、言葉遊びありの、古代日本の男女間の関係の大らかさを示す、極めて貴重なものとなっています。

この時代、出血を伴う生理が忌み嫌われるべき対象ではなかった、ということも示しています。

さて、初夜を過ごして気分よくなったヤマトタケルは、ミヤズのところに愛剣の草薙の剣を置いて、伊吹山の神の退治に出かけるが。。

ヤマトタケル、油断しすぎて不覚、おっことぬし様を見くびったのが運の尽き、そのまま最期へ。

その後については古事記では触れられていませんが、ミヤズはヤマトタケルから草薙の剣を託される形となり、ヤマトタケル死後、ミヤズは草薙の剣をお祀りします。

これが草薙の剣をご神体とする、熱田神宮の起源。

それから1000年以上後、かの織田信長が今川義元への奇襲を成功させるべく、戦勝祈願し、見事勝利。例の桶狭間の戦いですが、そこにも出てくる、日本有数の宮になっていきます。

象徴的な姫ですが、宗教的に極めて重要な女神です。

【関連キャラ】
ヤマトタケル - はっちゃけ皇子の英雄譚、最期は?

【関連記事】
【古事記を彩る姫たち】ミヤズ - 初夜に生理も意に介さず合体 草薙の剣を預かる姫
待たされた二人には生理も関係ない? ヤマトタケルと嫁、嫁のあの日に初合体~

出雲建雄神社 - 謎が多き石上神宮の摂社・末社の中でも「なぜ出雲なのか?」

【パワースポット】
氷上姉子神社 - 大らかで前向きなミヤズに思いを馳せると人生楽しめる?

【一言切り取り】
ミヤズ「あなたが待たせるからいけないのよっ」
ミヤズ「“あの日”だけど、OKよ!」
ヤマトタケル「くっ、がまんがまん、まずは仕事」

【収録歌】
ミヤズ、ヤマトタケルとの初夜で、「あの日だけど、何か?」と歌った歌

【古事記の神・人辞典】
ミヤズ

【関連カテゴリ】
11.ヤマトタケル

【外部ページ】
ミヤズ - Twitter
ミヤズ - Pixiv
ミヤズ - Facebook

ぶっちゃけ古事記のキャラ図鑑の索引