弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと=オトタチバナ)縦480px
【キャラ設定】ヤマトタケルの業績を自分の命を犠牲にして助けたその意志の強さを目に宿すような、しかし天寿を全うできなかった儚さを合わせて表現してみました。

弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと=オトタチバナ)縦500px■弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと=オトタチバナ)

英雄ヤマトタケルの妻の一人。東国遠征に従軍、夫の危機にその身を挺して、夫の仕事を手伝う。

相模の国造による騙し討ち(火計)を乗り越えたヤマトタケルは、さらに東に向かおうとするが、海の神に邪魔をされ、それ以上渡ることができなかった。

そこでオトタチバナは志願して、海中に没する。それでヤマトタケル一行は海を渡ることができたという。

人身御供的になものか、はたまた単身、敵と戦ったのか。

その後、海辺にはオトタチバナの櫛が流れ着く。

オトタチバナの辞世の歌によれば、相模の国造による騙し討ちに際しても、オトタチバナはヤマトタケルと同行しており、一緒に炎に巻かれていた。その時にもらったヤマトタケルの愛をオトタチバナが忘れず、渡海に際して身を犠牲にし、夫を支えたという。

今でも、熱田神宮ミヤズ草薙の剣→ヤマトタケルという構図で、名古屋周辺で、ヤマトタケルの妻と言えば、ミヤズが思い浮かぶのと同様、関東一帯では、ヤマトタケルの妻と言えば、この賢妻オトタチバナで、ヤマトタケルとともに祀られている神社は数多い。

【関連キャラ】
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相模国造 - ヤマトタケルを騙し討ち、でも返り討ち

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【パワースポット】
吾妻神社 - 2000年語り継がれるオトタチバナの女子力にあやかれる神社

【一言切り取り】
オトタチバナ「愛してくれて、ありがと」
オトタチバナ「さあ、お通りくださいまし」
オトタチバナ「この櫛、忘れないでね」

【収録歌】
オトタチバナ、ヤマトタケルへの愛に殉じ、犠牲になる前の辞世の歌

【古事記の神・人辞典】
オトタチバナ

【関連カテゴリ】
11.ヤマトタケル

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