倭建命(やまとたけるのみこと=ヤマトタケル)縦480px
【キャラ設定】スサノヲと同じく、登場の前半と後半でキャラが180度変わってくるキャラ。兄を平然と殺したり、熊襲や出雲を騙し討ちする残虐さよりは、オトタチバナやミヤズとのロマンス、あるいは叔母のヤマトヒメに可愛がられているイメージを優先させてみました。

倭建命(やまとたけるのみこと=ヤマトタケル)縦500px■倭建命(やまとたけるのみこと=ヤマトタケル)

景行天皇の皇子。親父・景行天皇に「オマエの兄ちゃん呼んできて」と言われただけなのに、勢い余って兄ちゃんを惨殺。

親父に怖がられて、熊襲(九州)征伐を命じられ遠ざけられる。熊襲健(くまそたける)という兄弟を、女装して、男の娘の色仕掛けで油断させておいて暗殺に成功。その弟の方から、ヤマトタケルの名が送られる。

都への帰り道、出雲に寄って、出雲健(いずもたける)も騙し討ちして成敗。

西国遠征を大成功に納めたため、親父のヤマトタケルに対する恐怖は増大、次に関東征伐を命じられる。

「オヤジは俺を殺したがっている…」と、伊勢にいる叔母ちゃんヤマトヒメに泣きつくが、草薙の剣などを渡されて関東征伐に送り出される。

相模で騙し討ちにあって殺されそうになったり(焼津の地名譚)、妻の一人オトタチバナが犠牲になったり(吾妻=あづま=東国の命名譚)、大変だったけど何とかコンプリ。

尾張に戻って、別の妻ミヤズと初夜を迎えるも、たまたま”あの日”。それでも二人は合体、結ばれる。

伊吹山の神を退治しようと、ミヤズのところに草薙の剣を置いてくるなど、舐めてかかり、神の使いと間違えた、実は神そのものだったおっことぬし(by もののけ姫)に瀕死の重傷を負わされ、思国歌(大和はまほろば)などを歌いながら逝く。

死後、白鳥になったという伝説がある。

【関連キャラ】
景行天皇 - 息子ヤマトタケルを恐れるも、子だくさん
ヤマトヒメ - 慈愛溢れるヤマトタケルの叔母は初代斎宮
オオウス - 天皇が召した美人姉妹を横領 悲惨な最期
ミヤズ - 「生理だけど、何か?」の奔放な姫
熊襲建 - 男の娘の色香に迷って暗殺された豪勇の兄弟
出雲建 - ヤマトタケルに見事騙される“イイ人”
相模国造 - ヤマトタケルを騙し討ち、でも返り討ち
オトタチバナ - 東国のヤマトタケルの妻といえばこの人
おっことぬし - 古事記に時々登場するイノシシな神

【パワースポット】
酒折宮 - ヤマトタケル成長の分岐点、人生の岐路で光明見えるかも?

【一言切り取り】
ヤマトタケル「殺っちった テヘッ」
ヤマトタケル「男の娘だっよーん」
ヤマトタケル「親父、オレのこと嫌いなのかな…」
ヤマトタケル「叔母ちゃん、ありがと」
ヤマトタケル「くっ、がまんがまん、まずは仕事」
ヤマトタケル「ちっ、騙されちった」
ヤマトタケル「くっそ~、通れねえな…」
ヤマトタケル「うっお~、わが妻よ~」
ヤマトタケル「もしかして、“あの日”?」
ヤマトタケル「かるーく、ひねり飛ばしちゃうよ~」
ヤマトタケル「くっ、ふ・不覚…」
ヤマトタケル「剣、オレの剣よ…」
ヤマトタケル「ビューンと、飛んじゃうよ~」

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【古事記の神・人辞典】
ヤマトタケル - 陵墓情報も。おそらく古代日本人唯一、三つの陵がある

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