10月から始まる奈良「大古事記展」の概要が発表される 「感じる」古事記とは?20140416
奈良県は4月15日、2014年10月18日から12月14日まで、奈良市登大路町の県立美術館で開催する「大古事記展」の概要を発表しました。県の「記紀・万葉プロジェクト」の一環となります。

その資料によれば、今から1300年余り前、奈良の都で完成した『古事記』。ここには、国の成り立ちから始まる多くの神話や、神武天皇から推古天皇までの様々な出来事などが美しい文章と歌謡で記されています。

このたび開催する「大古事記展」では、多くの皆様に『古事記』の豊かさを心ゆくまで、そして楽しく深く味わっていただけるように「感じる」ことを大切にした展示で構成する、とのこと。

古社に伝わる宝物、『古事記』を題材にした絵画、考古・文献資料や現代作家によるアートなど、時代もジャンルもバラエティに富んだ展示物をそろえる予定といいます。

1300年という長い時の流れを見つめてきた日本で現存最古の書物『古事記』。この素晴らしい書物から、未来をよりよく生きるヒントを探せるよう工夫するということです。

展示は六つの部門に分かれているようです。

序章 古事記編纂者・太安万侶の像がお出迎え
1.古代の人々がつむいだ物語 <創><旅><愛>
2.古事記の不思議にせまる
3.古事記に登場するアイテムたち
4.古社が伝える古事記
5.語り継ぐ古事記

2014年7月上旬ごろ、展示物の詳細などをお知らせする記者発表会が行われるようです。

※画像は、今回発表された資料から(出典:奈良県)。

【関連情報】
「大古事記展」の開催概要が決定しました。 - 奈良県

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