歌い手：比売多多良伊須須気余理比売（ひめたたらいすけよりひめ＝イスケヨリ）
出　典：中央進出の神武天皇が改めて嫁取り、絶世の美女の出生譚はまさかのスカトロ？
章立て：8.神武天皇

神武天皇の意向を受けて、側近・大久米命（おおくめのみこと）がイスケヨリに神武天皇の嫁になるかどうか伺った際、イスケヨリが逆に大久米命の目が気になり、聞いてきた歌。

自分の結婚に際して、一見、どうでもいいようなことを聞くな～、という感じではありますが。まあ、基本断れる状況ではなかったでしょうし、一拍入れる意味もあったかな。あるいは深～い意味があったりするかもしれません。

現在、目にタトゥーを入れることは可能なようですが、この時代にそのような技術があったとは思えず、訳出しにしても入墨説や、ぶっちゃけ訳でも採用している入墨を入れたような裂けたような眼説などがあるようです。

どちらにしろ、大久米命が非常に特徴的な目をしていたことには間違いありません。また古代日本では入墨の風習が盛んだった可能性もありますので、「目にタトゥー」という現代における最先端技術を先取っていた可能性もないわけではないかと。

次の大久米命の歌が、このイスケヨリからの質問に対する答えになっています。

【一言切り取り】
・イスケヨリ「あなたの目、おっかしいっ～」

※下記は、現代語譯　古事記　稗田の阿禮、太の安萬侶　武田祐吉訳による現代語訳。上のぶっちゃけ訳とも見比べてください。


・【古事記の傾向と対策】古事記に収録されている歌113首の索引、リンク集

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【関連キャラ】
・イスケヨリ - 神武皇后、スカトロ的出生譚の美女
・大久米命 - 神武の片腕は斜に構えた万能の自信家

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