ぶっちゃけ古事記の本文タグの集計
本サイトで活用しているlivedoor Blogでは「タグ」機能が使えます。一記事につき10個まで、その本文に関係深いワードを登録し、それをまとめることができるというものです。

本サイトの右側などにある「タグクラウド」のところがそうで、ここは登録個数が多いほど、文字が大きく表示されています。

記事によっては10個も登録できませんし、逆に10個では足りない、というケースもありますが、本サイトで掲載した古事記本文のタグ数を集計したものが画像になります。

どんなタグをつけるかは管理人の独断と偏見に基づくので、正式な統計上の意味はあまりないですが、これをもとに何度かに分けて、古事記の傾向と対策と銘打って、論じてみたいと思います。

つまり、古事記全体を通じて、どのようなワードがよくつかわれているかを示すものとなります。

最も多かったのが、「合体」で22回。22の記事で、SEXを比較的直截的に連想させる記述があったとして付与したものです。

それが本サイトを「日本が世界に誇る、古代ラブロマンス・オペラ」と副題している理由の一つです。[解説を見る

次いで多かったのが「オオクニヌシ」。やはり古事記最大の英雄はこの人なのでしょうか? 古事記なので、オオクニヌシ=オオモノヌシとはしていません。「オオモノヌシ」もランクインして、4個あります。関係するものとして、「出雲」7個、「出雲大社」3個など。

アマテラスの子孫たちの物語のはずなのに、支配することになる敵対勢力の方が目立っている、というところが、興味深い事実です。

次に多かったのが10個で、「アマテラス」「スサノヲ」「仁徳天皇」。スサノヲも系譜的にはオオクニヌシ・出雲閥的に取り扱われているので、アマテラスがいかにスポットを浴びていないかがまた浮き彫りになります。

意外(?)なのが仁徳天皇。かまどの煙のような聖天子逸話よりは、女の話の方が多いのですが。。「聖天子伝説」が3個なので、ほか7個はほぼほぼ女の話。

しかし、ヤマトタケルやイザナギなどを押さえて、仁徳天皇が多くなっているのは、仁徳天皇そのもの分量も多いのですが、皇子の応神天皇時代から、何かと顔を出してきており、活躍しているため。

さすが、世界最大級の陵墓の持ち主(異論もあるようです)、古事記でも目立っています。

次いで、「ヤマトタケル」が9個です。古事記の中で「ヤマトタケル」が占める分量が非常に多くなっているためではありますが、オオクニヌシやアマテラス、スサノヲなどのように時空を超えることがなく、そこだけしか登場しないために、集計上は伸び悩みました。

イザナギ」が8個です。こちらも、神話の当初の登場に限られているため、古事記序盤では主役ですが、全体を通してみると、登場回数は限定的となっています。

以下、そのほかのワードも入っていますが、まずは人物にスポットを当てていきます。

7個「応神天皇」……登場回数自体は多いですが、ものすごく目立った事績が少ないのが特徴です。母親の神功皇后、側近(?)の建内宿禰、息子の仁徳天皇などに挟まれて、埋もれた感はあります。

7個「神武天皇」……初代天皇。古事記全体のストーリー的には重要なはずですが、応神・仁徳の後の世代の親子天皇に及ばないところがありました。

6個「雄略天皇」……古事記終盤のジャイアン天皇。殺害、女漁り、女泣かせ、神様との対峙など、象徴的なエピソードが多い方です。

6個「ニニギ」……神武天皇と同じく、古事記全体のストーリー的には重要なはずですが、降臨したことと、嫁を取り(嫁の不倫を疑いつつ)子孫を残したことなど以外、特段目立つこともありませんでした。

6個「イザナミ」……イザナギのパートナー、離婚後泥沼対決。登場はやはり古事記序盤に限られています。

上でも触れましたが、「建内宿禰」が6個と、上位に入っています。臣下でここまで目立つとは、やはりただ事ではないようです。

その他、上位に入っている「反逆」「NTR」「騙し討ち」「女陰」などなど、管理人の独断と偏見の表れです、テヘッ。追って詳細を説明していきたいと思います。

なお、タグ数の集計は、「本文」カテゴリのみでのものとなります。それ以降に増えたものについては集計しておりません。

日本が世界に誇る、古代ラブロマンス・オペラへようこそ - ぶっちゃけ古事記本文の目次