
13-5.吉野の有力者たち
応神天皇の皇子・大雀命(おおさざきのみこと)が佩いている剣を見て、吉野の有力者たちがその剣を褒めそやした歌が歌わっています。
また、吉野の有力者たちは吉野にある樫の木で横臼を作り、その横臼でおいしいお酒を造りますが、その時、口鼓を打って舞いながら歌を歌いました。

この歌は、吉野の有力者が天皇に貢物をする時にいつも歌う歌として、声を張り上げて歌われる歌として定着したようです。
オヤジの女をNTRしたり、大雀命(後の仁徳天皇)が相当な権勢を誇っていたことが察せられるエピソードです。後日の聖天子伝説への前振りでしょうか。
※画像は、「大雀命」Google画像検索結果のキャプチャー。
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