8.神武天皇
8-6.神武天皇の死と多芸志美美の反逆
神武天皇と比売多多良伊須須気余理比売(ひめたたらいすけよりひめ=イスケヨリ)の間に生まれた子は、日子八井命(ひこやいのみこと)、神八井耳命(かむやいみみのみこと)、神沼河耳命(かむぬなかわみみのみこと)の三人がいます。
神武天皇が崩御されると、日向の頃の妻アヒラヒメとの子・多芸志美美命(たぎしみみのみこと=タギシミミ)が、彼にとっては継母となるイスケヨリを娶りました。
ちなみに、古代において、父親の死後、生母以外、父親の後宮の女性を自分のものにすることは珍しくなく、古事記にも他の事例がみられます。
とのかく、多芸志美美命は、新しく妻にしたイスケヨリの連れ子、イスケヨリと父・神武天皇との間の三人の子を殺そうとしていました。自分が腹を痛めて生んだ子の危機に、イスケヨリが詠んだ歌は。
さらにもう一首。
これらの歌で多芸志美美命の策謀を知った神武天皇とイスケヨリの間の御子たちは、末弟の神沼河耳命が、次男の神八井耳命に曰く。
神沼河耳命「兄上、武器を持って、部屋に入り込んで、多芸志美美命を殺っちゃいなよ」
そこで、神八井耳命は武器を持って部屋に入り、多芸志美美命を殺そうと思いましたが、ぶるぶる震える始末でgdgd。
業を煮やした神沼河耳命が、自分で部屋に上がり込んで、兄の武器を取り上げて、躊躇なく多芸志美美命を殺りましたとさ。そうして、gdgd神八井耳命が曰く。
神八井耳命「オレには殺れなかった、、メンゴ。オレの方が兄だけど、天皇はお前がやんな。オレには無理さ。お前のこと、できるだけ助けたいと思っているからっ、さ! ガンバ」
こうして、神沼河耳命が即位して、第二代・綏靖天皇となりました。神八井耳命は神をまつる仕事に就きます。多神社の始まりです。
その後、安寧、懿徳、孝昭、孝安、孝霊、孝元、開化といった順で、天皇は継がれていき、天下を治めました。その後登場するのが、第十代である崇神天皇です。
※画像は、「綏靖天皇」Google画像検索結果のキャプチャー。
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・寮美千子氏「八咫烏」エッセイで、天皇家と古事記編纂者の家系の分岐点を見極める
【関連キャラ】
・神武天皇 - 初代は血筋が良い、おっとり貴公子?
・イスケヨリ - 神武皇后、スカトロ的出生譚の美女
・タギシミミ - 神武皇后を略奪愛、史上初めての反逆
・綏靖天皇 - 母を強奪した仇を躊躇なく殺っちゃう天皇
【古事記の神・人辞典】
・神武天皇
・イスケヨリ
・タギシミミ
・ヒコヤイ
・カムヤイミミ
・綏靖天皇
・カワマタビメ
・ハエ
・安寧天皇
・アクトヒメ
・トコツネヒコイノネ
・シキツヒコノミコト
・ワチツミノミコト
・オオヤマトクニアレヒメ
・ハエイロド
・懿徳天皇、
・フトマカワヒメ
・タギシヒコノミコト
・孝昭天皇、
・ヨソタホビメ
・アメオシタラシヒコ
・オキツヨソ
・孝安天皇
・オシカヒメ
・オオキビノモロススミノミコト
・孝霊天皇
・クハシヒメ
・チチハヤマワカヒメ
・チチハヤヒメ
・ヤマトトモモソヒメ
・ヒコサシカタワケ
・ヒコイサセリビコ
・ヤマトトトワカヤヒメ
・ヒコサメマ
・ワカヒコタケキビツヒコ
・孝元天皇
・ウツシコオ
・ウツシコメ
・オオビコ
・スクナヒコタケイゴコロ
・イカガシコメ
・ヒコフツオシノマコト
・ハニヤスビメ
・タケハニヤス
・タケヌナカワワケ
・ヒコイナコジワケ
・タカチナビメ
・ウマシウチノスクネ
・建内宿禰
・ウズヒコ
・ヤマシタカゲヒメ
・波多八代
・許勢小柄
・蘇賀石河
・平群都久
・木角宿禰
・クメノマイトヒメ
・ノノイロヒメ
・カツラギソツヒコ - 仁徳皇后イワノの父、履中皇后クロヒメの祖父
・若子宿禰
・開化天皇
・タマツヒメ
・タカノヒメ
・ユゴリ
・ヒコユムスミ
・オケツヒメ(意)
・ワシヒメ
・タケトヨハヅラワケ
・ヒコイマス
・エナツヒメ
・オオマタ
・オマタ
・シブミノスクネ
・サホノオオクラミトメ
・タケクニカツトメ
・サオビコ
・オザホ
・サオビメ
・ムロビコ
・オキナガノミズヨリヒメ
・ヒコタタスミチノウシ
・ミズホノマワカ
・カムノオオネ
・ミズホノイオヨリヒメ
・ミイツヒメ
・オケツヒメ(袁)
・ヒコオス
・イリネ
・オオツツキマワカ
・アジサハヒメ
・カニメイカズチ
・タンバノトオツノオミ
・タカギヒメ
・オキナガノスクネ
・タカヌカヒメ
・ソラツヒメ
・オキナガヒコ
・イナヨリビメ
・オオタムサカ
・神功皇后
・崇神天皇
8-6.神武天皇の死と多芸志美美の反逆
神武天皇と比売多多良伊須須気余理比売(ひめたたらいすけよりひめ=イスケヨリ)の間に生まれた子は、日子八井命(ひこやいのみこと)、神八井耳命(かむやいみみのみこと)、神沼河耳命(かむぬなかわみみのみこと)の三人がいます。
神武天皇が崩御されると、日向の頃の妻アヒラヒメとの子・多芸志美美命(たぎしみみのみこと=タギシミミ)が、彼にとっては継母となるイスケヨリを娶りました。
ちなみに、古代において、父親の死後、生母以外、父親の後宮の女性を自分のものにすることは珍しくなく、古事記にも他の事例がみられます。
とのかく、多芸志美美命は、新しく妻にしたイスケヨリの連れ子、イスケヨリと父・神武天皇との間の三人の子を殺そうとしていました。自分が腹を痛めて生んだ子の危機に、イスケヨリが詠んだ歌は。
さらにもう一首。
これらの歌で多芸志美美命の策謀を知った神武天皇とイスケヨリの間の御子たちは、末弟の神沼河耳命が、次男の神八井耳命に曰く。
神沼河耳命「兄上、武器を持って、部屋に入り込んで、多芸志美美命を殺っちゃいなよ」
そこで、神八井耳命は武器を持って部屋に入り、多芸志美美命を殺そうと思いましたが、ぶるぶる震える始末でgdgd。
業を煮やした神沼河耳命が、自分で部屋に上がり込んで、兄の武器を取り上げて、躊躇なく多芸志美美命を殺りましたとさ。そうして、gdgd神八井耳命が曰く。
神八井耳命「オレには殺れなかった、、メンゴ。オレの方が兄だけど、天皇はお前がやんな。オレには無理さ。お前のこと、できるだけ助けたいと思っているからっ、さ! ガンバ」
こうして、神沼河耳命が即位して、第二代・綏靖天皇となりました。神八井耳命は神をまつる仕事に就きます。多神社の始まりです。
その後、安寧、懿徳、孝昭、孝安、孝霊、孝元、開化といった順で、天皇は継がれていき、天下を治めました。その後登場するのが、第十代である崇神天皇です。
※画像は、「綏靖天皇」Google画像検索結果のキャプチャー。
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・イスケヨリ - 神武皇后、スカトロ的出生譚の美女
・タギシミミ - 神武皇后を略奪愛、史上初めての反逆
・綏靖天皇 - 母を強奪した仇を躊躇なく殺っちゃう天皇
【古事記の神・人辞典】
・神武天皇
・イスケヨリ
・タギシミミ
・ヒコヤイ
・カムヤイミミ
・綏靖天皇
・カワマタビメ
・ハエ
・安寧天皇
・アクトヒメ
・トコツネヒコイノネ
・シキツヒコノミコト
・ワチツミノミコト
・オオヤマトクニアレヒメ
・ハエイロド
・懿徳天皇、
・フトマカワヒメ
・タギシヒコノミコト
・孝昭天皇、
・ヨソタホビメ
・アメオシタラシヒコ
・オキツヨソ
・孝安天皇
・オシカヒメ
・オオキビノモロススミノミコト
・孝霊天皇
・クハシヒメ
・チチハヤマワカヒメ
・チチハヤヒメ
・ヤマトトモモソヒメ
・ヒコサシカタワケ
・ヒコイサセリビコ
・ヤマトトトワカヤヒメ
・ヒコサメマ
・ワカヒコタケキビツヒコ
・孝元天皇
・ウツシコオ
・ウツシコメ
・オオビコ
・スクナヒコタケイゴコロ
・イカガシコメ
・ヒコフツオシノマコト
・ハニヤスビメ
・タケハニヤス
・タケヌナカワワケ
・ヒコイナコジワケ
・タカチナビメ
・ウマシウチノスクネ
・建内宿禰
・ウズヒコ
・ヤマシタカゲヒメ
・波多八代
・許勢小柄
・蘇賀石河
・平群都久
・木角宿禰
・クメノマイトヒメ
・ノノイロヒメ
・カツラギソツヒコ - 仁徳皇后イワノの父、履中皇后クロヒメの祖父
・若子宿禰
・開化天皇
・タマツヒメ
・タカノヒメ
・ユゴリ
・ヒコユムスミ
・オケツヒメ(意)
・ワシヒメ
・タケトヨハヅラワケ
・ヒコイマス
・エナツヒメ
・オオマタ
・オマタ
・シブミノスクネ
・サホノオオクラミトメ
・タケクニカツトメ
・サオビコ
・オザホ
・サオビメ
・ムロビコ
・オキナガノミズヨリヒメ
・ヒコタタスミチノウシ
・ミズホノマワカ
・カムノオオネ
・ミズホノイオヨリヒメ
・ミイツヒメ
・オケツヒメ(袁)
・ヒコオス
・イリネ
・オオツツキマワカ
・アジサハヒメ
・カニメイカズチ
・タンバノトオツノオミ
・タカギヒメ
・オキナガノスクネ
・タカヌカヒメ
・ソラツヒメ
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