大気都比売命3.アマテラスとスサノヲ
3-3.大気都比売命


さて、元凶のスサノヲ君。罰金ならず、罰物を科せられた上、髭と手足の爪を切って高天原から追放されてしまいました。

追放されたスサノヲは、その途中、大気都比売命(おおけつひめのみこと=オオゲツヒメ)という女神に食べ物を求めました。

これを受けて、オオゲツヒメは鼻、口、尻から食材を取り出して、おいしく調理して、スサノヲに供しようとしましたが、その現場を盗み見たスサノヲは何かバッチイものを出されたと怒り、オオゲツヒメを殺してしまいました。

まあ、ケツから出されちゃー、しょうがない気もしないでもないが。

建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと=スサノヲ)縦480pxしかし、殺されたオオゲツヒメの頭から蚕が、二つの目から稲の種が、二つの耳から粟が、鼻からは小豆が、女陰からは麦が、尻からは豆が生まれ、その身体はすべて植物になりました。

そこで神皇産霊神(かみむすびのかみ=カミムスヒノカミ)はこの植物を取って、種としました。これが五穀の起源と呼ばれるものです。

まあ、オオゲツヒメはどこから食材出しているのか、いきなりキレて殺してしまうスサノヲ、オオゲツヒメの死体からあふれる五穀(またもや女陰)、ツッコミ所はやはり満載ですが、何か深イイ意味があるのでしょうね、大事な大事な五穀の起源ですし。

※画像は、「大気都比売命」Google画像検索結果のキャプチャー。

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【関連キャラ】
スサノヲ - 荒ぶる神からちょいワル親父への転身
オオゲツヒメ - 徳島県、スサノヲに惨殺される食の女神
カミムスヒノカミ - 国つ神を影から支える神の中の神

【古事記・四コマ劇場】
スサノヲ君の冒険:5.追放編

【古事記の神・人辞典】
スサノヲ
オオゲツヒメ
カミムスヒノカミ

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