2.イザナギとイザナミ
2-3.二神の神産み
その後、イザナギとイザナミの二人は精力的に神様を生んでいきます。いちいち列挙するのは大変ですが、十六柱までは順調に進み、さらにその中の、オオヤマツミを含む2組のカップルの神様たちがまた子供を産むなどもしました。
さて問題が十七柱目、名前を火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ)と言います。いろいろ別名もあるのですが、火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ=ヒノカグツチノカミ)、あるいは単に迦具土神と呼ばれる神です。文字通り、火の神様。
この火の神様を生み落す際、イザナミは女陰が焼け、病気になってしまいます。相当苦しい病だったらしく、おう吐もたびたび。その病気中、イザナミの吐瀉物、大便、尿からも神様が生まれます。ここまで来るともうチョメチョメ関係なし。これを機に神産みにチョメチョメはなくなっていきます。
それにしても、イザナミって女神ですよね。。。。女性の、そんなものらから生まれるようにしなくても良いのに。。スカトロの歴史は古し、でしょうか。。
今後のイザナミの展開を見ていくと、最初は良かった(自分から男誘っている設定にしているところに、当初から悪意はあるかも)が、後半からダメダメだね(もちろん神話制作者にとって)、という、もし仮にイザナミが実在した人物であれば、そのような人の人生の流れを神話に投影させたのかもしれません。
病篤く、イザナミは亡くなってしまいます。悲しみのあまり、イザナギ号泣。その涙からまた神様が生まれます。
女は吐瀉物、大便、尿から、男は涙から神が生まれるって、、あまり美しくなくなくない? ちょっとは配慮しようよ。。
妻を死に追いやった迦具土神は、怒りのイザナギに殺されてしまいます。その時使った剣(十拳剣)に付着した血からも次々に神は生まれます(計八柱。後に出てくる建御雷之男神(たけみかづちのをのかみ=タケミカヅチ) 含む)。
また、殺された迦具土神の体からも神々が生まれます(計八柱)。
うーん、不謹慎ですが、神の量産。ただし、まだまだこれから。
イザナミを忘れられないイザナギは、イザナミを取り戻そうと、黄泉の国へ行きます。イザナミとイザナギ、二柱の「あの」場面に突入していきます。
神世七代の時代、最大のクライマックスとも言えそうです。
※画像は、「伊邪那美神の死」Google画像検索結果のキャプチャー。
【関連記事】
・【古事記の傾向と対策】“女陰”を推す古事記は、下品で卑猥な書物なのか
・日本三大愛宕とは? - 京都の総本宮と、東京都港区、福岡市西区の愛宕神社三社の総称
・劔神社(直方市) - 筑紫物部氏ゆかり、高倉下を奉斎か?イザナギの十拳剣に縁深く
【関連キャラ】
・イザナギ - 日本のとーちゃんはオクテだった?
・イザナミ - 自分から男を誘う積極的な女神
・オオヤマツミ - 天皇家を呪詛って寿命を与えた怒ると恐い神
・タケミカヅチ - 高天原の最終兵器・改は国譲りの英雄
【古事記の神・人辞典】
・イザナギ
・イザナミ
・オオコトオシヲノカミ
家宅六神(かたくろくしん)
・イハツチビコノカミ - 家の材料である石と土
・イハスヒメノカミ - 家の材料である石と土
・オオトヒワケノカミ - 家の出入口
・アメノフキオノカミ - 屋根を葺く動作
・オオヤビコノカミ - 葺き終わった屋根
・カザモツワケノオシヲノカミ - 暴風から家を守る
・オオワタツミ
・ハヤアキツヒコノカミ | ハヤアキツヒメノカミ - 夫婦。水戸神
水戸神の子・四対八柱
・アハナギノカミ | アハナミノカミ
・ツラノギノカミ | ツラナミノカミ
・アメノミクマリノカミ | クニノミクマリノカミ
・アメノクヒザモチノカミ | クニノクヒザモチノカミ
・シナツヒコノカミ
・ククノチノカミ
・オオヤマツミ | カヤノヒメノカミ - 夫婦
オオヤマツミ・カヤノヒメの子の四対八柱神
・アメノサヅチノカミ | クニノサヅチノカミ
・アメノサギリノカミ | クニノサギリノカミ
・アメノクラドノカミ | クニノクラドノカミ
・オオトマトヒコノカミ | オオトマトヒメノカミ
・トリノイハクスブネノカミ
・ヒノカグツチノカミ
負傷したイザナミの吐瀉物・排泄物から生まれた神
・カナヤマビコノカミ | カナヤマビメノカミ - 吐瀉物
・ハニヤスビコノカミ | ハニヤスビメノカミ - 大便
・ミツハノメノカミ | ワクムスヒノカミ - 尿
イザナギの涙から生まれた神
・ナキサワメノカミ
殺されたヒノカグツチノカミの体から生まれた神々
・マサカヤマツミノカミ - 頭
・オドヤマツミノカミ - 胸
・オクヤマツミノカミ - 腹
・クラヤマツミノカミ - 性器
・シギヤマツミノカミ - 左手
・ハヤマツミノカミ - 右手
・ハラヤマツミノカミ - 左足
・トヤマツミノカミ - 右足
十拳剣から生まれた神々
・イハサクノカミ | ネサクノカミ | イハツツノヲノカミ - 先端からの血が岩石に落ちて生成
・ミカハヤヒノカミ | ヒハヤヒノカミ | タケミカヅチ - 刀身の根元からの血が岩石に落ちて生成
・クラオカミノカミ | クラミツハノカ - 柄からの血より生成
2-3.二神の神産み
その後、イザナギとイザナミの二人は精力的に神様を生んでいきます。いちいち列挙するのは大変ですが、十六柱までは順調に進み、さらにその中の、オオヤマツミを含む2組のカップルの神様たちがまた子供を産むなどもしました。
さて問題が十七柱目、名前を火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ)と言います。いろいろ別名もあるのですが、火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ=ヒノカグツチノカミ)、あるいは単に迦具土神と呼ばれる神です。文字通り、火の神様。
この火の神様を生み落す際、イザナミは女陰が焼け、病気になってしまいます。相当苦しい病だったらしく、おう吐もたびたび。その病気中、イザナミの吐瀉物、大便、尿からも神様が生まれます。ここまで来るともうチョメチョメ関係なし。これを機に神産みにチョメチョメはなくなっていきます。
それにしても、イザナミって女神ですよね。。。。女性の、そんなものらから生まれるようにしなくても良いのに。。スカトロの歴史は古し、でしょうか。。
今後のイザナミの展開を見ていくと、最初は良かった(自分から男誘っている設定にしているところに、当初から悪意はあるかも)が、後半からダメダメだね(もちろん神話制作者にとって)、という、もし仮にイザナミが実在した人物であれば、そのような人の人生の流れを神話に投影させたのかもしれません。
病篤く、イザナミは亡くなってしまいます。悲しみのあまり、イザナギ号泣。その涙からまた神様が生まれます。
女は吐瀉物、大便、尿から、男は涙から神が生まれるって、、あまり美しくなくなくない? ちょっとは配慮しようよ。。
妻を死に追いやった迦具土神は、怒りのイザナギに殺されてしまいます。その時使った剣(十拳剣)に付着した血からも次々に神は生まれます(計八柱。後に出てくる建御雷之男神(たけみかづちのをのかみ=タケミカヅチ) 含む)。
また、殺された迦具土神の体からも神々が生まれます(計八柱)。
うーん、不謹慎ですが、神の量産。ただし、まだまだこれから。
イザナミを忘れられないイザナギは、イザナミを取り戻そうと、黄泉の国へ行きます。イザナミとイザナギ、二柱の「あの」場面に突入していきます。
神世七代の時代、最大のクライマックスとも言えそうです。
※画像は、「伊邪那美神の死」Google画像検索結果のキャプチャー。
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【関連キャラ】
・イザナギ - 日本のとーちゃんはオクテだった?
・イザナミ - 自分から男を誘う積極的な女神
・オオヤマツミ - 天皇家を呪詛って寿命を与えた怒ると恐い神
・タケミカヅチ - 高天原の最終兵器・改は国譲りの英雄
【古事記の神・人辞典】
・イザナギ
・イザナミ
・オオコトオシヲノカミ
家宅六神(かたくろくしん)
・イハツチビコノカミ - 家の材料である石と土
・イハスヒメノカミ - 家の材料である石と土
・オオトヒワケノカミ - 家の出入口
・アメノフキオノカミ - 屋根を葺く動作
・オオヤビコノカミ - 葺き終わった屋根
・カザモツワケノオシヲノカミ - 暴風から家を守る
・オオワタツミ
・ハヤアキツヒコノカミ | ハヤアキツヒメノカミ - 夫婦。水戸神
水戸神の子・四対八柱
・アハナギノカミ | アハナミノカミ
・ツラノギノカミ | ツラナミノカミ
・アメノミクマリノカミ | クニノミクマリノカミ
・アメノクヒザモチノカミ | クニノクヒザモチノカミ
・シナツヒコノカミ
・ククノチノカミ
・オオヤマツミ | カヤノヒメノカミ - 夫婦
オオヤマツミ・カヤノヒメの子の四対八柱神
・アメノサヅチノカミ | クニノサヅチノカミ
・アメノサギリノカミ | クニノサギリノカミ
・アメノクラドノカミ | クニノクラドノカミ
・オオトマトヒコノカミ | オオトマトヒメノカミ
・トリノイハクスブネノカミ
・ヒノカグツチノカミ
負傷したイザナミの吐瀉物・排泄物から生まれた神
・カナヤマビコノカミ | カナヤマビメノカミ - 吐瀉物
・ハニヤスビコノカミ | ハニヤスビメノカミ - 大便
・ミツハノメノカミ | ワクムスヒノカミ - 尿
イザナギの涙から生まれた神
・ナキサワメノカミ
殺されたヒノカグツチノカミの体から生まれた神々
・マサカヤマツミノカミ - 頭
・オドヤマツミノカミ - 胸
・オクヤマツミノカミ - 腹
・クラヤマツミノカミ - 性器
・シギヤマツミノカミ - 左手
・ハヤマツミノカミ - 右手
・ハラヤマツミノカミ - 左足
・トヤマツミノカミ - 右足
十拳剣から生まれた神々
・イハサクノカミ | ネサクノカミ | イハツツノヲノカミ - 先端からの血が岩石に落ちて生成
・ミカハヤヒノカミ | ヒハヤヒノカミ | タケミカヅチ - 刀身の根元からの血が岩石に落ちて生成
・クラオカミノカミ | クラミツハノカ - 柄からの血より生成
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