天平宝字(てんぴょうほうじ)は、8世紀中頃の、奈良時代における元号で、757年9月6日から始まり、765年2月1日まで、9年間使われた。期間中の天皇は、孝謙天皇、淳仁天皇、称徳天皇である。

天平宝字期、天平宝字年間、天平宝字年中などとも言われ、およそ757年-765年の間を指す。

天平宝字の前の元号は天平勝宝であり、次の元号は天平神護である。

【年】
天平宝字元年 - 西暦757年。酉(とり)年、干支は丁酉。天平勝宝9年
天平宝字2年 - 西暦758年。戌(いぬ)年、干支は戊戌
天平宝字3年 - 西暦759年。亥(い)年、干支は己亥
天平宝字4年 - 西暦760年。子(ね)年、干支は庚子
天平宝字5年 - 西暦761年。丑(うし)年、干支は辛丑
天平宝字6年 - 西暦762年。寅(とら)年、干支は壬寅
天平宝字7年 - 西暦763年。卯(う)年、干支は癸卯
天平宝字8年 - 西暦764年。辰(たつ)年、干支は甲辰
天平宝字9年 - 西暦765年。巳(み)年、干支は乙巳。天平神護元年

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元号 - 特定年間の称号、一世一元の制以前は長く使用されれば安定、短ければ混乱