天禄(てんろく)は、日本の10世紀後半の、平安時代における元号で、970年5月3日から始まり、974年1月16日まで、4年間使われた。期間中の天皇は、円融天皇である。

天禄期、天禄年間、天禄年中などとも言われ、およそ970年-974年の間を指す。

天禄の前の元号は安和であり、次の元号は天延である。

【年】
天禄元年 - 西暦970年。午(うま)年、干支は庚午。安和3年
天禄2年 - 西暦971年。未(ひつじ)年、干支は辛未
天禄3年 - 西暦972年。申(さる)年、干支は壬申
天禄4年 - 西暦973年。酉(とり)年、干支は癸酉
天禄5年 - 西暦974年。戌(いぬ)年、干支は甲戌。天延元年

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