元中(げんちゅう)は、日本の14世紀後半の、南北朝時代における南朝の元号で、1384年5月18日から始まり、1392年11月19日まで、9年間使われた。期間中の天皇は、後亀山天皇である。

元中期、元中年間、元中年中などとも言われ、およそ1384年-1392年の間を指す。

元中の前の南朝の元号は弘和であり、次の元号は北朝と合一して北朝が使用していた明徳となる。

元中は、南朝最後の元号となる。

【年】
元中元年 - 西暦1384年。子(ね)年、干支は甲子。弘和4年
元中2年 - 西暦1385年。丑(うし)年、干支は乙丑
元中3年 - 西暦1386年。寅(とら)年、干支は丙寅
元中4年 - 西暦1387年。卯(う)年、干支は丁卯
元中5年 - 西暦1388年。辰(たつ)年、干支は戊辰
元中6年 - 西暦1389年。巳(み)年、干支は己巳
元中7年 - 西暦1390年。午(うま)年、干支は庚午
元中8年 - 西暦1391年。未(ひつじ)年、干支は辛未
元中9年 - 西暦1392年。申(さる)年、干支は壬申

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