もと雨夜神社の地に鎮座か、近世に現在地遷座、式内・斗布神社とも
十府神社 福井県越前市松森町21-8
[住所]福井県越前市松森町21-8
[電話]-

十府神社(とふじんじゃ/とうふじんじゃ)は、福井県越前市松森町にある神社。日野川西岸、北陸本線の王子保駅の北約2キロ、北陸本線の線路の近く。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「斗布神社(越前国・丹生郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代や由緒は不詳。往古は神山村岡本区岡本山(茶臼山)に鎮座したという。その地には現在、岡太神社と雨夜神社がある。

中世になり、松森西端の堂田という丘に遷座し、近世、金森家の崇敬を得て、当地の郷社として現社号に改称して、現在地に遷座したという。十府大明神などと呼ばれた。

御祭神は彦火火出見尊。明治21年(1888年)、社殿の改築が行われた。明治44年(1911年)4月6日、同町の天満宮(菅原道真)を合祀した。

例祭は10月8日。境内社に金刀比羅宮があり、また別の石祠がある。この石祠は、『福井県神社誌』に庚申宮とあるものと考えられている。

式内社「斗布神社」の論社は他に、市内白崎町に式内同名神社がある。先の岡太神社は当社の旧地であり、その意味では式内社「斗布神社」の旧地の可能性がある。

【ご利益】
家内安全、地域安全、学業・受験合格、病気平癒
十府神社 福井県越前市松森町
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