国引き神話の三瓶山、大国主命が「たね」蒔いた地、叶え杭
佐比賣山神社 島根県大田市三瓶町多根305
[住所]島根県大田市三瓶町多根305
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佐比賣山神社(さひめやまじんじゃ)は、島根県大田市三瓶町多根にある神社。山陰本線の大田市駅の南東約13キロ、県道56号線沿い。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「佐比売山神社(石見国・安濃郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

佐比売山(三瓶山)は『出雲国風土記』の国引き神話で登場し、悠久の歴史と神話で息吹いている。その山名を社名に引き継ぐ。

大国主命が国土経営の時、三瓶山山麓に池を穿ち、稲種を蒔き、田畑を開いて農事を起こし、民に鋤鍬の道を教えた。

その神徳を仰ぎ、浄見原の御宇、つまり、飛鳥時代の第40代天武天皇の頃、創祀したと伝わる。また、創祀は平安時代の寛平3年(891年)という説もある。

現在も三瓶山山麓に鎮座する。鎮座地の多根は、故事の中の「稲種を蒔き」の「たね」に基づく、という。三瓶大明神として崇敬された。

室町時代の文明8年(1476年)、安土桃山時代の元亀4年(1573年)、江戸時代初期の慶長9年(1604年)、それぞれ造営の記録が残る。

御祭神は、大己貴命・少彦名命須勢理姫命金山彦命面足命惶根命天御中主大神伊邪那岐命伊邪那美命を配祀する。例祭は4月25日。

境内社に、祖霊社と八重山神社がある。境内には叶え杭がある。国引き神話にあやかって、国引きの神様(八束水臣津野命)を御祭神とする長浜神社の「願い綱」にちなむ。

それを当社の三つの石柱に結び、願いを叶え、福をつなぎ止めるとされており、願掛けのスポットとして設置されているもの。

鎮守の森は、シイ(椎)、タブ、スギ(杉)、エノキ(榎)の巨木からなっている。他に、哲学の小道がある。

式内社「佐比売山神社」の論社は他に、市内鳥井町鳥井の当社および式内同名神社、三瓶町の池田の高田八幡宮の相殿、志学の八面神社、小屋原の三瓶山神社、上山の本宮神社の境内社がある。

また、石見国には美濃郡に式内社「佐毘売山神社」がある。益田市の式内同名神社に比定されている。

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佐比賣山神社 島根県大田市三瓶町多根
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