まさに川俣、『和名抄』牧田郷の地、子安八王子とも
川俣神社 三重県鈴鹿市和泉町213
[住所]三重県鈴鹿市和泉町213
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川俣神社(かわまたじんじゃ)は、三重県鈴鹿市和泉町にある神社。鈴鹿川が安楽川と椋側に分岐したその間。関西本線の井田川駅の東約1.2キロ。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「川俣神社(伊勢国・鈴鹿郡)」に比定される式内社(小社)の論社。創祀年代は不詳。

鈴鹿川の本流と安楽川とが出合う地であり、今は平和橋の北に鎮座している。本殿は堤防の上。まさに社名に合致した地勢である。

和泉村は国府村に隣接しており、また平田村からも遠くない。『和名類聚抄』に記載されている牧田郷に比定する説がある。

式内社「川俣神社」の論社は多く、他に、亀山市加太板屋と、市内の庄野町西富田町中冨田町平田本町に当社および式内同名神社がある。

江戸時代の地誌類は八王子社と記載されている。子安八王子とも奉称された。旧別当寺は舟井山泉福寺住職で、近世末まで同寺が管理に当たっていた。

明治39年(1907年)12月、神饌幣帛料供進社に指定された。明治41年(1908年)4月、中冨田、西富田の川俣神社を含む井田川村各地に鎮座の諸社を合祀した。

昭和26年(1951年)3月、各村氏子の総意で分祀しており、中冨田、西富田の川俣神社ももとの社地で再興している。

当社の主祭神は大穴牟遅命市杵島比売命久那斗神・八街比古神・八街比売神・道返大神を配祀する。例祭は10月9日。

【ご利益】
厄災除け、安産、子育て、交通安全
川俣神社 三重県鈴鹿市和泉町
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