山神とも八幡宮とも、出雲国飯石神社の御祭神を祀る
石神社 三重県いなべ市北勢町飯倉474
[住所]三重県いなべ市北勢町飯倉474
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石神社(いしじんじゃ)は、三重県いなべ市北勢町飯倉にある神社。三岐鉄道の東藤原駅の北東約3.5キロ。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「石神社(伊勢国・員弁郡)」に比定される式内社(小社)の論社。創祀年代は不詳。

江戸時代後期の文政7年(1824年)『村明細帳』に、「神祠に氏神・山神あり」とある。『員弁雑誌』には、「産土神社地高寺の東に在り八幡宮と云ふ」とある。

『伊勢国式内神躰考』には「員弁郡一〇座の内飯倉村」、『式内名地考』には「石神社御食津姫在于飯倉村」、『勢陽雑記拾遺』には「石神社式内也石部郷飯倉村に在り」。

『員弁郡郷土資料』には、下記の通りある。いずれも式内社の可能性を指摘している。なお、他の論社に、市内の藤原町の当社および式内同名神社春日神社がある。
石神社、飯倉村字貝戸にあり、祭神は伊毘志都幣神にして創立年月不詳なれども、本社祭神は出雲国飯石郷に鎮座の飯石神社の神なり、合祀の一座は豊宇気毘賣神にして員弁郡式内一〇座の一なりとす
現在までに主祭神は誉田別命・伊毘志都幣命。豊受姫命・大山祇神火産霊神を合祀する。例祭は10月第2日曜日で秋祭。

なお、伊勢国には鈴鹿郡にも同名の式内社があり、鈴鹿市山本町御旅の椿大神社に合祀されたもの、亀山市三寺町の当社および式内同名神社が論社である。

【ご利益】
厄災除け、地域安全、家内安全、五穀豊穣
石神社 三重県いなべ市北勢町飯倉
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