大和から移住の星川氏が開拓、交易盛んな地、東に星川城址
星川神社 三重県桑名市星川443
[住所]三重県桑名市星川443
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星川神社(ほしかわじんじゃ)は、三重県桑名市星川にある神社。員弁川北岸、三岐鉄道北勢線の星川駅のすぐ近く。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「星川神社(伊勢国・員弁郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。御厨星川神明神社とも。

第15代応神天皇の御代、創建されたと伝えられている。当地は大和から移住してきた星川氏が開発した地。境内は、員弁川と嘉例川の合流地点の段丘上。

往時は河川を通じた船運が盛んだったと考えられ、港もあった。さらに多度と大矢知辺りを結ぶ南北の流通ルートが交わって、交易が盛んな場所だったという。

当社の東側に中世の城址がある。星川城跡である。城主の春日部若狭守は銘村正の刀を当社に寄進しており、今も神宝として保存されている。

戦国時代の永禄10年(1567年)8月、織田信長の北勢侵攻により、星川城は攻略された。至近の当社も大きな被害に遭ったと思われる。

明治末年(1912年)に付近の御厨神明社などを合祀、昭和8年(1933年)5月12日、郷社に列した。現在の主神は天照大神。星川建彦宿禰命が祀られなくなった経緯は不明。

宇迦之御魂神火産霊神を配祀し、須佐之嗚命大山祇神を合祀している。例祭は10月13日に近い日曜日で例大祭。

【ご利益】
開運招福、五穀豊穣、火防
星川神社 三重県桑名市星川
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