平安初期に山城国の同名神社を勧請、江戸期には諏訪社とも
石井神社 新潟県長岡市上岩井3255
[住所]新潟県長岡市上岩井3255
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石井神社(いわいじんじゃ)は、新潟県長岡市上岩井にある神社。信越本線の北長岡駅の西約9キロ。信濃川を越え、黒川を越える。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「石井神社(越後国・三島郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

平安時代初期の大同元年(806年)、山城国乙訓郡の石井神社の御分霊を勧請したのが始まりとされる。

式内社「石井神社」の論社は他に、市内の西山町石地北条西本町と、出雲崎町石井町に当社および式内同名神社がある。

また、越後国には沼垂郡にも同名の式内社があり、新発田市五十公野の当社および式内同名神社が比定されている。

その後、建御名方命の御分霊が勧請されたと考えられ、江戸時代前期の天和3年(1683年)の検地帳には、「諏訪社」と記載された。

明治6年(1873年)、村社に列し、社号を岩井神社に改称、明治40年(1907年)になり、現社号に改称した。

御祭神は神石井彦命。天照皇大神大山祇命を合祀している。例祭は4月27日。現在では、建御名方命は祀られていない。

神石井彦命は不詳。『北越風土記節解』によれば、石井彦命・石井姫命とある。ただし、山城国乙訓郡の石井神社の御分霊を勧請したものであれば、磐裂大神の可能性がある。

当社の拝殿は入母屋、桟瓦葺、平入、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付き、向拝欄間には龍と波、木鼻には獅子の彫刻が施されている。

【ご利益】
地域安全、開運招福、家内安全
石井神社 新潟県長岡市上岩井
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