平安初期の勧請、大嶋荘鎮守の八幡社、明治に改称、村社に
都野神社 新潟県長岡市芹川町2-767
[住所]新潟県長岡市芹川町2-767
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都野神社(つのじんじゃ)は、新潟県長岡市芹川町にある神社。信濃川西岸、信越本線の北長岡駅の北西約5キロ。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「都野神社(越後国・古志郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

平安時代初期の延暦年間(782年-806年)、勧請され、奉斎されたのが始まりだという。市内には与板町にも同名の神社がある。

また、式内社「都野神社」の論社は他に、市内宮内の高彦根神社と、あまり有力視されないが、三条市月岡の槻田神社がある。

いずれかの時期に八幡神が合祀され、八幡社と呼ばれるようになり、往時の古志郡大嶋荘司源頼興は、大嶋荘の鎮守として崇敬、庇護した。

明治になり、現社号に復し、明治6年(1873年)、村社に列した。明治41年(1908年)、境内の日比神社を合併した。御祭神は八幡大神大山咋命。例祭は5月第3日曜日。

拝殿は入母屋、銅板葺、平入、桁行4間、梁間3間、正面1間向拝付き。本殿は一間社、切妻、銅板葺、妻入、脇障子には鯉の滝登りを題材とした鏝絵が施されている。

石の鳥居は昭和12年(1937年)、狛犬は明治5年(1872年)のもの。平成21年(2009年)、社殿の屋根の改修工事が行われた。

【ご利益】
家内安全、地域安全、厄災除け
都野神社 新潟県長岡市芹川町
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