三重神社大屋大明神、丹後三の宮ともされる式内論社
大屋神社 京都府京丹後市大宮町森本小字当城328-1
[住所]京都府京丹後市大宮町森本小字当城328-1
[電話]-

大屋神社(おおやじんじゃ)は、京都府京丹後市大宮町森本にある神社。京都丹後鉄道宮豊線の京丹後大宮駅の東約4.4キロ。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「三重神社(丹後国・与謝郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。鎌倉時代後期の文永7年(1270年)、小字宮の奥、通称荒神谷に勧請(遷座?)し、江戸時代前期の寛文8年(1668年)、現在地の通称奥の谷に遷座した。

元禄11年(1698年)10月17日の社殿建造の棟札には、「三重神社大屋大明神」とあり、『丹哥府志』には「大屋大明神」とある。三重谷中6ヶ村の氏神として崇敬された。

明治初年(1868年)、大屋大明神を現社号に改称し、明治6年(1873年)2月には村社に列し、明治28年(1895年)8月、本殿の上屋を再建した。

昭和50年(1975年)1月、雪害により大木が倒れ、拝殿が倒壊したので、本殿の上屋と拝殿を再建、昭和51年(1976年)6月、竣工した。

御祭神は木花咲耶姫命素戔嗚命・他二座不詳。社号から五十猛神も連想されるが、各種資料で、五十猛神に言及しているものはない。

一部の地図などでは、丹後国三宮(丹後三の宮)とも表記される。例祭は10月10日で、笹囃子・太刀振りが奉納される。

境内社に、もとは本社に祀られていた御祭神を移した、尾下大明神・荒神大明神・谷村大明神の三社を祀っている。

なお、式内社「三重神社」の論社は他に、市内大宮町三重の式内同名神社がある。

【ご利益】
安産・子育て、厄災除け、無病息災
大屋神社 京都府京丹後市大宮町森本
【関連記事】
京都府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、京都府に鎮座している神社の一覧