奈良中期の創祀、「キムネさん」貴布祢大明神を合祀
兵主神社 兵庫県豊岡市山本100-1
[住所]兵庫県豊岡市山本100-1
[電話]0796-22-4267 - 金刀比羅神社

兵主神社(ひょうずじんじゃ)は、兵庫県豊岡市山本にある神社。円山川東岸、支流の鎌谷川に分岐する近く。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「兵主神社二座(但馬国・城崎郡)」に比定される式内社(小社)。兵主神社の一つ。近代社格では村社。

京都丹後鉄道宮富線のコウノトリの郷駅(但馬三江駅)の北東約1.4キロ。国道178号線の豊岡大橋東交差点を南下する。

伝承によれば、奈良時代中期の天平18年(746年)12月、佐伯直岸麿によって創祀されたという。

『国司文書 但馬神社系譜伝』には、「本郡の兵庫を山本村に遷し、装丁を招集し武事を調練す」とある。佐伯直岸麿を判官とし、火撫直浅茅を主典(さかん)としたという。

江戸時代中期の明和2年(1765年)、社殿が造営された。明治6年(1873年)、村社に列した。御祭神は、速須佐男神

高淤伽美神を合祀している。合祀神は貴布祢大明神で、江戸時代は当社そのものを指して兵主貴布禰神社・貴船神社・貴布祢神社とも呼ばれた。

現在も、当社のことを円山川一円では「キムネさん」と呼ぶという。『延喜式』神名帳の二座については諸説あり、大己貴命武甕槌神などとも。

例祭は10月14日。ただし、兵庫県神社庁によれば、4月10日とある。

境内社に稲荷社がある。その脇に「御本殿之址」と刻まれた石碑が建っている。もともとは当社本殿はここに鎮座していたと考えられている。

社殿の後方に愛宕山があり、愛宕神社がある。また、境内には「貴布弥の道」という小道があるが、あまり整備されていないようだ。

なお、但馬国城崎郡には式内社「兵主神社」が別にある。当社の北3.7キロほど、玄武洞近くの赤石にある当社と同名の神社に比定されている。

【ご利益】
厄災除け、五穀豊穣、武運長久・勝運
兵主神社 兵庫県豊岡市山本
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