崇神朝に豊城入彦命の命で勧請、大鳥居と数百の奉納鳥居、初詣
[住所]群馬県伊勢崎市小泉町231
[電話]0270-62-7171

小泉稲荷神社(こいずみいなりじんじゃ)は、群馬県伊勢崎市小泉町にある神社。両毛線の国定駅の南東。北関東自動車道を越える。参拝すれば、御朱印を頂ける。

第10代崇神天皇の御宇、豊城入彦命が東夷征討の際、案内の武臣が勅命によって山城国伏見稲荷大明神の御分霊を奉祀したのが起源だという。

平安時代には、耶無陀羅寺という阿弥陀寺の境内社になっていたという。安土桃山時代の慶長5年(1600年)、当地の領主である久永源兵衛に篤く崇敬された。

久永源兵衛は旗本の久永源兵衛重勝のことか。ともかく、領主が敬神の範を示したため、領民に氏神として崇敬されたという。

特に江戸時代末期の祭礼日には、近郷近在の参詣人で非常に賑わったといわれている。

明治、大正時代を経て、昭和初期に社殿を改築した。一時期、大東神社に合祀された。現在の手水舎は江戸期のもので、合祀・復社のたびに移設したという。

昭和36年(1961年)4月、社殿運営の奉賛会を組織し、崇敬者の多数の協賛により現在の社殿を造営した。

社前には200基以上ともされる奉納された赤い鳥居が、3列にそれぞれ100メートル並べられ、独特の景観を示していることでも知られる。

昭和56年(1981)4月、当社の西側に高さ22.17メートルの大鳥居が竣工した。県内で一番大きく、全国的にも有数の高さを誇る(神社の鳥居、高さランキング)。

朱色の大鳥居の前はコスモスが植えられている。いわゆる「小泉のコスモス」で、見頃は10月中旬から下旬にかけて。

御祭神は、倉稲魂命大己貴命。商売繁盛と五穀豊穣の神として崇敬されている。特に初詣は賑わい、県内外からの参拝者数は約12万人ともされている。

社殿の裏側に石祠があり、元小泉稲荷神社と呼ばれる。当社の奥宮的な位置付けになっている。現在は、大東神社とともに国定赤城神社の兼務社だという。

【ご利益】
商売繁盛、五穀豊穣
小泉稲荷神社 群馬県伊勢崎市小泉町
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小泉稲荷神社 群馬県伊勢崎市小泉町の御朱印