もとは邸内社、応仁の乱以降今里の氏神、江戸中期本殿、区民が管理
[住所]京都府長岡京市今里4-214
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赤根天神社(あかねてんじんじゃ)は、京都府長岡京市今里にある神社。赤根神社とも。1月に行われる近隣21社からなる乙訓鎮座神社巡りの一社で、御朱印向日神社で受け付けている。

阪急京都線の西向日駅の西、善峰川(小畑川)を渡り、県道209号線と県道67号線の交差点の更ノ町交差点の近くに鎮座する。

光明寺前の道をまっすぐ東へ行くと裏手に出る。東隣にある天神池を右手に見て回り込めば、表参道に出る。

創建年代は不詳。御祭神は伊弉諾尊伊弉冉尊。もとは井ノ内の旧石田家が奉祀した社で、この地にあった石田家屋敷の邸内社だった。

社名が「天神社」で、池の名も当社にちなむことから、古くは天神、つまり火雷神(ほのいかづちのかみ)を祀っていたという説もあるという。

その屋敷が、応仁元年(1467年)から文明9年(1477年)まで行われた応仁の乱で焼失、その後、この地域の鎮守となった。

本殿は江戸時代中期の正徳3年(1713年)の造営。一間社流造で全体に堅実な造りとなっている。市の文化財に指定されている。

以前は神輿が一基あって、向日神社の御旅所でもあった。現在は今里区民が1年交代で毎月1日と15日に本殿や参道を掃き清め、御神酒をお供えし、管理されている。

年間行事として、元旦祭をはじめ、お節会祭・向日神社還幸祭・お千度参りなどがある。また、五穀豊穣を祈願する祭も盛大に行われている。

鳥居横にはおおきなシイの木がそびえている。市の保存樹木に指定されている。

【ご利益】
地域安全、家内安全、夫婦和合
赤根天神社 京都府長岡京市今里
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