寂光院のすぐそば、戦国期の記録、厳格な古式の宮座、当番
神明神社 京都府京都市左京区大原草生町NO1
[住所]京都府京都市左京区大原草生町
[電話]-

神明神社(しんめいじんじゃ)は、京都府京都市左京区大原草生町にある神社。御朱印の有無は不明。

国道367号線が県道40号線にぶつかるあたり、県道40号線から県道108号線に入り進む。寂光院の奥。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 山城国 愛宕郡「大柴神社」に比定される式内社(小社)の論社。

創祀年代は不詳。由緒も不詳。内宮と外宮からなり、二つの本殿がある。内宮では天照皇大神を、外宮では豊受大神を祀る。

『山城國式社考』が式内比定している。『愛宕郡誌』に、戦国時代の文明18年(1486年)のこととして、下記のような記載がある。
由緒詳ならされども旧社なり、本社二宇相供い境内老杉多し、文明十八年六月十六日送別の宴を此に開らき歌詠み法楽しける事廻国雑記に見えたり
寂光院のすぐそばにあるため、何らかの関連があると思われるが、寂光院は寺伝によれば、聖徳太子による創建。

鎌倉時代初期の文治元年(1185年)、建礼門院が傍らに庵をむすび、壇ノ浦で滅亡した平家一門とわが子安徳天皇の菩提を弔ったと伝わる。

当社の例祭は5月5日。氏子区域は大原草生町。当社には宮座があり、当番は毎月1日には神酒を供える。

当番は昔、神主と称した。月ぎめであり、引継ぎの儀式は夜暗い中で厳粛に行われ、箱の授受を行うという。

外宮の右手に境内社があり、八満宮(八幡宮)だという。境内左手、上へ続く階段を上ると、石室のようなものがあり、何かが祀られている。

なお、式内社「大柴神社」の論社は他に、北区小野下ノ町の岩戸落葉神社、上京区大黒町の岩上神社がある。

【ご利益】
地域安全、家内安全、開運招福
神明神社 京都府京都市左京区大原草生町NO2
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