瀬戸内海に突き出した丘、もとは高島神社、高島宮候補地
産土荒神社 岡山県倉敷市児島塩生字高島
[住所]岡山県倉敷市児島塩生字高島
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産土荒神社(うぶすなこうじんじゃ)は、岡山県倉敷市児島塩生字高島にある神社。児島半島および児島地域の西端部にあたる南北に長い地区の一つ、児島塩生。御朱印の有無は不明。

サノヤス造船株式会社水島製造所の北側で、瀬戸内海に突き出した丘のように見えるのが高島。

周囲を埋め立てられる以前は、文字通り島で、『古事記』『日本書紀』にある初代神武天皇の東遷中、滞在した吉備の高島宮の候補地の一つ。

高島には古墳が2カ所、その対岸だった塩生地区にも3カ所あり、古くから開けていた土地であることは間違いない。

当社はその高島集落の氏神で、産土。創祀年代は不詳。もとは高島神社とも呼ばれていたという。産土の荒神社のため、現社号が定着したようだ。

緩やかな石段を登って丘の上へ行くと、幕末の慶応元年(1865年)建立の石鳥居がある。それをくぐれば、注連縄柱と石灯籠、社殿が建っている。

御祭神は不詳だが、おそらくは神武天皇を祀る。

【ご利益】
事業成功、産業振興、身体壮健
産土荒神社 岡山県倉敷市児島塩生
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